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グリーン・ツーリズム (GT)コミュのさざなみ便り (波佐見町グリーンクラフトツーリズム)

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さざ波便り        NO292号 平成19年10月27日 

■虫や鳥の生き方から人間の生き方を学ぶ!

福田首相が10月1日に行った所信表明は、敗戦後日本の歩みをよくよく鑑みた発表でありました。それは、昭和20年日本国の敗戦から立ち直る為の方針が平和産業の推進でその政策は、低価格品の大量生産で雇用の拡大を図り2次加工品の海外輸出でありました。それで国は立ち直り、ついでに国民も所得が上がりその恩恵に与る事が出来ました。しかし、その方針と政策が戦後60年間一度も大きく見直される事もなく今日まで来ました。故に、我が国民の我儘堕落と収入格差の不幸を招く原因になりました。又諸々の政策の行き止まりにあたり、いつもその場限りと云うか現象対処療法の対策ばかりで、100年〜200年の演繹仮説(戦略思考)をもった方針と政策が出来ませんでした。それで現在のコメ価格の下落騒動も、自民党は100万トンを備蓄すると政策の変更を選挙対策の為、政府に飲ませようとしています。本年は、その場限りの政策変更で済みますがしかし、来年は如何なる対策をとるかです。このようなコメ騒動の矛盾は、グローバル化した経済システムの大量生産と大量消費のフロー型経済から発生しているのです。この矛盾するチグハグな政策を繰り返さない為福田首相は、戦後政策のフロー型経済から脱却しストック型社会へシフトすると表明したのです。それで我が国は、世界に伍する企業の存立を図り地域の再生をストック型経済で立て直すと宣言しました。
私のブログに案内しています「生態系が語る日本再生」(日本経営者協会発行)の著者である岡本久人さんが、ストック型社会でなければ日本再生は難しいと著しています。更に、「45分でわかるストック型社会」(電気書院発行)という本には、諸々の国際統計のグラフ、漫画絵文字、指数関数のグラフを用いて誰にでも分かるように読みやすく案内してあります。岡本さんは云う・―現在世界の人口は66億で50年後に100億になりますと。この人々をどのようにして食わせるかの方法がフロー型経済では見出しにくいと。それで日本国は、200年以上耐えうる住宅造りから始めようと提唱されています。更に、我々日本国民が生きる方法として山林原野の整備と荒廃した田畑農業の振興を積極的にやる事だと言われます。今は、エネルギー資源を世界各地からとり寄せる事が出来ますが、あと10年もすればそれは、段々と不可能になるとの事です。今、日本農業はフロ―型経済のシステムに翻弄され輸出産業の餌食にされています。それで後継者もいない日本農業の再生は、非農家の人々が日本の国土と日本人を守るとの意識をもって共同体で生きる事が地域の再生になりますという。
岡本さんは、日本野鳥の会のメンバーで虫や鳥や動物の生態系から人間の生き方を発見され、それを論文にまとめ上げ自らの論旨が正しいかどうかを試されています。昆虫・鳥類・動物には、種の保存の原則により自然淘汰が起きるようになっていますと。しかし人間は、科学&医学の進歩でその自然淘汰を超越したというか破壊して生き続けていますと。更に、生まれて来た人科の人全部を守り育てるようになったという。虫科の昆虫はそれが出来ないし、鳥科の鳥も出来ないという。ヒト科の動物という種は、いつの日か自然淘汰を超越し末長く生きるようになってしまいましたと。この人間の知恵が人間を滅亡へ導く大きなファクターになっていますと。それでこのようになってしまった現状を嘆くのでなく如何にしてこの生き難い日本国をよりよい生き方が出来るようにするかが、今の日本人に問われていますと。茲に人間として生きる意味があり大きな夢とロマンがあるという。
現在地方の何処も仕事が無くその首長さんは、フロー型経済の花形である自動車や電機の企業誘致を盛んにしております。それはそれで是としながらもこの地球は、資源枯渇へと進んでいますので資源の無駄使いをなるだけ少なくし、フロー型経済を続けながらも地域の田ご作国民は、ストック型社会へシフトし共同体で生きる生き方を創作し、村人が元気で面白い生き方が出来ようにすればベターな存在になります。岡本さんは、「日本再生」の本の中で日本人の生きる方向が具体的に分かれば、30〜50年後を目指し元気に生きれるようになると確信されています。それには、これまで忙しくて読書が出来無かったという人々にとって、本格的な読書が必要になります。南無・・・          了。

