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創作小説、詩を書こう〜♪コミュの<第一回 テーマ小説・初雪>

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 リニューアルの告知の際に、イベントごともしたいなどと戯言を抜かしていましたが、本当に実行します!

 タイトルをみていただければわかるとおり、テーマを決めて、そのテーマに即した短編小説を投稿していただきたいと思います!

 栄えある第一回は「初雪」
 

 うわぁ…月並みすぎだ^^;
 管理人の住む場所ではもうすでに雪が今朝方積もっておりましたのでこんな身も蓋もないテーマですが、皆さんどんどん応募してください!!
 数に制限は無いので連続して投稿しても結構ですのでがんばっていきましょう!


 これからも当コミュニティをよろしくお願いしますm(_ _)m

 乱文失礼 ヘタレ管理人 おにむら

コメント(24)

期限はとりあえず12月いっぱいって事で。

立てといた自分もネタがすぐに浮ばないもんなんでww
「テーマ小説 初雪」

 私が目を覚めたのは日曜日の朝5時だった。
 襖から出したばかりの冬用の布団と毛布に包まって寒さ対策万全の状態で寝ていたというのに想像以上の寒さに目が覚めてしまった。いつもよりも体が気だるい。それが寒さのせいだと言う事はすぐに理解できたけれども、その理解が起きる行動に繋がるかと言えば答えはNoだ。
 このまま二度寝を決め込もうと思ったとき、いつもと外の雰囲気が違って感じた。なんと言うかいつもより澄んだ感じがしたのだ。私は布団に包まったまま芋虫のように窓際まで進むと、ゆっくりと緩慢とした動きでカーテンを開いた。広がる光景は、徐々に白みがかってきた空と、そして…
「雪だ…」
 一点の汚れも無い白が広がっていたのだった。

「一日でこんなに積もるものなんだ」
 まだ誰も目を覚ましていない静かな白く染まった町を私はただ宛も無く歩いていた。手にはコンビニのおでん。朝ごはんを作るのが面倒だったので近くのコンビで買ってきたのだ。たまにはこういう朝もいいだろうとおもって。しかし、想像以上に寒い。気温を調べたら11月の半ばだというのに−1度。ダウンジャケットに厚手の服を着ていても寒さが身にしみる。その上、雪で凍った路面が見えなくて何度か転びそうになってしまった。
「こんなのが3月まで続くのね…生きていけるかな?」
 関東育ちの私に、その問いかけは素直に縦に振れないものだった。
それでも幾つか良い事に気づいたりもした。
一つは夜明け前だということもあるのだろうけど、いつもに比べて夜道が明るいという事。それはきっと雪の白さが反射しているのかもしれない。
そしてもう一つ。それは雪道に自分だけの足跡を残す事がとても気持ちがいいということだ。そんな柳田鏡子19歳。思ったことが実に子供だ…。

 途中から私の散歩に目的が生まれた。
「高いところから白く染まった町を見下ろしてみたいな…」
 一度思い至ったらすぐ行動するのが私の性分。田舎町だという事と、割と雪が降る町だということで、そんなに背の高い建物は無い。そもそも、日曜日の朝6時に入れるようなビルはそんなに無い。それでも一つだけ心当たりがあった。
 この町の神社は、小高い山の上にあるのだ。
 神社というのはもちろん静の神社。そこ以外この町の神社は知らないし、高いところも知らない。
 朝の神社に行くこと自体はとても違和感の無い事だし、そして何よりも私の友人の実家だ。行ってそんなに気まずい思いをしなくてすみそうだった。
 そんなに距離があるわけではないのだけれども、やっぱり雪のせいで私の足取りは少し重かった。いつもの倍以上のスタミナを使ってたどり着いた先は、白く雪化粧された神社の鳥居と境内だった。

