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たまには真面目に語ろうfor gayコミュのウリ専を買うと云ふこと

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30半ばで彼氏もいず、かといって性欲はあるわけで、
掲示板で相手を探してみたりもするんだけど、なかなかやり取りが大変で、
実際に会うまでには至らない。

発展場もこの年齢になってくると入場制限とかかかってきて、
あー、もうこうなりゃウリ専買うしかねえか、なんて友達はなしてて、
それ系のHPをみてたらなかなか、かわいい子がいるじゃない。
この際買ってみるかと思っていた折、とある人の日記にこんなことが書いてあった。
長いけど引用する。

−−−−−−−−−−−

体育会系ノリを売り物にしているそのヤリ部屋では、入ってきたとたんに彼は完全に浮いていた。店側もよく入れたもんだと誰もが思っていたはずだ。
キンパに近い長めの髪をワックスで立て、日サロ焼け独特のどす黒い肌、細く揃えた眉毛。まさにメンエグそのもの。鋭い目つきは同類同志ならすぐにわかるヤサグレの象徴。それ以上でも以下でもない均整の取れた筋肉が付いた体が、そこにいる唯一の資格を持たせていた。

誰もが想像つかなかったと思う。彼がいったいどんなやつを求めているのか。だが、いちばん驚いたのは俺だった。入ってきて間もなく、暗い通路で彼は何のてらいもなく俺の前に立ち、大胆に体を触ってきた。

事が終わり、ロッカールームで俺がとっとと着替えていると彼がやってきた。そして俺の耳元で囁いた。
「タバコ、1本だけください」
俺が驚いた顔をして見ると、「タバコ終わっちゃって。電車ないから外出られないし」と鋭い目つきのままフテくさったように言った。
何だか気に入った。
いくら一発ヤったからといって、ヤリ部屋で会ったばかりの相手になかなか言えることではない。俺は1本ではなく、残っていたタバコの半分を手渡した。すると彼は「ありがとう」とはっきりと言葉にして、人なつこい素直な笑顔を初めて見せた。
瞬間、俺は恋に落ちた。

それから俺はたまに彼と会うようになっていた。
案の定、彼は元ヤンで新宿のヤサグレ。20歳そこそこの若さを武器に売り子をしていた。
毎日セックスをしているのになぜヤリ部屋なんか来るのかってのは愚問だ。セックスを仕事道具にしているだけで、心まで売り渡しているわけではない。擬似恋愛であっても、たまには自分の望む相手と体を合わせたいと思うのはごく自然なことだ。

もともと多くの選択肢から選んだ仕事でもなかった。

冬が厳しい地方都市で、障害を持つ両親の間に生まれた彼は、恵まれた子供時代を過ごしていない。その親の障害ゆえ豊かさとは無縁の暮らし。言葉を発せない両親とは唇の動きだけで意思の疎通を取り、常に『他の子たちとは違う』という思いが拭えることはなかった。
周囲の子供たちの残酷な興味は彼を疎外のターゲットにもした。それだけではなく、どこにも必ずいる馬鹿な教師の何人かは、孤独感に荒む心を態度に表わすことしかできない劣等生の彼を差別し、異端として扱った。勉強ができなくても当たり前なのだ。豊かさと学業の優秀さは、悲しいけれど深い関係がある。その繊細な心を読み取る力のある教師が、ひとりでもいたら違っていたはずだ。

物心つく頃には当然のごとくグレていた。それは意思とは関係なく、無力な少年が自分の身を守るために選ぶ唯一の道だったんだろうと思う。選べる鎧はそれしかなかったのだ。
さらに不幸なことに、中学に進学して母親が病気で亡くなった。他の子の母親とは違うけれど、彼にとっては他とは替えがたいただひとりの母親。言葉で叱られることも、今日あった嬉しい出来事を話して聞かせることもできない母親だったが、彼には本当に優しかった。きっと障害のあったぶん、母親が彼に注ごうとした愛情は並大抵のものではなかったと思う。普通の母親なんかよりずっと。彼もそれに心のどこかで気付いていたはずだ。
そして彼にさらに深い心の闇が生まれることになる。

高校には進学せず、仕事に就いた。だが、ほとんどはそう長くは続かなかった。学歴と家庭環境に対して社会はあまりに冷たい。荒れる生活。彼は東京に出ようと決めた。当てがあったわけではない。でもきっとここよりはいいはずだ。そんな思いだけで。
そして半ば家出同然で上京をする。

