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MTじゃないのですが、参加させてください。
ハンドルはせんちょうと申します。
フリーの放射線科医です。
といっているうちに、だんだん正体がバレそうですが、しょうがないですね。

ちょっと長文ですが、ディクテーションとMTさんについて、私の紹介がてら書いて見ます。

MTさんとの付き合いだけでいえば、30年以上。T病院で放射線科医としての修練を始めた時には読影室はディクテーションでした。T病院のIさんはそのころにはもうMTだったのですから、スゴイですね。
もちろん、そのころは、コンピュータやワープロなどはなく、IBMのタイプライター。読影報告書は英語ではなく、アルファベット混じりのカタカナ。
right upper lung fieldニnodular shadowヲミトメcarcinomaヲウタガイマス。
というような読影報告書を、キーボードからカナとアルファベットを切り替えて打ち込んでいました。
MTさんが休みで人出不足の時、試しにタイプライターを借りてやってみたら、ほとんど打てない。
Iさん、Oさん、凄かったんですよね。

T病院からJ大に移ったのですが、最初はMTなしの、全くの手書きレポート、悪筆の私は苦労しました(というより、読むほうが苦労したようでう)。新病棟ができて、読影室が新しくなったのをきっかけに、当時院長であったボスのK教授の我田引水で、MTを導入。やっと楽になりました。
しかし、次に移った都立T病院では、再びMTなしの生活に。ここではレポーティングシステムはあったのでなんとかしのぎました。

以下面倒なので、デスマス体で。

2001年に同病院もやめて、独立放射線科オフィスを開業。
読影報告書一枚書いていくらの生活。当然、レポートを書く効率は収入にかかわる。
本当はMTを導入したいのだが、仕事は深夜にもおよび、ままならないというより、夫婦二人の農家のような個人事業、人など雇える余裕もない。実は診断用の2面モニタを見ながら、キーボードを打つというのはは結構無理な姿勢。肩はパンパンで、夜も寝苦しいほどだった。そこで、地獄に仏ならぬ、AMの岸さんが現れる。
Ami Voiceを使い始めたら、当時の変換効率でも、天国のような使い心地。
一気にAmi Voiceファンになってしまいました。
Ami Voiceの評価にはいまだに、必需品とする医師と、無用とする医師の評価がわかれます。
おそらく、MTによるディクテーションの経験がある医師が、MT環境じゃなくたった時には、私のように高く評価するのではないかと思う。
このへんの事情はRad Fanの初期号にAmi Voice日記として連載した。
(ところで、このコミュでも、Rad Fanとりあげていただきありがとうございました。これで正体バレバレ)

さて、現在、自分のオフィス以外の病院でも読影報告書を書くことがあるが、ほとんどはAmi Voice。
確かに、日曜日であろうが、深夜であろうが、私がレポートを書きたい時にすぐ読影報告書を作ってくれるAmi Voiceはありがたい。
じゃあ、MTはいらないかといえば、そんなことはない。
Ami Voiceはお茶を入れてくれないとか、お酒を飲んでくれないという、下世話なことではなく、やはり、私の読影報告書作成作業を”人”それも長く一緒に作業をやってきてくれたパートナーが見ていてくれるということは、ものすごく安心できる。
私達が読影報告書を作成する時によくやる間違いが、左右の間違い。
本文では、
”右上葉に結節を認めます”といっているのに、診断欄では、”左上葉の肺癌疑い”といったりする。Ami Voiceでは当然そのままだが、熟練したMTならば確実に指摘してくれる。

いまだにAmi Voiceは内側半月板と外側半月板の認識が不良である。
”内側半月板に水平断裂を認めますが、内側半月板は正常です”という文章の矛盾をAmi Voiceは指摘してくれない。

医療の世界では今、独りよがりの医療を排斥しようという方向になっている。医師二人によるダブルチェックは理想的ではあるが、全ての検査にレポートがつけれない現状では、実現不可能な施設が多い。そんな状況で、私たちの読影報告書作成をモニタしていてくれるMTの存在は重要であると思う。
ディクテーションからのセンテンスの一次作成はAmi Voice。それを推敲して、読影報告書作成はMT。医師は最終的に承認を与える。
このような、体制はとれると思います。

私の今の放射線科医としてのソシアルな活動の標語は、”放射線科医にとって**は Happyか?”です。
**は遠隔画像診断でもPACSでもかまいません。
仕事をして、その従事者がHappyでなければ、仕事としての価値は下がると思います。

長くなりましたが、
私の仕事の延長が、放射線科医や技師やMTの明るい未来に続くよう努力をしてゆきたいと思っています。









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