……次へ続く
……上の続き


 赤い色と白い色。古くから縁起がいい色の組み合わせといわれているけれども、神が宿る人工物と自然のものの組み合わせで生まれた紅白はいつもよりも神々しく感じられた。深呼吸をしてもわかる。いつもよりも空気が澄んでいる。
「あれ、鏡子じゃない?」
家屋のほうからやってきたのは、パジャマの上にカーディガンを羽織った静だった。寒くないのかという問いかけはしなかった。逆に、
「まだ11月よ。流石に厚着じゃない?」
「しょうがないわよ。こんなに積もる雪なんて初めて何だから」
 そんな事を言うと静はからかうように笑った。
「都会って怖いわね。雪が積もらないなんて考えられない」
「ちなみにこれだけ積もれば学校は休みになるわ」
「都会って素敵ね」
 私は踵を返して鳥居から町の全貌を見た。白く美しく染められた町。一点の曇りが無く、日曜日の朝だというのも理由の一つかも知れない、あるのは点々と続く私の足跡。それはちょっと気持ちいい。こういうところがまだ子供臭いな、私。
その光景から感じた事。それは穢れという穢れが取れたよに感じた事だった。
「それは逆ね」
 と、静は私の胸中を察したかのように言った。
「冬の色は『黒』。それは何故か。日照時間が短いからとも考えられるけれども、実際は雪が厄を吸い取るからよ。そして厄をたくさん含んだ雪は積もって溶けて大地に染みていく。大地はそれを綺麗に消化していくの。だから冬は厳しく雪は冷たい、食べればお腹を壊す」
「科学的じゃないわね」
「でもあってるでしょう?」
 静が笑ったので私もつられて頬が緩む。
「まぁ考えは嫌いじゃないわ」
 腕を組み、体を縮めて静は続ける。やっぱり寒いみたいだ。
「冬は自然の大掃除期間なのよ。そしてその厄の量で次の年の豊作不作の量が決まるのよ」
「じゃあ、今の世は大変ね。コンクリートやアスファルトで厄が大地に吸われない」
「だから意味の無い猟奇的な殺しが起こるのかもね。それが他人か自分かはさておき…」
 静は今度はまじめな顔をして続けた。
「冬の厳しさを和らげるための飴みたいな扱いで、初雪は綺麗なのかもしれないわね。その証拠にしばらくしたらあっという間に汚くなる。これが鞭」
「そうなの?」
「えぇ、お昼になったら大半は溶けていて泥まみれになっているから、特に実感できると思うけれども」
「あぁ、なるほどね」
 そういって深く息を吐いた。白い吐息が空気に広がって消えていく。
「寒いわね」
「私はもう限界よ…」
 薄着の静は辛そうだ。厚着の私も動かないでいると流石に寒い。
「良かったらうちで朝ごはん食べてかない?」
「あぁ、それは助かるわ」
 静の誘いに私は迷わず即答。さっきおでんを食べたばっかりだけれども、あんなに歩き回ればすぐにおなかは減ってしまう。体重の増加が怖いけれども、空腹に耐えるほど私の意志は強くない。

 食事を終えて私はしばらく静の家でゆっくりした後に家に戻った。帰り道、静の言うとおり白かった雪は茶色やら黒に染まっていた。こういう光景を見れば、冬の『色』が『黒』といわれているのも納得いく。
 冬はこれから厳しくなっていく。もし静の言うとおり冬は一年の穢れを取るための掃除期間で、雪は穢れの塊だというのなら、この初雪はその厳しさを耐えるための飴であり、警告と覚悟を促すものなのかもしれない。
 私はこの冬が終わるまでは決して、決して、あの白く染まった町の姿を忘れないようにしようと心に決めた。


fin
 長い乱文失礼しました。
 まさか2千文字しか受け付けないとは思っても見なかったために今回は二分割です。

 また投稿した小説のキャラを使って一本書きました。

 内容としては「初雪」というテーマを捻りも加えず直球ストレートで書いた者です。しかし、これだけは芸はないので、私のテーマ「色」を絡めて見ました。

 「色」についてはここでは語りませんが、
『初雪の白さは美しいのに何で冬は黒っていうの?』
 というのが大まかな流れです。
 静の冬の解釈は自分の解釈ですけど、「赤道直下や沖縄はどうするんですか?」
 なんて聞かないでください(笑)雪国の人間のお話なんで(笑)