家も無く保証人もいない彼がたどりついたのは、結局、寮付きのレンタルボーイの店だった。
ニチョに転がっている単に金が欲しくて体を売る子たちと違い、「寮生」と呼ばれる住み込みの子たちは皆、多かれ少なかれ、さまざまな事情を抱えていた。そしてみんな寂しかった。その心の空洞をお互いに理解し合える寮生たちの間に、奇妙な友情が生まれることは想像しやすい。それは見知らぬ相手に金で買われ体を合わせ続ける彼らが、それでも安堵の地として身を寄せ合えるただひとつの場所だった。だからと言って、それでとんでもない孤独感のすべてを埋められるわけではなかった。

彼と俺が出会ったのは夏の始まりのそんな頃だった。

「同じ匂いがするね」と彼が俺に言った鋭い目つきは、会う度に次第に少なくなり、俺に豊かな喜怒哀楽を見せるようになっていった。
一緒に食事をする短い間だけでも、「ありがとう」「おいしいね」「うれしい」「好きだよ」と、彼は素直な感情を恥じることなく表現した。それは初めての日にタバコをあげて「ありがとう」と言って笑ったときと同じ。その瞬間で恋に落ちた俺に間違いはなかった。
辛い思いをしてきたぶん、彼は無意識に人の痛みを知っていて、やさぐれた暮らしとは裏腹に「ずるさ」とか「計算」で人と接することはできない子だったのだ。

だが、相変わらず売り子は続けていた。どうしようもないと言えばどうしようもなかったのだろうが、売れっ子だったし、俺は彼自身が「それでいいんだと思っている」と思っていた。
グラビアにも出た。ビデオにも何本も出た。グラビアやビデオに出ると売り子の商品価値は上がる。それは彼なりに考えて決めた「一生懸命」だった。
そんな状態は俺にとっても気楽な中途半端さだったのかもしれない。「辞めたほうがいい」とは一度も言わなかった。

そして季節が変わり、北風が吹き始めた頃、彼が突然思いつめたように言った。
「クリスマスを一緒に過ごしてください」
だが、その時はすでにクリスマスをはさんだ海外出張が決まっていた。
「ごめんムリなんだ」と言うと「そっか、仕方ないよね」と笑ったが、それはほんの短い間の表情で、みるみる間に涙がこぼれてくしゃくしゃになった。
「イヤなんだ。全然知らない人と体を合わせてクリスマスに眠るなんて…。わかってるけど、やっぱりイヤなんだ…」
感情は豊かでも、それが初めて見せた泣き顔だった。

「今の仕事を辞めよう。寮も出よう。ボロくても寂しくても自分の部屋を持てばいい。長く続けられる仕事を見つけよう。俺もぜんぶ協力するから!」
とっさに言った言葉だったが、嘘はなかった。
彼は泣き顔のまま力強くうなずいた。きっと誰かが後押ししてくれるのを待っていたに違いない。たぶんそれだけのことだったのだ。

そこから先はまた試練だった。胸を張って言える仕事先がなく、東京に親類もいない若い彼にはなかなか部屋は貸してもらえなかった。学歴と家庭環境は再び仕事探しの障害になった。「不良じゃないの?」「仕事なんてできんの?」と聞いた面接官を、俺が本気でぶっ殺しに行こうとして息巻いたのを彼のほうが止めた。つまり彼は「真剣」になったのだ。

そして現在。
都心にほど近いこぎれいなアパートを借り、彼の情熱を買ってくれた会社が採用してくれ、みんなが憧れる仕事のひとつに就いている。基本がバカ素直だから、相変わらず小さな文句や、逆に小さな喜びをまんま表現しっぱなしだけど、単にやさぐれた鋭い目つきは無くなった。
わりと頻繁にそこらへんの居酒屋なんかで質素に一緒に飲むのだが、「ずるさ」も「計算」も「見栄」も「つまんないプライド」もない彼との会話で、実は癒されているのは今や俺のほう。
恋に落ちた瞬間の感情とはまったく違う形になっているが、むしろそれは肉親に持つものと変わらないくらいの愛情となっている。
そして俺は彼の幸せを心の底からいつも願っている。
癒される笑顔を見ながら、いつもそれを実感させられるから彼はすごい。

−−−−−−−−−−−

以上が引用文。
ウリ専やってる人ってどんな人なんだろうってそれまでは思ってて、
まあ、遊ぶ金がほしいのかセックス大好き!みたいな奴がやってるんだろうと思ったけど、
こういうふうに、やむにやまれずというのもある。

たとえ発展場で出会った人でも、お互いに好みで、お互いが気持ちいいっていう前提があるけど、
ウリ専の場合、好みでもない男に抱かれ弄ばれその代償としてお金を受け取っているわけだ。

これって買う側だってすごく複雑な気持ちになってしまう。
相手は仕方なく俺の性欲を満たすのに付き合ってくれてるわけだからね。

やっぱりセックスってどんな軽いものでもお互いが気持ちよくならなきゃ意味が無いと思う。
たとえヤリ目掲示板でも、発展場であってもお互いが気持ちよくて
その瞬間だけでも愛し合って初めてセックスなんだと思う。

そう考えると、うーん、まだ俺はウリ専を買う気にはなれないんだ。

ウリ専、どう思う?

