第１回題詠｢出会い｣と自由詠
【一席】・・・７番（２２点）・・・〔あや〕
胸に溜まった
わだかまり
夜更けに
そっと
湯船に溶かす （湯船＝ゆ）
【二席】・・・４番（１８点）・・・〔かおる〕
やさしすぎる人は
時々
とんでもなく
寂しくさせるものだ
君 席をゆずらないで
【三席】・・・６番（１５点）・・・〔はるか〕
「ばいばい」は
笑って言えただろうか
幸せになるための
別れ
そのための出会いだった
【三席】・・・16番（１５点）・・・〔あや〕
先の見えない
ミステリー列車の旅
人生
君との出会いで
俄然面白くなった
【四席】・・・18番（１３点）・・・〔ともひめ〕
捨てきれず
引き出しの
片すみに一枚
出会ったころの
二人の写真
【五席】・・・13番（１１点）・・・〔風見子〕
かき切ったところで
何も出やしない
分厚いゴムで
できてるか
私の心よ
【次点】・・・11番（１０点）・・・〔渓舟〕
たった一つの出逢いを
大事にすれば
無数の出逢いに出会える
きっと
幸せにも出会える
【次点】・・・23番（１０点）・・・〔風見子〕
幾億もの時を
生まれ
死んで
流れ続け
今 私に辿り着いた
第２回題詠｢桃色・桜色・ピンク｣
「一席」⇒ ３０点
１２
枝から
離れゆく瞬間さえ
美しいさくらよ
そんな人生を
送りたいと願う しおん（神奈川）
「二席」⇒ ２７点
１０
桜色の袴で
きりり
矢を番（つが）う
この恋
成就せよ！ アッキー（大阪）
「三席」⇒ ２６点
２
車椅子の祖母は
桜色に彩られた爪を
春の光にさらしながら
もう
幾度も見ている ま のすけ（東京）
「四席」⇒ ２５点
２０
あなたを
浴びているような
桜吹雪だ
瞳を閉じて
全身で受けとめる サマンサ（大阪）
「五席」⇒ ２４点
５
電車の中で
つないでくれた手
眠ったふりしてたけど私
頭からつま先まで
桃色だったのよ のん（広島）
「次点」⇒ １５点
７
冬のため息が
弥生に雪を降らす
冷たい雪の華が
あなたを想う心で
桜色の雪になる 渓舟（宮城）
第３回題詠｢雨｣
「一席」
17 ⇒ ２８点
こころに
きれいな虹
架けてくれたね
雨を降らせたのも
君だったけど サマンサ（大阪）
「二席」・・・三名同点です。
３ ⇒ ２０点
激しく地を敲く
夕立
不思議に
静まっていく
心 あや（北海道）
11 ⇒ ２０点
豪雨の中
ずぶぬれで
立ち尽くせ
心の中の暗いもの
消えてなくなるまで はるか（埼玉）
13 ⇒ ２０点
あのかなしみを
思うとき
涙の混じった
雨の味が
喉の奥に甦る 夕泉（宮城）
「三席」
12 ⇒ １９点
太陽をおんぶした
雨の後の
青空の
大きな
背中 風見子（福島）
「四席」・・・三名同点です。
１ ⇒ １８点
胎内の記憶
呼び戻されたよう
雨音に
抱かれて
眠る 杏（大阪）
10 ⇒ １８点
空を見上げて鼻をつまむ
泣かないおまじないは
映画のまね
ビルの街に
やさしい雨が降る のん（広島）
16 ⇒ １８点
どしゃぶりでも
小さな傘に
肩を寄せ合う
わたしの雨の
止む場所 眠り猫（岩手）
「五席」
14 ⇒ １５点
頬を濡らす
冷たい雨は
遠くから
運ばれてきた
あなたの涙 渓舟（宮城）
第４回題詠｢七夕(織姫・彦星・短冊・天の川…)｣
「最優秀歌(一席)」
８⇒３５点
年に一度の
逢瀬なら
ふたりきり
雲のカーテン
そっとひく 眠り猫
「優秀歌」
１９⇒２３点
境内の隅に
残されたまま
短冊は色褪せる
いくつの願い
かなったろうか まのすけ
１１⇒１８点
星になった
あなたを追って
天の川を渡る夢の中
ずっと一緒に
いられるように 渓舟
１６⇒１８点
正しさと
真実
欲しがりすぎて
君も星もみえない
七夕 かちた
７⇒１７点
