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世界の子供の笑顔を守れコミュのシエラレオネ

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タイトル:「パパの手を切らないで」


今月、12月7日、アメリカ・マイアミで、
ひとりのアメリカ人の男が逮捕された。

この男の名前は、
チャールズ・マクオーサー・エマニュエル
(Charles McArthur Emmanuel)。

容疑は、海外での不当な尋問、そして、拷問だった。


エマニュエルはの父親は、
「血塗られたダイアモンド戦争」として知られる、
アフリカの国シエラレオネの内戦の
国際戦争犯罪の容疑者、
そして、
リベリアの元大統領、
チャールズ・テーラーだった。



シエラレオネという国は、小さい国だが、
世界最高品質のダイアモンドが産出される。

アハメド・フォディ・サンコーという男は、
革命統一戦線(RUF)を組織し、
1991年、武装蜂起、
シエラレオネのダイアモンド地帯を占領、
住民をダイアモンド鉱山で働かせ、
そして、ダイアモンドを売りさばき、
多額の軍事資金を稼いだ。


この結果、シエラレオネの内戦は、
当時の世界最大級の戦争にまで発展した。


やがて、世界は、この状況に気づき、
シエラレオネのダイヤモンド輸出に規制をかける。


だが、サンコーには、
素敵なお友だちがいた。


それが、チャールズ・テーラーだった。

テーラーも、
シエラレオネの隣の国、リベリアで武装蜂起、
内戦の末、こっちは、いつの間にか、
リベリアの大統領にまでなっていた。


世界が、シエラレオネのダイアモンドに規制をかけたとたん、
隣のリベリアのダイヤモンドの輸出が急増した。

そして、リベリアの武器輸入も…。


この戦争は、
人が行うあらゆる残虐行為の見本市のような戦争だった。

普通の人々が誘拐され、
奴隷のように扱われ、殺された。

家を焼かれ、畑を焼かれ、財産は奪われ、
捕まった人々は、生きながらに焼かれ、
拷問され、手足を切断され、
子どもたちは連れ去られ、
親や友だちを殺すことを強制され、
ドラッグによって人殺しの道具にされ、
女は、大人も子どももレイプされ、
身体に、家畜のように、ナイフで刻印され…。


人権保護団体「Human Rights Watch」のレポートには、
次のような証言が載っている。

「兵士たちは、わたしの家に押し入って来て、
 お金を要求し、
 そして、外に出るように言われました。

 外には村の30人ほどの人が、
 兵士に銃を突きつけられて集められていました。

 やがて『おまえ。おまえ。…』というように、
 一人ひとり、選ばれて行き、
 そして、わたしも選ばれました。

 なぜ、わたしが選ばれたのか分かりません。


 わたしたちは、銃を突きつけられて、
 丘の上に連れて行かれました。

 彼らは、わたしたちを押さえつけると、
 わたしたちの腕を切っていきました。


 ある人は両方、残りの人は片方。」


これを語ったラマツさんは、15歳。
彼女は左腕を切断された。


また、オスマンさんという42歳の男性は、
両腕を切断された。

「真夜中ごろ、兵士たちが、家にやって来て、
 外に出るように言った。

 私は、妻と4人の子どもと共に、
 闇にまぎれて、茂みに逃げ込んだ。

 近所の住民も隠れていた。

 しかし、明け方、ある家族の赤ん坊が泣き出して、
 私たちは見つかってしまった。


 兵士たちは、
 私や、その他の男たちに前に出るように言いました。

 私の友だちは、
 何も告げられずに押し倒されると、
 斧で、両腕を切り落とされました。


 次に、私が呼ばれました。

 『パパの手を切らないで!』
 その時、私の4歳になる息子が叫びました。」



2002年、
10年以上に及ぶ、シエラレオネの内戦は終了した。


サンコーは、戦争犯罪容疑者として、
国際法廷に告発されていたが、
2003年に、病気で死亡した。


テーラーは、2006年、逮捕され、
来年2007年4月に、
最初の法廷が開かれる予定になっている。


この戦争で、5万人以上が死亡、
国民の半数の250万人以上が難民になった。


この内戦により、シエラレオネは、
今年まで、10年以上にわたり、
世界で一番平均寿命の短い国となった。
(男:32.95歳, 女:35.90歳、1995年)

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関係リンク

Human Rights Watch
Sierra Leone
Getting Away with Murder, Mutilation, Rape
New Testimony from Sierra Leone
July 1999, Vol.11 No 3(A)
http://www.hrw.org/reports/1999/sierra/

New York Times
Son of Liberia’s Ex-Leader Charged in Miami Under Anti-Torture Law
December 7, 2006
http://travel.nytimes.com/2006/12/07/world/africa/07liberia.html

BBC
Special report: Sierra Leone's civil war
http://news.bbc.co.uk/2/hi/special_report/1999/01/99/sierra_leone/251251.stm