コメント(12)

遊ぶ金がほしいのかセックス大好き!みたいな奴がやってるんだろうと
いうやつばっかりではないよね。夜の仕事でもだけど。ドキュメンタリー
で夜の歌舞伎町の裏側見たいのみると、ほんと家庭環境がすごいなと。
自分もよくなかったけど特に夜の仕事とか売り専とかは全然考えなかった
けど、ほんとやむにやまれずというのもある。やっぱり愛だけでは生きて
いけないし・・・。お金が必要であるし。
タイプでも無いおっさんとお金のためにやらなきゃいけないと思うと
自分はできないなぁとふと思います。

売り専で仕事している子に体ではなく普通の仕事にありつけるチャンスが
沢山あるといいと思うんだけど。現実は難しいんだろうな

売り専は無くなんないんだろうね。需要と供給があるいじょう。

引用された文章は読ませますね。こんな本音の文章がひとつふたつ載っていれば、ゲイ雑誌を買うんだが。
数年前に上海にいたときのこと。同じく上海にいる日本人ゲイが売り専の現地の子を買ったけど、仲良くなって、その子の故郷の山東省の農村まで行ったという文章を読んだことがあります。その文章を読んだときに胸が熱くなったことを思い出しました。
俺はウリ専ありだと思いますよ。


まだ行った事はないですけど、たまに行ってみようかなと思います。


金払ってでも素敵なボーイさんと一夜を過ごしたいとか思いませんか!?

需要と供給ってやつで、必要とされるから成り立ってる仕事だと思います。


金稼ぐ為でもいいやないですか!!、愛だの何だのは後から付いてくるもんだと思います。


色々と理想はあるでしょうけど、どんな形でも仕事して生きていればいいと思います。


どうするかは、あくまでも自分次第なので、これが正しいという正解はないと思います。
買っても虚しい、
いや、お金を払っても楽しいひとときが過ごせればいい、
意見が二分されましたね。

僕はどっちも分かるんです。
だから実際に行動起こすかどうかはしばらく保留かな。
自分はタイの売り専の店で買ったことがあるよ。

この長い話に似ていると言えば言える生い立ちの青年だった。

ただこの話のような暗さはなかった。

当時はアジア金融危機の最中で、タイは非常な不況にあって、

仕事が無いから田舎から出てきて売り専で働く青年が多かったらしい。

ハンサムでマッチョでセックスの時のサービス精神も良かった。

このような青年と日本でセックスするのは当時はなかなか難しかったから、満足できた。

割り切って遊ぶには売り専も時にはいいですよ。

ただ日本では料金が高いからなー。


引用された日記の、
彼のような変化が訪れる人というのは
非常に稀なのだろうと思います。

読んでいて、香山リカさんの本に引用してあった
吉本ばななさんの日記を思い出しました。

「不特定多数の男の人に体を売る仕事を長く続けると、
精神のどこかがどうしようもなく疲れて、傷ついてしまって、
そのダメージは自分が思っているよりも
ずっと大きくなっている場合が多い、ということだ。
そして何かのタイミングをつかみそこなうと、
ダムが決壊するみたいに、命を落としてしまったりする」
(2003年1月9日の日記)
http://j.mp/bKI5up

俺は買ったことはないですが、
売春であったり、借金であったり、不倫であったり、
子どもの頃にそういうのを見さされた経験があり、
その手のことにまとまりつくジメっとした感じがとても居心地が悪く、
影のようなものが怖いと今でも思います。
いつの間にか抜けきれないシミのようなものがまとわりつき、
それを落とすのは、端から見るよりはずっと難しいことなのだと思います。

日向に当たっていたい、
そんな気持ですね。
売る方のバックグラウンドや、買う方の虚しさなど、敢えて気にする必要はないのでは?

それぞれ事情はあるのでしょうし、けれどお金が欲しくて、身体を売っている人と、買う方も気に入ったタイプの子がいたから、ただその子を数時間買っただけにすぎません。

もちろん心までは買えませんし、向こうが万一何を言ってきても、それは営業トークに他なりません。


ウリ専についてはいつも思うのですが、買う方が気を遣いすぎ。


その分対価を支払うのですから、それなりのサービスの提供は当然です。



後ろめたさや、虚しさを感じているのはあくまでも客の方だけであって、彼らは、次はどうやって指名を取るか、それだけだと思います。


だって、「こんなことできない」と思っているのなら、とっくの昔に辞めているはず。


大昔の女衒の世界ではありませんからね^^;

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