必ず逢える約束が
来年も叶いますようにと
空を見上げる
私は
ひとり ともひめ
９⇒１６点
近くて
遠い
ふたりを結ぶ
一つの線
無数の星 虹舟(halu)
「佳作」
１⇒１５点
瞳と瞳が
貫いた
ふたり待ちわびた
夕立あと
天の川岸 一鶴
１０⇒１５点
２人で書いた短冊
いつまでも仲良くいられますようにと願った
ドキドキしながら隣を見ると
「なくしたサイフ見つかりますように」と
切実な思いを書くあなたに爆笑 じゅんぴー
１７⇒１５点
「皆が幸せに過ごせますように」
短冊ゆらゆら
願いは叶えられているのに
気がつかない
幸せな証拠 杏
１８⇒１５点
澄んだ夜空
瞬く星座
似ている
豊かな夢見る
あなたの瞳に のん
第５回題詠「命・生きる」
※【最優秀歌】
14⇒２９点(あや・北海道)
泣いているかと思うだけで
はち切れそうに痛んだ
乳房
君が生まれてきた
あの頃
※【優秀歌】
11⇒２７点(華清美・宮城)
おまえさん
ここまで来たら
この冬も
頑張ってみるかい
人肌を恋しがる老猫
８⇒２１点(桃子・宮城)
遊歩道に
静止している
トンボよ
冷たい風に
命 はてるのか
16⇒２１点(風見子・福島)
てのひらに乗った
インコの
温み
小さい
おひさまのよう
18⇒２１点(杏・大阪)
粛々と
前進する
蟻の行列
生きるとは
そういうことか
１⇒２０点(夢舟・石川)
母の想いは
僅かな光に託され
一秒でも長く
共に刻む
故郷での時間
19⇒２０点(まのすけ・東京)
いっぱいに
太陽を吸い込んだ
枯れ葉の匂い
落ちてのち
命の床となり
17⇒１９点(のん・広島)
暗闇の中で拾った
ほんの小さな火
両手に包んで
命の傷口に
そっと灯そう
22⇒１８点(かちた・東京)
胸に
ざわめきと
空と
大地があって
この いのちなのだと思う
【一席】・・・７番（２２点）・・・〔あや〕
胸に溜まった
わだかまり
夜更けに
そっと
湯船に溶かす （湯船＝ゆ）
【二席】・・・４番（１８点）・・・〔かおる〕
やさしすぎる人は
時々
とんでもなく
寂しくさせるものだ
君 席をゆずらないで
【三席】・・・６番（１５点）・・・〔はるか〕
「ばいばい」は
笑って言えただろうか
幸せになるための
別れ
そのための出会いだった
【三席】・・・16番（１５点）・・・〔あや〕
先の見えない
ミステリー列車の旅
人生
君との出会いで
俄然面白くなった
【四席】・・・18番（１３点）・・・〔ともひめ〕
捨てきれず
引き出しの
片すみに一枚
出会ったころの
二人の写真
【五席】・・・13番（１１点）・・・〔風見子〕
かき切ったところで
何も出やしない
分厚いゴムで
できてるか
私の心よ
【次点】・・・11番（１０点）・・・〔渓舟〕
たった一つの出逢いを
大事にすれば
無数の出逢いに出会える
きっと
幸せにも出会える
【次点】・・・23番（１０点）・・・〔風見子〕
幾億もの時を
生まれ
死んで
流れ続け
今 私に辿り着いた
第２回題詠｢桃色・桜色・ピンク｣
「一席」⇒ ３０点
１２
枝から
離れゆく瞬間さえ
美しいさくらよ
そんな人生を
送りたいと願う しおん（神奈川）
「二席」⇒ ２７点
１０
桜色の袴で
きりり
矢を番（つが）う
この恋
成就せよ！ アッキー（大阪）
「三席」⇒ ２６点
２
車椅子の祖母は
桜色に彩られた爪を
春の光にさらしながら
もう
幾度も見ている ま のすけ（東京）
「四席」⇒ ２５点
２０
あなたを
浴びているような
桜吹雪だ
瞳を閉じて
全身で受けとめる サマンサ（大阪）
「五席」⇒ ２４点
５
電車の中で
つないでくれた手
眠ったふりしてたけど私
頭からつま先まで
桃色だったのよ のん（広島）
「次点」⇒ １５点
７
冬のため息が