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深澤 清  〒859‐3711   波佐見町井石郷2089

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さざ波便り     No291号  平成19年10月1日号
 
■日韓交流の意義  
   
日本国波佐見町と韓国康津郡が、去る9月8日国際交流を推進するに当り、意向書の交換を韓国康津郡庁で行いました。それで波佐見町NPO法人グリークラフトツーリズム研究会(GCT)代表の私は、末席を汚す事になりました。それで日韓交流の意義とその本質を考えてみたく思います。元々人間が人間として成り立っているのは、関わり合って生きるという無意識の交流をしているからです。これを哲学的に表現すれば「スベテの人間は、自然一切と係わり合いながら変化する現象的存在である」になります。この人間存在の本質と民族の特性をよくよく把握して国際交流を推進しないと火傷を負う事になります。現在中国との経済交流で日本の進出企業が失敗しているのは、人間存在の本質と大陸民族の特性をよくよく分析把握してない所から発生しています。それで日本民族の特性であります「勤勉・善意・調和・信頼」だけで中国との交流を続ければ常に、破綻を繰り返す事になります。故に韓国との交流は、陶磁器の技術交流とスポーツ交流と経済交流だけでより良い人間交流に仕上げるのは困難です。先ず基本は、人間対人間の交流をお互いが把握し研鑽し推進する事です。
明治以来の交流で上手く行ったのは、全て人間交流が国家間交流を牽引しています。例えば、明治37年日露戦争の勃発に当りその停戦の為、金子堅太郎はアメリカへ行って時の大統領セオドア・ルーズベルトに面会し講和の仲介を依頼しています。これは、金子堅太郎がルーズベルト大統領とハーバード大学の同窓であった事と、彼の人間的魅力が大統領との面会を容易にしています。それで日本海海戦の勝利は、東郷平八郎と秋山真之の活躍が世間に膾炙されていますが、隠密の活躍はポーツマス講和会議を有利に導いた金子堅太郎の人間的魅力があり更に,ルーズベルトとの人間的交流が早期停戦と講和を成立させたのです。このように人間交流が、国家間の交流を促進する時もあります。故に国際交流は、
人間交流を基本に推進すると如何なる困難も必ず克服できます。金子堅太郎について少しく述べると明治初期廃藩置県の強行で福岡藩からの給金を失うと、それに挫けず福岡藩士を尋ねて学資の調達に駆け回り英語の勉強をしています。そして時の県令でありました黒田長知の随員として岩倉使節団に加わり渡米しています。何時の時代も若者は、見聞を広くし胆力を養い全力で事に当ります。
話が横道にそれましたので日韓交流に戻すと康津郡と波佐見町の交流は、地方行政の小事であります。これは、地方行政が国際交流をやる魁に成る要素を多く含んでいます。それは、陶磁器と青磁の交流に留まらず人間交流を基本に据えて進行するからです。前出の金子堅太郎は、人間交流に重きをおいて行動しました。それで100年後の私共は、スポーツ交流や経済交流のみを推進すると底が浅い交流になります。故に、人間交流を基本に友好を深める事だと思っています。今回石多加代子さんによるオペラは、韓国人を最高に魅了しました。更に、田中ゆかり先生による日本茶のお点前のご披露はとても重要でありました。今後このような日本文化と音楽家を随伴し交流すると10年後、康津郡の人々と良い人間関係が生まれます。更に日本文化と芸術音楽が、日韓親善に貴重な役割を果たします。
縷々色々と書き捲くりましたが、最後は畢竟如何になります。それはお互いが交流し一体何になるかであります。経済交流は、お互いに利益がありますから必ず目に見えます。この文化交流と人間交流は、10年・20年で目に見えるような効果が上げってきません。人間交流は、50年・100年先このような事を先人が開いてくれたからお陰でよかったとなるので有りましょう。現在日本は、北朝鮮と国交をもっていません。又、中国とロシアも人間交流が充分でありませんので国際交流が盛んでないのです。最後に交流の意義は、一体何かと云うとお互いの人間成長であります。これには歴史館・人間観・世界観等をよくよく把握しないと現象界の渦に巻き込まれて二進も三進も行かなくなります。その中心テーマは、人間愛と人間尊重につきます。この思想と哲学をもっていないと役所間の業務交流だけで終わります。21世紀の国際交流は、お互いの人間同士が人間存在の意義を確認しながら研鑽し、人間として成長する事です。その結果、真の友好親善が生まれるのです。 

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さざ波便り     No 289号 平成19年8月1日

■地域再生には思想と哲学が必要! 
 
