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苦学楽学 [英語一日一習]コミュの事実と意見の区別

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英語圏では、特にアメリカでは、小学生の頃から生徒に”事実と意見を区別しなさい”と教えると聞きます。

1. .「J.F.ケネディーはアメリカの第35代目の大統領であった」(fact)
2. 「J.F.ケネディーはアメリカで最も偉大な大統領であった」(opinion)
3. .「私は、J.F.ケネディーが遺した自由と進取の精神を何時までも忘れないつもりだ」(statement)

この世で情報といわれるものは、上記の例文のように、(1)事実 (fact)、(2)意見 (opinion)、(3)声明 (statement) の三つに大別できるのではないかと思います。

いま一つ例を挙げますと、
1. 「富士山は日本一高い山である」(事実)
2. 「富士山は日本一美しい山である」(意見)
3. 「死ぬまでに一度は富士山に登るつもりだ」(声明)


上記の1.が事実であると、どうして判るのでしょう。教科書にそう書いてあったから、先生がそう教えてくれたから、百科辞典にそう書いてあるから、インターネットに記してあったから、などなどの根拠が挙げられるでしょう。

百科辞典でなくても、国語辞書にも、”標高3,776メートルで、日本一高い山”と説明されております。でも、この記述がどうして事実と判るのでしょう。

多分、この高さは「国土地理院」などの地理測量を業とる機関が測量した専門数値なのでしょう。それを、事実と見なしているだけのことです。

「国土地理院の測量によれば、富士山の高さは3,776メートルであった」のは事実ですが、一つの測量結果ではあっても、厳密には、「富士山の高さは3,776メートル」が事実であることを十分に示すものではありません。極論すれば、認識する主体である自分で実際に測ってみないと判らない、ということになりますが、そんなことはできません。

その人があることを事実として認識するには、自分で実際に見極められること以外はすべて、誰かからの、どこかからの、情報を信頼できる情報としてして受け取るしかありません。

その意味で、人はみな自分なりに、信頼できる情報源を決めている、といえます。教科書も先生も辞書も、時には新聞・雑誌・テレビなどのメディアも、そうした信頼できる情報源です。

ところで、インターネットは、千差万別、多種多様の情報が積み上がった世界一大きくて高い山ですが、事実も非事実も意見も声明も、そしてウソも宣伝文句も、が入り混じった、玉石混交の山です。その山から、信頼できる情報という宝を探して、引っ張り出すには、その情報源の信頼度とその人の判断基準と、その人のインターネット使用術、によるしかありません。

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