弥生に雪を降らす
冷たい雪の華が
あなたを想う心で
桜色の雪になる 渓舟（宮城）
第３回題詠｢雨｣
「一席」
17 ⇒ ２８点
こころに
きれいな虹
架けてくれたね
雨を降らせたのも
君だったけど サマンサ（大阪）
「二席」・・・三名同点です。
３ ⇒ ２０点
激しく地を敲く
夕立
不思議に
静まっていく
心 あや（北海道）
11 ⇒ ２０点
豪雨の中
ずぶぬれで
立ち尽くせ
心の中の暗いもの
消えてなくなるまで はるか（埼玉）
13 ⇒ ２０点
あのかなしみを
思うとき
涙の混じった
雨の味が
喉の奥に甦る 夕泉（宮城）
「三席」
12 ⇒ １９点
太陽をおんぶした
雨の後の
青空の
大きな
背中 風見子（福島）
「四席」・・・三名同点です。
１ ⇒ １８点
胎内の記憶
呼び戻されたよう
雨音に
抱かれて
眠る 杏（大阪）
10 ⇒ １８点
空を見上げて鼻をつまむ
泣かないおまじないは
映画のまね
ビルの街に
やさしい雨が降る のん（広島）
16 ⇒ １８点
どしゃぶりでも
小さな傘に
肩を寄せ合う
わたしの雨の
止む場所 眠り猫（岩手）
「五席」
14 ⇒ １５点
頬を濡らす
冷たい雨は
遠くから
運ばれてきた
あなたの涙 渓舟（宮城）
第４回題詠｢七夕(織姫・彦星・短冊・天の川…)｣
「最優秀歌(一席)」
８⇒３５点
年に一度の
逢瀬なら
ふたりきり
雲のカーテン
そっとひく 眠り猫
「優秀歌」
１９⇒２３点
境内の隅に
残されたまま
短冊は色褪せる
いくつの願い
かなったろうか まのすけ
１１⇒１８点
星になった
あなたを追って
天の川を渡る夢の中
ずっと一緒に
いられるように 渓舟
１６⇒１８点
正しさと
真実
欲しがりすぎて
君も星もみえない
七夕 かちた
７⇒１７点
必ず逢える約束が
来年も叶いますようにと
空を見上げる
私は
ひとり ともひめ
９⇒１６点
近くて
遠い
ふたりを結ぶ
一つの線
無数の星 虹舟(halu)
「佳作」
１⇒１５点
瞳と瞳が
貫いた
ふたり待ちわびた
夕立あと
天の川岸 一鶴
１０⇒１５点
２人で書いた短冊
いつまでも仲良くいられますようにと願った
ドキドキしながら隣を見ると
「なくしたサイフ見つかりますように」と
切実な思いを書くあなたに爆笑 じゅんぴー
１７⇒１５点
「皆が幸せに過ごせますように」
短冊ゆらゆら
願いは叶えられているのに
気がつかない
幸せな証拠 杏
１８⇒１５点
澄んだ夜空
瞬く星座
似ている
豊かな夢見る
あなたの瞳に のん
第５回題詠「命・生きる」
※【最優秀歌】
14⇒２９点(あや・北海道)
泣いているかと思うだけで
はち切れそうに痛んだ
乳房
君が生まれてきた
あの頃
※【優秀歌】
11⇒２７点(華清美・宮城)
おまえさん
ここまで来たら
この冬も
頑張ってみるかい
人肌を恋しがる老猫
８⇒２１点(桃子・宮城)
遊歩道に
静止している
トンボよ
冷たい風に
命 はてるのか
16⇒２１点(風見子・福島)
てのひらに乗った
インコの
温み
小さい
おひさまのよう
18⇒２１点(杏・大阪)
粛々と
前進する
蟻の行列
生きるとは
そういうことか
１⇒２０点(夢舟・石川)
母の想いは
僅かな光に託され
一秒でも長く
共に刻む
故郷での時間
19⇒２０点(まのすけ・東京)
いっぱいに
太陽を吸い込んだ
枯れ葉の匂い
落ちてのち
命の床となり
17⇒１９点(のん・広島)
暗闇の中で拾った
ほんの小さな火
両手に包んで
命の傷口に
そっと灯そう
22⇒１８点(かちた・東京)
胸に
ざわめきと
空と
大地があって
この いのちなのだと思う
|
|
|
|
|
|
|
|
みちのくメール歌会 更新情報
-
最新のアンケート
-
まだ何もありません
-
