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シネマインク.の部屋 コミュの僕とロックと『ボヘミアン・ラプソディ』

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僕が初めて買ったレコードは、
麻丘めぐみの『わたしの彼は左きき』と天地真理の『恋する夏の日』。
小学生の頃はアイドルと呼ばれる人たちのレコードしか買わなかった僕に
ある日、転機が訪れた。きっと友人たちのお兄ちゃんの影響だろう。
小学校6年生の時、僕らは洋楽に目覚める。まずはビートルズと
ローリング・ストーンズ。英語の意味などわからない。でも、なんだか
いかす音楽に僕らは夢中になった。

中学生になると洋楽ロックが僕らの教科書になった。
ディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、レインボウ、
そしてクイーン。
友人のY君が塾でクイーンのライブを観に行ったことを
自慢げに話をしていた。彼は微弱な無線で真夜中に趣味でDJを
していた。視聴範囲は半径50メートル。僕の家は50メートル以上
離れているので聴くことが出来なかったが、聴くことが出来る
範囲に住む友人たちには「午後1時から始めるから聴いてな。」と
宣伝していた。
そんな彼は今、神戸のFM放送で人気DJになっている。

高校生になるとレンタルレコード屋で借りたLPで
マイ・セレクション・カセットテープを作った。
その頃はビリー・ジョエルなど少しソフトな曲も聞いていたが、
それでも魂はロック、ロックこそが人生だと信じていた。

大学生の時、アフリカ飢餓を救うためイギリスの音楽家たちがバンドエイドを結成し、
チャリティーレコード『Do They Know It's Christmas?(ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス)』が
発売された。僕は17インチのレコードを購入し、毎日のように聴いていた。
そして1985年、イギリスとアメリカで大規模なチャリティーイベント、ライヴエイドが
行なわれた。僕は22歳、大学3年生だった。今思えばリアルタイムで観ることができたことは
とてもラッキーだった。今よりもテレビの性能もよくない。画面も小さい。でも
遠く離れたイギリスで行われているスーパースターたちの競演に僕はずっと興奮状態だった。
U2、エルヴィス・コステロ、スティング、ポール・マッカートニー...。
中でも一番楽しみにしていたのはクイーン。ソロ活動でクイーンを離れていた
フレディ・マーキュリーがクイーンとして参加する。僕はその瞬間を待ち続けた。
いよいよクイーン登場。奇跡のような20分間に終了後、僕は放心状態になった。
クイーンが復活した。それだけで涙がこぼれそうになった。

そう、あの瞬間を思い出させてくれた映画が『ボヘミアン・ラプソディ』である。
クイーンの映画を作るという噂を聞いてから10年、本当に出来るのかと疑って
いたが、とうとう観る機会がやってきた。
フレディの役をジョー・デップがするとか、サーシャ・バロン・コーエンになっただとか
いろいろ噂が流れたが、結局、ラミ・マレックが演じることになった。
ラミ・マレック?誰だ?『ナイト・ミュージアム』に出ていた?まったくピンとこない。
でも『ボヘミアン・ラプソディ』が彼の代表作になること間違いなしだ。
(少し背が低いのと入れ歯が気になるけどね。)
ブライアンなんてソックリだ。ロジャーは少し可愛すぎるが、それでもやさぐれた
感じはロジャーだった。
フレディがディーキーと呼んでいたジョン役はなんとジョゼフ・マゼロ、
『マイ・フレンド・フォーエバー』でエイズ患者として亡くなり、ブラッド・レンフロに
最後、靴を流される彼だ。3人に比べ一番普通のジョンだが、ジョセフが演じていると
とても良い人だったとことが理解できる。

いろいろ不満な人もいるだろう。こんなのクイーンじゃないという人もいるかもしれない。
でも僕にとってはクイーンだった。ラストのライヴエイドのパフォーマンスが始まった瞬間、
僕はあの頃を思い出し、震えが止まらなかった。そして目頭が熱くなった。
金曜日の午前9時の映画館は僕の年齢から少し上の年代の方々で、6割の入りである。
いつも10人ほどで観ている時間帯にしては多いほうだ。
それだけクイーンは日本で愛されているバンドなんだなとつくづく思った。

ぜひ観に行ってください。オープニングの20世紀フォックのテーマ曲からしびれますから。
以上店長でした。

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