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カナダの歴史と政治コミュの2022年ケベック州議会総選挙

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 ケベック州のフランソワ・ルゴー首相は、8月28日にミシェル・ドワヨン副総督に会い、州議会を解散し10月3日に総選挙を実施するよう要請すると、23日にツイッターで発表した。
 法律では、総選挙は4年ごとの10月第一月曜日に(解散がある場合はその日までに)実施しなければならない。選挙期間は33日から39日の間で、2022年は10月3日までに実施しなければならないことから、総選挙の公示は8月29日までに行わなければならない。各党は総選挙に備え、すでにマニフェストを発表しているが、候補者全員を擁立できていない党がまだあるようだ。
 現有勢力はケベック未来連合76、ケベック自由党27、ケベック連帯10、ケベック党7、ケベック保守党1、無所属4(定数125議席)。7月31日にレジェ社が実施した政党支持率調査は、ケベック未来連合44%、ケベック自由党18%、ケベック連帯15%、ケベック保守党13%、ケベック党10%となり、与党ケベック未来連合が過半数を獲得できそうだ。ケベック保守党は、2009年の結党以来議席を獲得できていないが、今年に入って支持率を上げており、議席獲得が期待できる。
 かつて「ケベック保守党」という政党があったが、ケベック自由党の民族派を吸収し「国民連合」(ユニョン・ナショナル)となり、独裁者デュプレシが18年もの長期政権を敷いたが、1959年に彼が死去すると「静かな革命」が起こり、同党は消滅した。以後ケベックでは保守政党の議席獲得は困難となり、1982年には「ケベック進歩保守党」が結成されたが、カナダ進歩保守党の協力を得られず、議席を獲得することなく89年に解散した。

コメント(2)

ルゴー首相は8月28日、ドワヨン副総督に州議会の解散を要請した。副総督はこれに同意し、10月3日の総選挙を公示した。
 10月3日に実施されたケベック州議会総選挙は、ケベック未来連合90(76)、ケベック自由党21(27)、ケベック連帯11(10)、ケベック党3(7)、ケベック保守党0(1)(定数125議席、括弧内は解散時勢力)となり、与党ケベック未来連合がここ10年で最大の圧勝を遂げた。二選時に議席を増やすのは、カナダ史上では非常に稀である。
 各党の得票率は、ケベック未来連合41.0%、ケベック自由党14.4%、ケベック連帯15.4%、ケベック党14.6%、ケベック保守党12.9%だった。保守党は近年にない高支持率だったが、議席獲得はならなかった。ケベック連帯は得票率では野党最大だったが、議席数では自由党に及ばなかった。自由党は結党以来初めて得票率20%を割り込み、旧二大政党の自由党とケベック党の退潮が明確になった。

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