食品技術士センターコミュの2006年12月例会議事録

食品技術士センター　12月度例会議事録
日時　：　2006年12月16日（土）
　　　　　13：00～16:30
場所　：　第一オカモトヤビル　4階会議室
出席者：　42名
?.　例会
?今後のスケジュールについて（久保副会長）　
1月　日時：1月20日（土）　11:00～17:00
場所：日本教育会館703号室、9Ｆ喜山倶楽部
　　　パネルディスカッション「油脂と健康」
　　　コーディネーター：大谷丕古磨氏
　　　パネリスト：藤田哲氏、鈴木清次氏、鈴木修武氏
　　　新年会：会費は6000円。新年会の参加申込み締め切り
　　　は12月15日
※12月15日現在申込み者37名、集りが毎年悪い、多数の会員
　の参加を期待する。(遠山茂雄理事)

　　2月　日時：2月17日(土)　
　　　　場所：明治薬大・剛堂会館　13:00～17:00
　　　　　?連絡事項、
?講演(ⅰ)「調味食肉について」岡田邦夫会員、
?講演(ⅱ)「健康・機能性食品の市場動向と開発
戦略」有井雅幸氏(キッコーマン?)

　　3月　日時：3月17日(土)　場所：未定、13:00～17:00
　　　　　?連絡事項、
?講演(ⅰ)「飲料について」中村賢一会員、
?講演(ⅱ)「株式会社を作ってみました」
泉可也会員

　 4月　日時：4月21日(土)　場所：未定、13:00～17:00
　　　　?連絡事項、
?講演(ⅰ)林英一会員、
?講演(ⅱ)仲田邦穂会員

?新入会員紹介：白砂尋士(ｼﾗﾏｻﾋﾛｼ)氏、
農業部門・農芸化学、
株式会社Ｊ-オイルミルズ
?食品技術士リレーシリーズ（石田賢吾理事）：
1月25日以降の原稿執筆者募集

?食料産業クラスター促進技術事業（石田理事）：
11月(筑波)、12月(近畿)でポスター展示した。

?その他
　　*　業務斡旋(若林会長)：神奈川県食品衛生監視員
への講演依頼
(2名応募、履歴・居住地で1名決定)

　　*　女子大講師募集(若林会長)：
中部地区（平成20年4月からへ予定変更・食品産業
論の講義）

　　*　平成19年6月工場見学会予定(久保副会長)：
紀文食品(練製品・千葉)、
相模屋食料(豆腐・前橋)、
　　　富士パン粉工業(蕨市)などが候補予定、
　　　他に見学先があれば推薦下さい。

　　*　中部食品技術士懇談会(跡部会員)：
　　　活動状況説明（静岡を含む9名で活動中）

　　*　新年会会費納入者(若林会長)：
　　　新年会当日はリボンなどで入場者を識別する

　　*　日刊工業新聞社(久保副会長)：
「技術士-現場の視点-」
　　　・原稿執筆依頼（10月4日から6ヶ月間・原稿料
　　　　1万円/回）

?.　講演

?井上好文氏　（社）日本パン技術研究所　所長
「パン産業の技術動向」

　製パン業界は美味しさ、低価格、健康、利便性、伝統
志向の高まりで研究・開発にしのぎを削る状況にあり、
いきものであるパンへの気泡の形成が品質を握る鍵と
なる。
　湯種法、加工澱粉による食感の改良、冷蔵･冷凍技術
、食品添加物、ミキシング方法などの事例をまじえて
分かりやすく説明された。海外、特に欧米の例を引いて
市場動向、職人技からコンピュータ化されたミキシング
システムへの変遷、高圧ジエット気流による生地の製造
など先端技術の紹介があった。

?斉藤健会員
　「バイオマスとエネルギー問題」　

　アルコール燃料、バイオデイーゼル燃料、バイオガスに
ついて海外の事例を交えながら解説された。
　アルコール燃料はガソリン代替となるエタノールとディ
ーゼル代替となる植物油があり、前者はサトウキビや
トウモロコシなどを原料とし、ブラジル、米国などで生産
され、後者は菜種油、ヒマワリ油、パーム油などを原料と
しスウェーデン、ドイツ、オーストリアなどが検討中だが
副生されるグリセリンの利用の検討が必要となる。
　デンマークでは畜産し尿を原料とするバイオガス処理に
よってメタンをエネルギーとして取り出して地域暖房、電力
として活用している。我国はバイオ燃料の利用を加速化する
ために、ガソリンの代替燃料であるアルコール燃料の国内
生産目標をガソリンの年間消費量の1割にするよう取り組み
を強化した。　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上