地場産業の窯業が衰退し次なる田舎産業は、?環境保全の事業化?人間育成と人間再生の事業化?波佐見ミュージアムの事業化?ツーリズム体験交流の事業化etcです。これら全体を事業展開する事で地域再生の足がかりに為したく思っています。それでお国の農林省は、敗戦後食糧増産の主宰にも関らず常に通産省の後塵を拝してきました。それは敗戦後、平和産業振興の主柱でありました鉄鋼造船、自動車、電機、機械、化学、精密光学機器etc2次加工品の輸出が国家再生の方針だったのです。この方針と政策は、国家再生の基本中の基本であったと今も賞賛し語り継ぐ事ができます。これからの日本の運営は、農林省が主導権をとり経済産業省の後塵にならず並列して国家再生に取り組める時代が来ています。それは、日本国に2つの方針と政策がいる時代になったのです。一つは、経済産業省が日本経済を牽引する知的産業振興です。2つは、農林省が主導権をとれる環境保全と人間育成&人間回復の事業化です。それは、江戸時代を鑑みれば循環型農業の生産方式が一国で完結していた事実です。更に、山林原野の開墾整備で農地拡大と燃料エネルギーである雑木林の環境保全が細かく出来ていました。現代のように鉄筋コンクリートのダムも作らず260年間強力な身分制度の本で、徳川幕藩体制は日本国をよく治めてきました。お国の安寧の基本は、環境保全の治山治水と人間つくりです。
日本国は、明治開国以来殖産興業と富国強兵の方針と政策で急激な国つくりを行ってきました。それが、昭和20年の敗戦でゼロ&マイナスになり、そこから首相の吉田茂と白洲次郎らがよく頑張って貿易庁を作り更に、通産省を作りドン底の敗戦国を黄金の日本に仕上げました。その為には、武力を保持せず交戦権を持たずの憲法を遵守した事が繁栄の基礎になりました。又、日本繁栄の追い風になったのが、朝鮮動乱とベトナム戦争であることは人口によく膾炙されています。輸出立国にあたっては、通産省がよく機能し世界に冠たる経済大国にしました。又、その利益を国土のインフラ整備にあててよくぞ茲まで成長さしてくれたと感謝します。しかし、余りにも順風万歩に行き過ぎた為誰でもが弛緩し堕落し、今日の原理原則なき国家になり下がりました。更に、地域間格差は増大するばかりで政治家と官僚と地方の首長は、地方地域の再生プランも掲げきらずボンヤリと時間ばかり経過し、地方自治体の負債は増大するばかりです。その原因は、政府が無原則で国家を富ませるという虚名で国債の発行を続けた結果です。更にそれに追い討ちをかけたのが、世界標準という世界統一価格を促進して地方産業は一瞬にして縮小衰退を余儀なくされています。これは、日本の主要産業をキープして生き残る為に、政府は地域をダメにしてでもグローバルスタンダードを推進するしか方法がなかったのです。地域の地場産業を残す事よりも、主要産業を生かす事が政府にとってベストだったのです。明治以降の政治経済の在り方を顧みれば常に弱い産業は切り捨てゴメンの政策を図っています。
それで地方の首長に地場産業再生と新産業創出のウルトラCが内在しているか或いは、シンクタンク能力を自ら持ち合わせていれば問題ないのですが、これまでの日本経済が順風で来た事とバブル景気で浮かれていた為、地域再生のノウハウなど皆無に等しい現状です。このように他を攻める私も実は段々と衰退し、なす術を持ち合わせてなかったのです。しかし、何とか自ら生きる為にツーリズム運動を始めたのですが、模索状態が只今6年間も続いています。今、茲に来ましてようやくその生きる方向と出口が遠くに見えるようになりました。それは、前出の?、?、?、?の事業化であります。これは、全く資金がない所から始めるのですから、それ相当の理念と概念の確立がどうしても先に要ります。それで私は?の人間育成と人間再生の事業化を図る為に、共同体による山林整備&農業&土木石垣積み等の共同作業を必須とした共同事業こそ、人間を人間的に為す最高のカリキュラムと思っています。それは何故かってそりゃーアータ人間は、共同体で生きる中に人間的人間の極意があるからです。
〆としてこれからの農業は、環境を創り育てる事と人間を育成&再生させるという高度な文化を以って日本農業の再生を図るのです。農業は、勿論食料生産が第一義でありますが共同作業の意味を深く思考すれば人間再生になるのです。それで農産品の自給率を上げる為に過大な農薬や肥料を使ったり、単一産品を作ったり、ビニールハウスによる施設園芸で生きる事を目指すよりこれからは、主要産業で元気に働く人間を創り出し日本の再生を目指す事で日本農業の生きる道を創作するのです。農林省が国家再生の主導権をとり、人間再生と環境保全を大義名分にして私共かっぺが頑張るのです。     了

