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カナダの歴史と政治コミュのファンティーノ退役軍人大臣を更迭

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 ハーパー首相は1月5日、ジュリアン・ファンティーノ退役軍人大臣を解任し、それ以前に務めていた国防副大臣と、北極主権・情報技術セキュリティ・海外情報担当とする人事を発表した。
 ファンティーノ氏は2014年、9個所の退役軍人省サービスセンターを閉鎖した。すると、精神を病んだ退役軍人への手当て支給に遅れを来たすようになった。彼は1月、退役軍人との会談をすっぽかし、5月には、精神を病んだ退役軍人の妻が連邦議会議事堂で待っていたのに、話を聞かずに逃げたため、野党から辞任を要求されていた。
 ハーパー首相が、明確な不祥事ではなく、世論を慮って内閣改造を行うのは、非常に珍しい。ファンティーノ氏が2010年、トロント郊外のバーン選挙区で当選したことは、自由党の強固な地盤であるトロント進出の先駆けとしてハーパー首相を喜ばせ、彼は当選1回目で閣僚ポストを得た。だが今年実施される総選挙を前に、首相はこの問題を放置しておけなくなったようだ。

 ロイヤル・カナディアン在郷軍人会は、今回の人事について「より良い行動」を期待するとコメントした。
 新民主党のマルケア党首は、前大臣は単に首相の意向を実行しただけだと述べた。
「それは、保守党の悲劇である。彼らは11月11日の退役軍人の日に、記念碑の前で写真を撮るのが大好きなのだ。だが彼らは、ほかの日にはそこにいない。」
 自由党のトルドー党首は、こう批判した。
「内閣改造を行い、ファンティーノ氏に新たな閣僚ポストを与えることは、残念ながら、この恥ずべき状況を改善することにはならない。」

 後任の退役軍人大臣は、エリン・オトゥール議員が務める。オトゥール新大臣は王立陸軍大学を卒業し、2000年まで空軍に勤め、その後ダルハウジー大学で学んだ。2012年、オンタリオ州ダラム選挙区で補選に当選。彼の父ジョンは、オンタリオ州会議員だった。
 これでハーパー内閣の閣僚は40人となり、マルローニ内閣の最大記録に並んだ。2006年にハーパー政権が発足したとき、その数はわずか26人であった。マルローニ氏は、前政権の閣僚数が多すぎると批判して政権の座についたが、退任時にはその数は史上最多に膨らんでいた。

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