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超宗派・仏教コミュの実践的な四諦八正道

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 お釈迦様の説かれた四諦(四つの真理(サッチャ、サティヤ))は、その定型的な教えを学ぶのも善いが、それと同時に、自分の問題点に合わせて、活用をしていくと善い。

 どういうことか。たとえば日常生活において、何らかの苦しみが生じたとき。あるいは心に揺れが生じたとき。心が動いたとき。
 それは「この世の一切は苦しみである」というお釈迦様のメッセージ、第一の真理のサインであると考える。
 そして同時に、そのときに生じた苦しみや心の動きの原因を分析します。
 もちろん方向性としては、その原因は外側ではなく、自分の心の内側に探さなければいけません。つまり、この苦しみの原因は、私のプライドの強さであろうかとか、嫌悪の強さであろうかとか、執着であろうかとか、そういうことを分析するわけです。
 そのようにして、破壊・捨断の照準を絞ります。さあ、私のこの心の汚れは、苦しみの原因であるから、破壊せねばならぬ、と。

 そこで次に具体的な破壊・捨断の方法として、八正道が出てくるわけですね。
 ここで、経典に書いてある八正道を、表面的になぞっても意味はありません。 

 ここでまず重要になるのは、「正念」ですね。
 正念は普通は四念処が当てはめられますが、四念処でなくてもかまいません。
 たとえば自分のその問題点に響くような教えが書かれた本を、一日に何度も、繰り返し読む。あるいは同様の詞章などを、一日に何度も唱える。
 たとえばいつも私が勧める「入菩提行論」などは、かなり多くの心の問題に対して対処できる、万能薬的な聖典ですね。

 そしてその上で、日々生じる様々な現象に対して、正しい見方をし、正しい思索をし、正しい心を維持し、正しい言葉と振る舞いを維持するように気をつけます。

 また、一日に何度も、自分の振る舞いや心の働きを振り返り、懺悔・随喜・回向などをするのもいいですね。

 一つの「苦しみの経験」をきっかけに、こういうことを日々繰り返し、その苦しみの原因が破壊・捨断されるように努力するのです。

 そして同時に、一日のうちに少しでも、瞑想の時間を取るようにします。瞑想も、ただぼーっと座るよりも、何らかの創造性のある瞑想のほうがいいでしょう。
 これらを日々繰り返すうちに、日々の正念に基づいた自己変革の努力が、瞑想において昇華され、大きな心の変革が生じ、その自分の心の「苦しみの原因」が氷解していきます。

 もちろんこれは一朝一夕でなされるものではなく、日々繰り返し地道な努力を重ねなければなりませんが、とても実質的な修行になるでしょう。






 さて、それでは最後に、実践しやすいように、もう少しわかりやすくまとめてみましょう。


・日々、何か苦しみを感じたり、心が動いたりした場合、自分の心の中を分析し、自分の心のどういう汚れがその苦しみの原因なのかを探ります。そして、その心の汚れに対する教えが説かれた本や聖典をチョイスします。そして、


1.4時間に一回とか時間を決めて、それらの聖典などを読むようにします。余裕があったら、その聖典の内容を深く考えます。

2.日常生活において、それらの教えに基づいて、正しいものの見方、正しい心、正しい言葉、正しい行いを維持するように努力します。

3.4時間に一回とか時間を決めて、自分の心・言葉・行為を振り返り、懺悔・随喜・回向をおこないます。

4.一日の中で少しでも、瞑想の時間を取ります。


 この1〜4を日々繰り返すことにより、苦悩の原因は少しずつ氷解し、小さな解脱・小さな悟りが生じるでしょう。
 そして日々生じる様々な苦しみの経験に対してこれらを繰り返すことにより、本質的な解脱・悟り、根本的な苦悩からの解放へと向かうことでしょう。


コメント(2)

それまでの自分の生き方に、こうした新しい習慣を付け加えることによって、それまでの生き方の抱える行き詰まりや袋小路に、新鮮な空気孔がうがたれることになりますね。
そして試し試しやっていたこれらのことが次第に今生の本道だということを自覚するまでになりますね。
すごいいいことおしえていただきありがとうございます。瞑想もむかししていたのですが、またはじめようとおもいます。

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