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グローバルに見守りたい!コミュのごみ収集を有料にするというのは

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昨日、一昨日と富山、新潟へ視察にいってきました。

富山市では中心市街地活性化について、新潟市ではごみ減量政策について視察し、新潟にある、世界最高レベルの熱効率を誇る東北電力の火力発電所も見学させてもらいました。今日はその中で、新潟市のごみ減量政策をご紹介します。
 
ごみ処理を考えるにあたっては、考慮しなければならない問題点がいくつかあります。「環境負荷低減(つまり、石油などの資源を節約しつつ、CO2の発生を抑制する)」、「ごみ減量」、「自治体の財政負担の軽減」、「市民負担の軽減」、「市民の理解と協力」。ざっとこんなところでしょうか。
 
でもこれらを全部同時に達成することはかなり困難です。あちらを立てればこちらが立たず・・。でもだからといって、このうちのどれかひとつを重視して他を軽視することも当然できません。あくまでもバランスが大事なのです。

新潟市では、平成の大合併に伴い、複数の自治体が行っていたごみ処理政策を統一しなければというところからごみ減量化に取り組みました。かれこれ3年間近くかかって話し合いと準備を行い、昨年6月より新しいごみ処理制度に移行したところ、なんと、ごみの量が以前より3割も減ったとのことなのです。

ごみ減量に成功した一番の理由は、資源にならないごみの収集を有料にしたことです。つまり、先ほどの例でいうと、「市民負担」を課すことによって、「ごみ減量」達成したということでしょうか。一リットル一円ということで、指定ごみ袋を有料にしました。例えば45リットルの指定袋であれば一枚45円です。

ちなみに豊中市も有料の指定ごみ袋制ですが、これはせいぜいキッチン消耗品
程度の価格ですから、ごみ収集が有料であるという感じではありません。
 
ただ新潟市の素晴らしいところは、市民に負担を課すからには、なんとしてでも市民の理解を得ようと、市民に対する周知徹底、説明をとことん行いました。
一年間で説明会開催が2000回!説明会参加者が10万人(30万世帯のうち)!他にもテレビや新聞を使ってPRに努めたとのことです。担当部局の地道な努力が実って、3割のごみ減量を達成し、さらには、市民負担を大きくしたにもかかわらず、分別収集も徹底され、また、市民から新ごみ処理政策に対し、高い評価を得ているとのことです。

ただ、例えば新潟市のやり方を豊中市で真似できるかというと、かなり前途
多難だと思います。やっぱりごみ収集を有料にするというのは、ものすごく抵抗の大きいことでしょう。色々考えさせていただき、とても有意義な視察だったと締めくくっておくことにします。

by 女性政治家Kさんのメルマガより
http://www.tcct.zaq.ne.jp/kuriharatakako/  


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