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カナダの歴史と政治コミュの元法相がシャレー首相の汚職を暴露

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 ケベック州のマルク・ベルマール元法相は4月12日、TVAの番組においてジャン・シャレー首相の不正を暴露した。
 ベルマール元法相は、シャレー首相のゼネコン企業特にビッグウィッグス社との懇ろな関係について告発した後、2003年12月と2004年1月の2度、党のスタッフが大口献金者であるゼネコン企業から金を受け取るのを目撃したと証言した。元法相はさらに、大口献金者の意向により、彼らの支持する特定の人物を裁判官に指名するよう圧力を3度かけられたと語った。なおケベック州の政治資金規正法は、3000ドル以上の政治献金を禁止している。
 ベルマール元法相は2004年4月、シャレー政権の腐敗に対する不快感を理由に法相を辞任し、翌日には州議員も辞任している。

 ミシシッピでの会議に出席していたシャレー首相は、事態を告げられると「彼は私にそんな話はしなかった」とすぐに疑惑を否定し、元法相を告訴すると息巻いた。またナタリー・ノルマンド副首相は、ケベックの裁判官はあらかじめ推挙されたリストの中から選任されるため、元法相の主張は虚偽であるだけでなく不可能だと断言した。
 シャレー政権は、ゼネコンとマフィアに関連する数々の暴露が続き、12日にル・デボワール紙が発表した世論調査では、不支持率が記録的な77%にも達した。さらに、電気料金値上げと消費税(PST)・ガス税・健康税増税を含む予算上程が拍車をかけ、先週末には5万人もの人々が抗議デモを行った。
 シャレー首相はケベック州で連続3選され、ポスト・ハーパーの有力候補として州政治から退き連邦政界に転身するものと見られていたが、彼の政治生命はいまや絶体絶命の危機に追いつめられた。


写真:ジャン・シャレー首相(左)とマルク・ベルマール元法相(右)。

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 ケベック州のジャン・シャレー首相は5月6日、トニー・トマッシ家庭大臣が、モントリオールの証券企業BCIA(Le Bureau canadien d'investigations et d'ajustements)傘下のガス会社のクレジットカードを使用したことを理由に、大臣を罷免し自由党幹部会から追放したと発表した。首相は事件をこの日の朝に知り、クレジットカード使用は2008年だったと述べた。後任には、ヨランド・ジェームズ移民及び文化コミュニティ大臣が就任する。

 モントリオールの新聞「ラ・プレス」はこの日、BCIAのルイギ・コレッティ社長が従業員に自由党のパーティ参加を強制していると報じた。これを受けて野党は、州議会でこの問題についての調査を要求するなど、与党への攻勢を強めている。民主行動党は、BCIAが2008年に政府との契約において800万ドルの報酬と400万ドルの助成金を受けたと、州議会で公表した。だがコレッティ社長は、メディアからインタビューの要請を受けたにもかかわらず、これに返答しなかった。
 ケベック州選挙法は、企業・団体の政治献金を禁止し、個人による3000ドル以下の政治献金を合法と規定している。また、雇用主が従業員に政治献金を代行させることを禁止している。シャレー首相は、トマッシ家庭大臣がどのような法律に触れたのかについて回答を拒否した。
 昨年秋にはデビッド・ホイッセル労働大臣が、自らがオーナーの一人である舗装会社が受注した公共事業に関して、辞任を余儀なくされている。

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