Control
これは酷すぎます。突入時の機動隊の編成は、1階が第9機動隊、2階が長野県警、3階が第2機動隊であり、統制が初っ端から分裂してます。これで突入しようとした佐々氏は合理性より政治を優先したように思えます。実際、2機では突入した中隊長が負傷し後退したため、機動隊員は混乱しました。
Communication
論外。カップヌードルから炊き出し弁当まで県警と警視庁は互いに融通しようとしませんでした。派遣団の幕僚長としての佐々氏は部隊運用の基本である意思伝達や調整能力が皆無だったようです。
Information
以上の様な指揮統制の無茶苦茶さから、当然情報は伝達される訳もなく、実際に突入から2時間以上経って銃の使用許可が出ますが、それも現場には伝わらず、警官側は数発撃っただけです。その銃の使用許可も「適時適切に使用せよ」との付言があり、発砲の判断と責任は、発砲した機動隊員にあるという酷いものです。