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科学は愛ですコミュの光の減速・静止に成功、英サリー大研究、光データ記憶技術強化に期待

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http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2312060/2354281

 英国サリー大学(University of Surrey)の研究チームは14日、光を徐々に減
速させ、ついには静止させることに成功したと発表した。将来の超高速コンピュー
ター開発に向けた大きな前進になるとしている。

 この研究はサリー大学のOrtwin Hess教授と大学院生のKosmas Tsakmakidisさ
んが実施し、英科学雑誌ネイチャー(Nature)に論文が掲載された。「trapped
rainbow(閉じこめられた虹)」と名付けた技術を使い、電子に代わって光に情
報を記録することで、光データ記憶技術の強化につながるという。

 光を制御できれば、光データのパケットが一点に集中する状態の解消にもつな
がる。一部のパケットを減速させてほかのパケットを通過させれば、渋滞を解消
するような形でデータが流れやすくする。

 研究では、メタマテリアルという複合素材の特性である「負の屈折率」を活用
した。光は通常の物体に遮られた場合、即座に跳ね返るわけではなく遮断物をよ
けるようにして前に進む。一方メタマテリアルが使用された場合、光は物体に添っ
て逆行する。

 ヘス氏は、負の屈折率を持つメタマテリアルの層で「サンドイッチ」状に囲ん
だガラスのプリズムを作成。プリズムは先端がとがった形をしており、白い光の
パケットを、このプリズムの広い方から入れて通過させると、とがった先端部分
に向かって進みながら減速し、やがて静止して動かなくなる。

 「Trapped rainbow」の名称は、白い光の周波数が赤・燈・黄・緑・青・藍・
紫の7色で構成されていることに由来する。研究ではこの構成を利用して各周波
数を1つづつ別々の地点で停止させ、最終的に光そのものを停止させた。

 同大学が発表したプレスリリースは、この技術によってデータ処理技術を大幅
に向上させる道が開けたと解説。「これまで光を減速させるためには超低温など
の環境が必要で、コストも非常に高かった。今回の技術により、コンピューター
のような機器のメモリー保存に電子ではなく光を使うことが可能になり、容量の
1000%増大も実現可能になる」と述べている。

(2007年11月15日 AFP)

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