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苦学楽学 [英語一日一習]コミュのカタカナ語について、その2

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「カタカナ語」といえば、最近のアメリカ映画の邦題はほとんどがカタカナ題ですね。

"Superman Returns" という原題の映画の邦題には驚きました。なんと、『スーパーマン リターンズ』でした。映画の題名としての名詞句や形容詞句をローマ字で取り込むのは当たり前になりましたが、今回は、三人称動詞の "s" までもがローマ字で取り込んであるからです。

そういえば、日本車の名前もほぼ100%ローマ字語です。「さくら」と名づけるより、「チェリー(Cherry)」としたほうが、日本でもより売れるのだろうか?上記のスパーマン復活版も、『スーパーマン帰る」とするよりも、『スーパーマン リターンズ』としたほうがより多くの観客を動員できそうだと、関係者が算段してのことでしょう。

見合いの日本語があるのに、なんでもかんでもローマ字語にした方が、それを国民が好むという、ますますひどくなる今の日本風潮の意味するものは何でしょう。

ローマ字化された語彙の数が、この勢いのまま増えつづけ、遂には、英語の名詞や形容詞のみならず、今回のように動詞やセンテンスまでもが、そのままローマ字化されて取り込まれることが当たりまえになる時が来るのだろうか。

そういえば、最近では前置詞や副詞もローマ字で取り込まれ始めました。例えば、「ビハインド」。おかしなことに、「アヘッド」はまだ使われてはおりません。それに「アバウト」。

動詞では、そのまま取り込んでいるわけではありませんが、例えば、「チャレンジする」「リベンジする」があります。

確か「ザ・ヤクザ」という、定冠詞までローマ字で取り込んだ映画がありました。この「ザ」は、どういう意味のつもりで付けたのでしょう。「そのヤクザ」と一人の特定のヤクザを指して云っているのではなさそうですから、「ヤクザというもの」「ヤクザという組織」というつもりだったのか。

何十年も前のことですが、キム・ノバックとジェームズ・スチュアート主演のヒッチコック映画で「めまい」というのがありました。今なら、ほぼ確実に、邦題は『ヴァーチゴ』となるでしょね。ヴァーチゴの英語スペリングが "Vertigo" であることも、その意味が何であるかが分からなくても、いや、逆に、「ヴァーチゴ」という意味不明の不思議なローマ字語であるがゆえに、より多くの観客を動員できるかも知れない。

コトバも、水が低きにつくように伝わるといいますから、国力や文化の魅力度の違いのしからしめるところでしょう。もっとも、「スシ」など、彼の地にそのまま取り入られている日本語の数も少しずつ増えてはおりますが。

コメント(2)

>今なら、ほぼ確実に、邦題は『ヴァーチゴ』となるでしょね。

おっしゃる通りでした!
映画ではありませんが、ポール・オースターのMr. Vertigoの邦題は、「ミスター・ヴァーティゴ」となっていました。(2001年 柴田元幸訳)

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