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さざなみ便り No 288号  平成19年7月1日
            
■18年間の鷹山会を顧みて! 

 
 顧みれば昭和63年日本国民がバブル景気に踊り始めた頃、ハガキ道の先生であります坂田道信さんと2人で山形県米沢市の上杉鷹山を尋ねて見ようになりました。私共2人で行っても面白くないから序にかみさんも同伴し一緒に行こうと成りました。更に私は、友人達に米沢に行かんですかと語りかけました。そしたら坂田先生も講演を聞きに来た人へご案内され第一回は、平成2年で総勢67名になりました。

それでどのくらいの経費が要るのか全く分からないままイザ米沢へ行く事にしました。最初から無謀な旅行計画を立て参加費を¥15000にしました。そしたら現地で不足金が出る始末です。最初からマイクロバスやタクシー代が不足しまして¥2000の追加をしました。そしたら参加者の中にオレは自家用車で来ているからと言い出す始末です。

それでも足りないから再度あと¥2000下さいといったら今度は文句が色々と出て来ました。最初から真っ赤っかっかーの大赤字で自分のお金を出すハメになりました。ネコババどころの騒ぎでなかったのです。次回から¥25000以上取ってもネコババ資金をプール出来ませんでした。毎度家に帰り着くとカラッポになっていました。


 まァーその資金繰りは兎も角私の狙いは、みんなに日本の仏教者と碩学を学んでもらいたく暁烏敏・良寛・毎田周一僧らが修行したお寺を回りました。4回目から幕末明治に活躍した河井継之助・横井小楠・細井平洲・西郷隆盛・坂本龍馬・吉田松陰・江藤新平etc15ヶ所の生誕地を尋ねました。それで参加者は、毎年呑む・打つ・買うの3拍子で全くお勉強どころの騒ぎでなかったです。特に、7回目頃からヤスオちゃんが加わりいつの間にか吉本興業に成り下がっていました。その方がワッチも面白くなってヤスオちゃんにTOBを掛けられたまま今回まで来てしまいました。

それで益々お勉強に拍車がかからなくなり参加者から、もう少しお勉強をするようにとのご注言は一切ありませんでした。参加者は、もの凄いお勉強をするようなお顔をされていますが、実際現実には、ヤスオちゃんのファンが段々と増えた所を見ると、お顔と内心は全く違う所に有りと発見しました。
 
 余りにもカラッポの前置が長くなりましたから事の本題に入ります。この18年で私が学び得たのは、歴史の影で活躍した人を発見出来た事です。これまで表で活躍した人々の足跡ばかり追ってその実態は良く分かりませんでした。今後は、表で活躍した人々を影で支えた人を見つけ出し、その人の実務と実践を学ぼうと思っています。例えば太平洋戦争の敗戦処理に活躍した吉田茂を影からバックアップした・白洲次郎、或いは、リトアニアの大使であった外務省の杉原千畝、日本帝国陸軍の栗林中将、日本国憲法の提案者鈴木安蔵、欽定憲法の実務者であった金子堅太郎と井上毅、更に昭和10年代の政治家であった中野正剛、広田弘毅etc明治この方沢山の賢人が歴史の表から消えています。

