室内楽と心理学コミュの音楽活動とエンカウンター・グループ

時々は研究テーマを思い出すようにしたいと思います。
少しずつ、見えつつあるという感じではありますが、まだまだ感覚的です。
基礎に戻って理論を整理していかなければなりません。

音楽活動は心身機能トータルに活用する活動として特徴的です。
ある程度まとまった演奏については特別なスキルが求められてしまいますが、エンカウンターグループとしての機能は初歩から上級まで限定されません。

適確にコーディネート、ファシリテートされた活動においては、心理的(知的・情緒的)・身体的・社会的・実存的な諸側面が、演奏活動を媒介とした交流によって活性化され、心身機能のバランスが最適な状態に向かいます。その結果、ブロックされていた機能が開放されて機能間の総合作用が取りもどされて人間性の成長・発達が促されるというモデルをイメージしております。

エンカウンター・グループとしての機能として注目しているのは、対人的交流による刺激が固定化してしまった心身機能のバランスの脱構築を促すとともに新たなバランスの再構築に役立つということです。

もう少しフィールドワーク的な研究を続けてまいりますが、小さなチームで共同研究できたら楽しいかと思います。興味のある方はぜひお声掛けください。