 何とか初イベントの先陣を切れましたが、皆さんもどしどし応募してください!
 感想とかくれるともれなく管理人がPCの前で喜びます(マテ


PS
 4の次が7なのはちょっとした手違いで修正したためです。管理人って便利だねww
>桜桃さん

 実は管理人も初雪の雪が血に染まる系のネタを考えていたんですが、どうやってそれに結びつけるかが思い浮かばず断念した次第であります(笑)
 まぁ結局赤と白の組み合わせを強引に作ったわけ出すが…

 私事はさておき、最後の展開にPCモニタ前で思わず「あぁ、そういうことか」と口からこぼれました。暖かい前半と切ない後半。父親の思いはいったいどうなのか。とても気になるところです。

 初雪と関係ないといわれましたが、そんな事はないですよ。
 初雪は冬の始まりであり、秋の終わりです。そして冬は厳しいです。

 今まで暖かかった葵と桜の日々、彼らの関係の終結。
 そして大切なものを喪失してしまった悲しい未来。

 私事の捉え方ですが十分にテーマの「初雪」を表現していると思います。

 でも、その厳しさもいつかは終わり春が来ます。
 彼らにも春が来る事を願いたいものです。 

 乱文失礼しました     ヘタレ管理人 おにむら@略
 楽しんでいただけて光栄ですウッシッシ

 やっぱり感想の力は偉大です。読んでもらっている事が確認できるうえに次への活力になりますw
 これからも投稿お待ちしていますw

       ヘ(以下略)管理人 おにむら
 ちょっと色々ありまして返事が遅れてすみません^^;

 まず先に感想ありがとうございますm(_ _)m
 自分の作品も人によっていろんな捉え方があるのだと参考になります。
 台詞回しは特に気をつけたんで、こういってもらえるとがんばった甲斐があります^^

 ちなみに、二次創作でこのネタを使ったんですけど、こちらでは本当は出したかったものの、自分が出したテーマゆえに使えなかったオチが使われているんで、興味があればプロフィールのリンクからご覧ください。
 まぁ、二次創作なんでネタがわからなかったり気分を害する恐れがあるのでお勧めできませんが^^;



では感想を…

>シュールさん
 日記のコメと重複しますが、このお話の最大の特徴って伏字の解釈しだいでその後の展開が全く変わってしまう事だと思います。
 それがどう捉えられても、違和感無く繋がるので沢山の楽しみ方ができるすごい作品だと思いました。
 
 ちなみに、最初は真剣に伏字を埋めて、次はふざけた台詞で伏字を埋めました。ごめんなさいw


>マチーさん
 最後を見て「な、何だってー!」ってなりました。
 地の文が一人称視点になっているのもあるんでしょうが、主人公の心情が刻一刻と変わっていく様子は学ぶべきところと感じました。
 ホテルを出て駅に行くまでの部分が特に印象的に、綺麗に感じました。
 それにしても一番オチで驚かされましたよ…





 さて、月並みなテーマにもかかわらず、様々なスタイルの小説が投稿されて驚いております^^
 もうしばらくしたら新しいイベントを考えるつもりですので、そのときも、またそれまでもこのコーナーでの小説は募集しているので、どんどん参加してください。


 管理人 おにむら
新トピックも立てたので、ここいらで「初雪」の投稿を締め切らせて頂きます。
もしも、別のネタがあったのにな…という方がいらしたら、通常のトピックに投稿してください。
一応区切りを付けたいのでご了承ください。


さて、今回はリニューアルしての第一回目のテーマ投稿でしたけれども、想像以上に小説が送られた事、そして捻りも何も無いありきたりなテーマでありながら、どの作品もオリジナリティ溢れる作品が多い事に驚かされました。

他の人の作品、感想コメント等見て改善点など色々と勉強になることがあったので、これからもこのシリーズは1〜2ヶ月おきにやっていければいい名と思っています。


さて、それでは次のテーマ小説のご応募、まっております。

 管理人 おにむら

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