BBC
In Depth: Sierra Leone
http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/africa/2000/sierra_leone/default.stm

アムネスティ・インターナショナル
キンバリー・プロセス:
キンバリープロセス認証制度を効果的に強化するための参加国への勧告
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=154

ダイアモンド・アクション
ダイアモンド・ホントの値段
http://homepage2.nifty.com/ai152hannah/diamond.htm

Matthewさんの日記
ディカプリオの"Blood Diamond"公開!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=291942570&owner_id=1810353

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写真
左:
RUFに両腕を切断された2人の男性と、
おばあさんに背負われているときに撃たれて、
腕を失った2歳の女の子。
おばあさんは、そのときに亡くなった。

コメント(9)

この話はテレビで見た記憶があります。
アフリカの問題は、日本では関心が薄いです。今はダルフール紛争が深刻らしいです。こういう所に国連軍をだして、犠牲者がでないようにしてもたいたいと思います。
先進国で一人亡くなる命と途上国で亡くなる命。どちらも同じ重みの命なのに、あまりにもその扱われ方に違いがありますよね。
先週9日に、BLOOD DIAMONDを見ました。まこさんの書かれているとうりの順番に映画もそうでした。
14歳の息子と一緒に行ったのですが、息子はこういう事が人々にとって悪い事は理解しているのですが、だからこそ戦争をして悪の勢いを封じ込めないと仕方ないと言い張るのです。
なぜなら、話し合いの通じる集団ではないから。
9.11のテロ行為、イラク戦争についても、同じ意見を言います。
話し合い・相手の気持ちを理解するなどの事は、後回しのようです。
たまさん

息子さんの「話し合いの通じる集団ではない。」という考えそのものが国に植えつけられた固定概念だと思います。そういうものなんだと国民に思わせるように政治は動きます。テロやイラク戦争は先史時代の領地争いのレベルではありません。政治やお金や人の腹黒さや欲得などそういうものが絡み合っています。何も理由なしにやっているわけがありません。戦争をすることでものすごく得をする集団があるわけです。そのわずかな人たちのために何も罪のない多くの人が犠牲になります。血を血でぬぐう戦いからは憎悪や怒りが生まれるだけです。
どうぞ、息子さんともたくさん話し合ってください。14歳という若さなら血気盛んな時期だから難しいかもしれませんが、きっと将来の息子さんの考えに有益になると思います。前にも書いたように、戦争が是であると言う権利があるのは実際に戦争を経験して身も心も裂けるような思いをした人たちだと私は思っています。
まこさん

ありがとうございます。
親の気持ちを上手く伝えるの最近 とっても難しくなって着ているのが、現状です。 
友人からも応援するわよ!!と、背を押してもらって息子の知性改革に
取り組んでいます。
学校で、そういう風潮を植え付けられて来ているのでしょう。
正義感の強い子でもあるので、頑張って正しい方向へ誘導したいと思います。
私はシエラレオネという国に関心があります。
でも実は去年まで、こんな悲惨な事態などまったく知りませんでした。というか、はずかしいことにシエラレオネという国さえ知らなかったのです。
どうしてこんなに理不尽なことが起こってしまうのでしょうか・・・。みな同じ人間なのに。
今はもっともっといろんなことが知りたいです。
そしてもっともっと多くの人にこの事実を知ってほしいと思っています。

BLOOD DIAMONDの日本での公開を期待しています。
私は現在シエラレオネを題材とした卒論を書こうとしている大学3年生です。
シエラレオネについて、いろいろ知りたいのでよろしくおねがいします。

ダイアモンドの話は少しだけしっていたので気になりました。
そのような映画があるのでしたら、ぜひとも見たいです。
時間があればシエラレオネにいって現状を見てきたいのですが・・・そのような時間がとれないので・・・
よろしければ皆さんの知識でも教えてください。
昨日、ブラッドダイヤモンドを観てきました。私の陳腐な語彙ではこの映画を語ることはできません。
このトピに記されている内容と同じです。
昔妻に買ったダイヤモンド、これも彼らの血に染まったものかもしれません。

いやいやダイヤモンドだけじゃないです。金だってそう。

そう言えばこの間まで先物取引で金を買ったり売ったりしてたなぁ〜俺。

全てがそうだとは言えないのですが、アフリカなど後進国の犠牲というか被害のもと、我々先進国経済が成り立っているということは否定できないとつくづく思いました。
こういう内容を世界中で公開される映画が取り上げるのは大きいですよね。
たくさんの人が、良い選択をしていけるようになるといいと思いました。
アムネスティのウェブアクションは数が集まれば効果絶大なのでみんなで集めちゃいましょう。

情報の元はこちらから。
他にもいろんな情報が集まっているので、興味がある人は登録を。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1808806

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