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松尾芭蕉コミュの好きな句/嫌いな句

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 せっかくのコミュニティですので、どんな句が好きとか、なぜ好きなのか、とかいかがでしょう。
 例えば


この秋は何で年寄る雲に鳥


 「何で年寄る」というむちゃくちゃな疑問形。しかも実際には、勿論秋でなくても人は年を取るわけです。
 Why must I grow old ? なんていう問いに答えがあるわけはないのですが、それを知りつつ、答えのない問いをわざと問うのが芭蕉の常套手段のようです。雲に鳥、という脈絡のない唐突な提示。単に脈絡のないものを一緒に提示する、というだけならばシュールレアリスムなどと大差ないわけですが、芭蕉の俳諧の場合は、その無関係のものを音韻の力によって奇跡的にまとめ上げてしまう、というところに恐るべき価値があるようです。

コメント(27)

小萩散れますほの小貝小盃  はせを

とっても可愛いものが読まれていて好きです。
「小」が三つ重なっているリズムもいいし。
芭蕉記念館にますほの小貝が展示されていました。
むざんやな 甲の下のきりぎりす

 小松の多だ神社で実盛哀悼の句。ぜひ訪れてみたい。
行春や 鳥啼魚の 目は泪

魚の目に泪っていうのが好きです。
あと

夏草や 兵どもが 夢の跡

大好きです。
儚い感じや空気感が物凄く好きです。
月いづく鐘は沈める海の底


十五夜なのに月は見えず、鐘の音は聞こえない。
何という寂寞感でしょう。
草枕 犬も時雨るか 夜の声


これは、松尾芭蕉の最初の紀行文『野ざらし紀行』のなかで、名古屋に入ったときに詠んだ句。
時雨の夜の静けさに鳴く犬は野良犬に違いない。
俳諧修業のこの旅は、文字通りの野ざらし。いつ野垂れ死にするか分からない身で、野良犬の気持ちが分かるというのだろう。
ご挨拶代わりに…。

行く春を近江の人と惜しみける

この句があったからこそ、ぼくは滋賀に居を構えることになった、ほどです。今は転勤で千葉に仮住まいしていますが…。

ちなみに、大津の我が家からは義仲寺まで歩いて10分ほど。
「夏草や 兵どもが 夢の跡」
無常感がとても好きです。
蚤しらみ馬の尿する枕もと

この句がワタシの家のすぐ近くで詠まれました!
その建物も残っているのも自慢!

芭蕉が山形入りした最初のマチ最上町。
7月1日(今の暦で)が芭蕉が来た記念日。

今年は6月27日土曜日にイベント予定です。 
雲の峯 幾つ崩れて 月の山

サッカー観戦でスタジアムの雲が晴れて
月が出て来た時に ふと芭蕉さんを思い出しました。
私の好きな一句は、

『 古池や蛙飛びこむ水の音 』

存在する事実が、すべてそのまま真実の相を表している。

私は、理解出来ませんが、
諸法実相との事、
松尾芭蕉て凄い人ですね。

好きな句です。

・夏草や 兵どもが 夢の跡
・おもしろうて やがて哀しき 鵜舟かな
・旅に病で 夢は枯野をかけめぐる

夏草や〜は、奥州藤原氏のかつてわ偲んでの句ですが、武家が公家に代わる黎明を、結果として最後の武家政権に仕えた松尾芭蕉が偲んでいるのがまたなんとも哀れらしくて。また、夏草はそのまま夏を想い起こさせ、8月の終戦と南方の島に茂る熱帯植物の下に埋もれる大東亜共栄圏の破れた夢をも連想します。

おもしろうて〜は鵜舟に限らず誰もが感じる哀しみを古語で見事に簡明に表していて、鵜舟をなにに差し替えても素晴らしい句が出来上がります。
芭蕉辞世句は意図して最後となったわけではないのに、老年に達する芭蕉が旅途に伏しては瞼に去来したのは旅の夢。そこには夏草も鵜舟もあったはず。芭蕉の足跡もまたすぐに夢の跡となるけれど、生きて諸国行脚した思い出は死の間際まで彼を懐かせしめていたのだと思います。


芭蕉は『時』というものをいつも強く感じ取っていて、上記三句はその例ですし、『奥の細道』の冒頭でもはっきり述べている。上記のように芭蕉は武家の世にあって武門の世が平氏のはじめから無常である事を吉田兼好や西行の故か意識していて、なんというか『大』の視点で時間を『月日は百代の過客』と呼んだ。一方で自身が旅をして感覚した風景に感激をしつつも永久には続かない事を哀しんだ。『小』の視点です。『大』は自然、神、真理、ブラフマン、客体、対象とほぼ同義で、『小』は人間、個人、アートマン、主体、実存とほぼ同義でしょう。

俳句というのは、その常に変化する時間、一瞬、刹那を、完全にではないにせよ残す働きを持ち、その手段でもあると芭蕉は捉えていたに違いありません。旅の風景に感嘆したり道中の出来事に感じ入るたびに芭蕉が残した句は、勿論、句だけでは完全ではありませんが、芭蕉の思いを蘇生させる素晴らしい働きがあり、そして読む者にその者の思いを生む働きがある。

長くなりましたが、最後に一言でまとめさせてもらいますと、芭蕉の句は時間をテーマにしているところが私は大好きです。
私もliliさんと同じ二句で

*行く春や 鳥啼き魚の 目は涙

*夏草や 兵どもが 夢の跡

です目がハート

前句は別れの悲しさを、すっきりと詠いあげていて
まさに芭蕉の俳句!と感じます。

後句は私も義経のファンなので
芭蕉翁の<熱狂的な>悲劇の武将好きに
大いに共感できます!
私の好きな俳句は

『古池や 蛙飛び込む 水の音』
私が初めて松尾芭蕉を知った時の句です。

『秋深き 隣は何を する人ぞ』
これは、芭蕉さんが死の間際に作った句です。
私はこの句に隣が曾良くんだったらいいなという願いもあり、切ないけど好きな句です。

あと最後は
『暑き日を 海にいれたり 最上川』
ですね。これも有名な句ですが、この最上川にちょっとした思い出があり好きになりました。

芭蕉さんの作る俳句は基本すべて好きですがその中でも特にお気に入りのを書きました♪
白露も  こぼさぬ萩の うねりかな

昼間の句として読んでいましたが、月明かりに照らされて、
露が光っている情景を思い描いたら大変幻想的なものになりました。

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