みちのくメール歌会コミュの第５回みちのく睦の信愛メール歌会ラインナップ

第５回みちのく睦の親愛メール歌会ラインナップ

【「題詠」・・・「命・生きる」平成１９年１１月吉日】

☆　選歌は１１首、持ち点１６点

☆　選んだ１１首に持ち点１６点をいいと思う順番に振り分けていってください。１首の最高点は３点までとします。
（例えば３点⇒２首、２点⇒２首、１点⇒６首・・・のように）
くれぐれも自分の歌には点数を入れないで下さい。
☆　何番が何点というふうに連絡ください。

☆選歌・採点締切は１１月２７日です。

１　
母の想いは
僅かな光に託され
一秒でも長く
共に刻む
故郷での時間

２　
健やかに
小さな命
育ってる
親の願い
夢膨らます

３
来た波に
下手でも良いから
波乗りしよう
私なりに
あなたなりに

４
もの言わぬ
池の鯉に
教えられた命の重さ
強さとはかなさ・・・
忘れられない今年の夏

５
同じ場所に
ふたりの足跡は
つかないけど
同じ道を
ふたりで歩いていく

６
命を粗末にする人がいる
命を護らない国がある
捨猫に乳を与える母犬がいる
人間は動物？
犬猫より愛がないのだろうか？

７
７年前の友の事故
どうか生きてほしい
みんなの祈りが届き
今も刻まれる
鼓動

８
遊歩道に
静止している
トンボよ
冷たい風に
命　はてるのか

９
息を吸って　吐く
この子には今それだけの力しかない
「己の呼吸と鼓動に耳を傾け続けること」
それだけを望むことにした
まずは生物であることだ

10
生き生かされる輪廻
葉は落ち土となり
空水光に生かされ
また生きる
生き生かされる私自然の中

11
おまえさん
ここまで来たら
この冬も
頑張ってみるかい
人肌を恋しがる老猫

12
一対一で
会いたい
友がある
命あるうちに
何度でも

13
花芽を見届け
離れた
桜葉に
枝の
一揺れ

14
泣いているかと思うだけで
はち切れそうに痛んだ
乳房
君が生まれてきた
あの頃

15
大切な命
かけがえのない命
絶対に粗末にしない
私の生命は
母からの贈り物だから

16
てのひらに乗った
インコの
温み
小さい
おひさまのよう

17
暗闇の中で拾った
ほんの小さな火
両手に包んで
命の傷口に
そっと灯そう

18
粛々と
前進する
蟻の行列
生きるとは
そういうことか

19
いっぱいに
太陽を吸い込んだ
枯れ葉の匂い
落ちてのち
命の床となり

20
なに一つ
同じものなどない
この星の命
限りある時を
私らしく生きよう

21
もみじ山
寒気に触れて
色凍てり
夕陽あたりて
生もどりたり

22
胸に
ざわめきと
空と
大地があって
この　いのちなのだと思う