ｻﾞ･ﾄﾞﾗﾏｱｶﾃﾞﾐｰコミュの最近のドラマ総評

　語るに値しないドラマばかりでとんとごぶさたしていたけれど。。。
　ここらでちょっと総評してみようかと。

　ちょうどきのうの月９を見たばかり。
　あのドラマ「イノセント・ラブ」。
　つくりて側の意気込みは伝わってくるけどねぇ。。。
　ストーリーもおもしろいっていやおもしろいんだけど。。。
　見ればみるほどあの「ゆずの片割れ」の演技のまずさに白けていっちゃう。
　本当にヘタクソ。
　正直、彼がドラマをぶち壊している。
　もしもっとましな俳優があの役をやってれば、ドラマは引き締まったと思うけどな。
「ラスト・フレンズ」は最後がコケちゃったけど、若手俳優たちは善戦健闘してた。演技力もあったし、ドラマに引き込ませてくれた。
　やっぱ演技力がないと緊張感みたいなものが欠けちゃうんだよね。
　あのゆずの人、自分で見て恥ずかしくならないんだろうか。
　それとも周りが「いいねー」とか言ってあげてるんだろうか。。。
　ゆずファンの人には申し訳ないけど、あのキャスティングはプロデューサーの大誤算だったと思うね。

　それと個人的には堀北真希は割に好きなんだけど、あのドラマの場合は、どう見ても堀北が不幸そうに見えない。着てるもんもかわいいし、苦労が表情とかに出てないんだよね。フツーのお嬢さんにしか見えない。しかもあの部屋のセットのわざとらしさ。ムリに貧乏そうに見せてるだけだもんね。
「篤姫」の和宮の役はけっこうよかったんだけどね。……ま、あれはセリフも動きも少ないから耐えられたのかもしれないけど。

　内田有紀もね〜〜。なんで今さら内田有紀なのか。年齢にもムリがある気がしてならないんだけど、設定もムリがあるでしょ。ずっと寝たきりで急には歩けないでしょ、本来は。

　全体的にまとまりがない印象も受けるかな。
　入れ込みたい要素が多すぎて、話がとびすぎだし。レギュラーである登場人物がその週に一度も出てこなかったり。

　比べてもしょうがないけど、どうしても「眠れる森」を思い出してしまう。
あのときは本上まなみにイライラさせられたりしたけど、中山美穂もまぁ決してうまいとはいえないけど、木村拓哉やユースケ・サンタマリアも含めてまとまりがあった。陣内孝則のサンタクロースも不気味だったしね。

　そういえば最近、「29歳のクリスマス」を再放送している。
　好きなドラマだった。
　今見ると、ファッションとかが大違いで苦笑しちゃうけど、みんなうまい。
山口智子と松下由樹のかけあいとか柳葉敏郎のこなれた演技とか……なんか演技のために演技してるって感じを与えないんだよね。だから見ごたえがあるし、印象に残る。

　そう考えると、最近のドラマでは「風のガーデン」だけがそんなドラマだ。
脚本もストーリーも地味だけど、見出すとどんどん引き込まれていく。
　中井貴一は本物の医者みたいだし、緒方拳は本当に味わい深い。神木くんも好演している。主人公も脇もみな実力派、そういうことでどれほどドラマがいい作品に仕上がるか、つくづく思ってしまう。

　同じ医者……といえば「チーム・バチスタの栄光」。やってる人たちの肩に力が入りすぎて見ていて疲れてしまう。「オレは医者だ！」ってあそこまで気取る必要ないと思う。
「オレは医者だ！」と力が入っても「白い巨塔」の唐沢寿明や「救急」の江口洋介は、それをしっかり役になじませていた。だからこちらも引き込まれたし、「あのねー疲れんだけど」とは思わされなかった。

　どうもうわっすべりで浅いドラマばかり、という気がする。
「ブラッディ・マンデー」の主役であるあの若い俳優が、番宣で「このドラマは日本版「２４」といえます」といった瞬間、イラっとしたので、見るのをやめた。また何をテーマにしたいのかわからない「ルーム〜」に比べたら、深夜枠ではまだ「サラリーマン金太郎」がおもしろい。永井大が「ここが自分のチャンス！」と気合が入りすぎていて、それがいいふうに作用している。
「ニッポンのＯＬ」は全く興味がもてないし、（「斉藤さん」の方がよかった）、セレブ〜も同様。日曜劇場にいたっては一度もみていないので、なんともいえないけれど。

　それと余談だが、
「イノセント・ラブ」のあとそのまま「スマスマ」をみていたのだが、……ちょっと木村拓哉がヤバい。あれはマズイでしょ、いくらなんでも。あの色、あのシワ、あのたるみ。アップに映ると「うっ」という感じ。
　この間、「ＨＥＲＯ」の映画版を見たときもちょっと終わってる感を感じたが、ますますそうなってきたかも。
　ＨＥＲＯもねー６年も待たずに３年ぐらいで映画化すればよかったのに。