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シネマインク.の部屋 コミュのマンガ喫茶と『ヤマト』

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昨晩、NHKのローカルニュースを観ていたら、去年、倒産した会社のことを話していた。負債額は、その前の年より減少したらしいが、倒産件数は増えたらしい。
これは大きな会社は倒産しなかった分、零細企業が多く倒産したからなのだそうだ。

僕の店などは零細にも入らない小さな個人営業だが、それでも去年の売り上げの悪さは、家族を養わなければならない身にとっては恐怖の何ものでもなかった。

シネマインクは神戸の元町にある。神戸一の繁華街といえば、三宮から元町界隈である。ま、シネマインクは繁華街にあるとはいえ、裏道にあるので、あまり知名度がないのであるが。

だから新しい店ができ、そしてなくなることも多く見かけてしまう。店によっては一ヶ月でなくなる所もある。夢見て、自分の城を持ち、そしてあえなく玉砕して去って行く。そんなお店を何件見てきたことか。

また一軒、お店がなくなる。僕が1年ほど前から通うようになったマンガ喫茶である。ここは今はやりのネットがあるわけでもなく、当然シャワー室もない。外国人も来なければ、ネット難民の若者もいない。(午後10時には閉店するからね。)

そこは純粋にマンガを読むためにあるカフェだった。シネマインクが元町に来る前からあったので、たぶん10年以上は経営していたはずだ。
僕は休憩時間に余裕があれば行っていた。大学卒業と同時にマンガも卒業した僕にとって、24年ぶりに読むマンガはとても刺激的で、リフレッシュにはもってこいの読み物だった。
値段も1時間で280円、ドリンクバー付きにポップコーンも食べ放題と、とってもリーズナブル。マンガ喫茶なので誰かと行くということもなく、一人で楽しむ隠れ家的な存在だった。

店主は、小柄なメガネをかけたおじさん。とても良く通る声で、愛想よく動き回っていた。
閉まる3日前、最後の訪問となったが、おじさんはいつもと同じ振る舞いで店中をテキパキと掃除していた。帰り際も、「また、お待ちしてます。」といつもと同じことを言っていた。
僕は2週間前に、いよいよ『ワンピース』に挑戦しようと、読み始めたばかりだったので、4巻以降をどこで読もうか悩んでいる。

手元にはスタンプカードが残った。10個スタンプで1時間サービスのカードには9個のスタンプが押されていた。

なんだか切ない年の初めだった。

今週は『Space Battleship ヤマト』。
大げさな名前だが、実写版『宇宙戦艦ヤマト』のこと。
ヤマト世代の僕らにとって、観たいような、怖いような映画である。だから前売り券まで買ったにも関わらず、なかなか観に行こうとしなかった。だって観た人の多くの感想が「CGは良くがんばって作っていたが、ハリウッドものと比べるとなー。」なんだもの。

それでも、さすがに上映期間も終わりそうなので、前売り券が無駄にならないようにと行くことにした。

で、感想だが、もうこれはキムタクのキムタクによるキムタクのためのキムタク映画なんだな、うん。
とにかく話はキムタク中心に動いている。キムタクと絡まない出演者はいないくらいだ。
監督はCGに力を入れて過ぎたのか、もしくは木村拓哉というビッグネームに逆らえなかったのか、「いやー、もう木村さんの好きなように演じて下さい!」と言っていたんじゃないかな?
そう思えるくらい、キムタクは古代進ではなく、キムタクだった。
黒木メイサをからかうシーンは『HERO』の久利生だし、演説をぶつシーンなんか『CHANGE』の総理大臣なんだもの。

劇中では誰もがキムタク好きで、昔の仲間がチーム古代のエンブレムを今でも付けていたり、廊下ですれ違う脇役でさえも、古代であるキムタクに覚えていてもらって大喜びである。
隙があれば、みんなと酒を飲み、良いアニキぶりを発揮し、あれだけキムタクを嫌っていた森ユキの黒木メイサは、お決まりのように、ある出来事をきっかけに深い仲になる。それもワープ中にである。艦長代理になったキムタクはワープ中にメイサとHである。いいのかそんな大事な時に、パイプ製の2段ベットで。
その後のメイサは、いきなり恋人きどりで、キムタクの乗る戦闘機のガラスにキスマークを付けたり、飛び立つキムタクにかわいく「イーだ!」をしてみたりと、もうキムタク大好き!になってしまう。この時点で、キムタクのことをみんな大好きで、キムタクのためなら命をも惜しまないキムタク教の信者になっている。

ラスト、『さらば宇宙戦艦ヤマト』のような見せ場でしめくくり、キムタクワールドを見事に完結させる。きっとキムタク好きにはたまらない映画だろうな。

僕は、『スター・トレック』で観たようなガミラスの宇宙船や、ラストの子供と一緒の黒木メイサや、『アルマゲドン』のラストのようなスティーヴン・タイラーの唄など、突っ込みどころ満載のシーンがあるのもかかわらず、実写で観る波動砲や、戦闘型ロボットみたいなアナライザーや、デスラーの声が伊武雅刀だったことなどに、かなり感動していました。

賛否両論あるでしょうが、僕は意外と好きです。
キムタクファンは必ず観に行ってください。

以上、店長でした。

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