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jacques ジャック マイヨールコミュの56     そういえば怖いといえばこんな怖さも

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何度かカリブ海のタークス&ケイコス諸島に行ったが、アクセスが非常に悪いと言うことは以前書いた。そのせいもあると思うのだが、ジャックが家を建設していたサウスケイコスというところは本当に何もない!反面、自然のままの海がそこにはある。
人が住んでいるところでさえ、日本では考えられないほどの美しい海があるのだが、ジャックの冒険心は留まるところを知らない。そこから更に時速40キロ以上のスピードで3時間以上モーターボートを走らせ、無人島に行こうというのである。
何が怖いかといって、日本だったらゴミ捨て場にころがっているようなペラペラボコボコの、浸水しないのが不思議なくらいボロボロの手作りらしき船体に、これまたいつ壊れてもおかしくないエンジンが一基!「エッ!これで行くの?」と、思わず絶句したくなるようなボートに、3っ日分のキャンプ用の備品を積み込み、人間は7名、わずか17フィートほどの小さなボートにこの仕度である。これだけで充分怖いことなのだが、更に2つの要因が加わった。
「干潮時になると水深50センチ以下になるところが幾つも出来るので、すぐに出かけよう」というのである。おまけに行く先は、1メートル以上ある緑色のイグアナがたくさん棲んでいる無人島だというのである。
予備のガソリンは呼びタンクに10っポンも積み、積んだはいいが、果たしてこれで足りるのかどうかも解らず、補助エンジンなし、エンジンに詳しそうとは思えない漁師がひとりニコニコしながら「オーケーオーケー」を繰り返しているのが、唯一のショックアブソーバー???のまま、我々は、心の準備も出来ないまま出発した。
外洋は走らず、「リーフの中は、例え風が吹いても荒れないから」と言う理由から、水深2メートルもない浅い海を全速力で目的地に向かう。
時間の経過と共に、見る見る水深が浅くなってくるのが解る。まるで砂地の上をボートで走っているような錯覚に陥って目を開けていられない。何故なら、時々急ブレーキが掛ったような状態になるのだ!航跡を見てみると砂を巻き上げた時に起こる、引き波が白濁した痕が見て取れる。「まだ半分も走ってないのに、無事目的地に辿り着けるのだろうか?」
周囲の景色を堪能しているゆとりなど、もはや僕の気持ちからは消えうせていた。

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