62年6月、ビートルズに次いで、ブライアン・エプスタインはペイスメイカーズとのマネージャー契約を結ぶ。 1963年3月発売されたデヴュー作品の「恋のテクニック」(How Do You Do It)がビートルズの「Please Please Me」を蹴落として4週連続1位となる。その後の2曲も全英1位となり、英国ではビートルズに次ぐサーチャーズ同様の人気グループとなる。
表題曲は彼らが主演した映画の主題歌でもあり、同じくリヴァプール出身の女性歌手、シラ・ブラックやエプスタインがマネージャーとなった同郷のグループ、フォア・モストも出演。内容はビートルズの『A Hard Days Night』に似ているが、もっとローカル色が強い。そもそもこの主題歌自体が郷土のマージー河への愛情に溢れた情緒たっぷりな美しいバラード曲なのだ。