阪本漢方堂コミュの肝炎

肝炎は字のごとく、肝臓の細胞が炎症を起こして、肝臓全体がおかされる病気です。
症状も黄疸以外に、疲労倦怠やみぞおちの辺りの不快感や、頭痛・微熱・食欲不振・吐き気　などがあります。
逆に全く自覚症状が無く、血液検査の肝機能の数値だけが、高い場合も有ります。病院での検査や入院による治療もたいせつですが、食事療法ともう一つ重要なのが、休養です。ウィルスが悪さをしている場合には、出来るだけ進行をおさえ、悪化させない為に、過労にならないよう早い目に疲れを除く必要があるからです。食事面では、ビタミン・ミネラル・必須アミノ酸・タンパク質を、シッカリと摂り肝臓の細胞をつくる材料を、充分補給してあげる事です。
ただし、肥満や脂肪肝の原因にならない様に、食べすぎや脂肪の摂り過ぎには、注意が必要です。
動物性の脂肪より、不飽和脂肪酸の多い植物性の脂肪をとるように、意識してみてください。例えば、ゴマ油・えごま油・紅花油などです。さらには油でなくても、ゴマや
未精白の米、麦、粟、ヒエと言った穀物から摂るのがいいですよ。
また、肝臓は解毒の働きもしている臓器なので、少しでも負担を軽くするため、
タバコ・アルコールや合成の食品添加物、着色料、保存料の入れられた食品は避けたいですね。食品で具体的なお薦めは、シジミ・キャベツ・クコの実です。
シジミは昔から肝臓にいいと言われています。煮だしておつゆにして飲んでください。
それが、毎日の事で面倒と思われるなら、シジミの濃縮エキスが当店にもあります。
ヤマトシジミが原料で、ドロットしたものです。
キャベツにはビタミンＫが含まれていて、肝臓の機能を強化してくれます。油いためで調理されると良いでしょう。
クコの実は漢方では、クコシといわれ、薬膳料理でも良く、登場します。
あと、お茶代わりに飲む薬草茶の紹介ですが、インチンコウ（茵蔯蒿）　別名カワラヨモギがお薦めです。キク科の多年草の植物で肝炎・胆のう炎の黄疸や湿疹・ジンマシン・口内炎にも用います。
(インチンコウ)
最後に肝臓病の養生としては、感情・心を安定させる事も大切です。イライラ、怒りはカン（肝）を傷つけると漢方では考えます。以上を参考にされて、お大事にしてください。電話で、症状をお聞きすれば遠方の場合はお送りもいたします。
電話でのお問い合わせは、
０７５－２２１－６３２３　阪本漢方堂薬局まで、お願いいたします。

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