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映画!発見せりコミュの第2回 「雨月物語」 溝口健二 1953年 

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溝口健二曰く「【小沢栄】 演じる籐兵衛は改心しないままどんどん出世していく話だったが、会社の変な商業主義の為、筋が変えられた。」 という事を語っている。 
だからといってこの作品が駄作だと思わない。 【森雅之】演じる源十郎と【京マチ子】 演じる若挟のローアングルとハイアングルの使い分け、源十郎が家に帰り着き【田中絹代】演じる宮木と再会するまでのワンカット・ワンシーン。宮木の最後の繕いシーン(カメラが下がり板戸の間から差し込む光)(次のシーンは家を外から移し、砂埃?白い煙が立ちこめ、それが引くと玄関は暗くなる)。シーンとシーンの対比によって宮木が昇天したことがわかる。 
そして何よりも好きなシーンは大溝城下で籐兵衛が具足を買う為売上金を持ち逃げし、 【水戸光子】演じる阿濱が追っかけている時に(カメラはクレーン撮影。阿濱が画面奥から人込みを書き分けて走ってくる→突き当たりになり、右に行くか左に行きか躊躇して、身体が右に行ったとき、ヨレヨレのお婆ちゃんのお尻に当たる→お婆ちゃんは・おっとっとっと・・という感じで、顔の表情も最高。ここまでこだわるかと驚きました。

『この批評はシネ・スケープでも登載しています』

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