この人々に光を当てて深く学び波佐見町の地域再生に取り組んでいきます。色々と批判や非難もあろうかと思いますがしかし、現在私共の生き方が、歴史の影で活躍した人々の思想・哲学と実践の上に成り立っていると考えれば、それを学ぶのもやぶさかでないと思うのです。

今回の講演で矢野先生のお話の中に「賢者は、歴史に学び愚者は、経験に学ぶ」とありました。あの大英帝国の首相チャーチルは「歴史を鏡に映し遠い過去を見通せば、遠い将来を見通せる」と喝破しています。

 それで今日の格差社会を嘆いてどうする事も出来ませんからこれを乗り越えるには、15世紀頃に西洋で起きましたルネッサンス運動を展開し人間を強くして産業社会に伍して生きる力を養うしかないです。政府と行政は、制度の中で色々と画策しますがその補助金を待って活動を為す等、昼間の遠い空を眺めて星の数をかぞえているような物です。ですから今後どのように生きるか心に決めたら収入が相当減少しても自ら元気に生きる為、人間力をつける運動を推進していくのです。それで波佐見の再生はその運動が目的でなく、先ずは自らが元気で楽しく生きる方法を創作していくのです。今日の経済社会は、利益を上げて生活の安定を図るのが現代の生きる目的であります。

しかし、よくよく考えればそれは人間が生きる為の大事な手段であるのです。この所をよくよく把握しないと地域再生の運動どころの騒ぎでなくそれは相当の難事になります。それで18年間続けた鷹山会を顧みて、現在の生き難くなった時代を嘆くのでなく自信を持って他人と関わり合って生きる事が、人間の生きる最大の意味であると気づいた事です。それでも心の底にネコババの心がチラチラしますが、やせ我慢して人間の生き方を踏襲したく思っています。まァーなんとカッコいい事を云々するのでしょう・・・恥ずかしいナー。   了

 波佐見町グリーンクラフトツーリズム        
 〒859‐3711 波佐見町井石郷2089 深澤 清


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さざなみ便り No 287号 平成19年6月1日

■人間交流と地域再生!

 過日、従兄弟で同い年の博城君が遊びにきました。そこで語り合った事がデリバティブとヘッジファンドの事でした。茶碗つくりと卸と百姓しかしらないど田舎の波佐見町で65才になった爺さんが、2人寄り合って金融の話をした所で一体何になろうというものです。2人とも横文字をテレビと新聞で知っているだけでその中身がどんなものか或いは、それがどのように私共の生活に関わってくるのかなど一切分からず、それらしき話をする所をイメージしたら噴き出して可笑しくなります。

何故かってそりゃーアータ地場産業の窯業が疲弊し次なる産業を創出できずにいる村で黄昏の田ご作2人が、天下国家や金融経済の話をしたのです。そこで世界を駆け巡るデリバティブやTOBの会社乗っ取りと金融ファンドの話をした所で、犬が遠い星を見上げてボンヤリ吼えているようなものです。

それで結論は、今後都会と田舎の所得格差が広がり田舎の民は、ひどい低所得で生きる事を余儀なくされると成りました。寡っての水のみ百姓の生き方を再現する事になるのだとサ!
水のみ百姓で生きれるならそれに越した事ないですが、それ以下の生き方を田舎は強いられます。少しランクを上げて、水のみ百姓の上を目指すならお国が進める地域再生の産業観光を始めるしかないです。

それも一過性でなく人が常に繰り返し、繰り返し波佐見へ行きたくなるようなリピーターを編み出すのです。その一つは、波佐見町の各家で田舎博物館を立ち上げるのです。もう一つは、日本の主要産業とリンクした心身の健康を図るサービス業の立ち上げが必要です。寡って波佐見町がアナウンスしお題目になっています「きなっせ100万人」の交流人口の拡大だけを唱えても、来客数はこれまでの50万人プラスαの10万人程度が限界です。

そこで産業観光の中心テーマである交流人口の拡大をアナウンスすると同時に、国が進める観光立国の本質をよくよく学び捉えなおし窯業と農業を融合した体験交流観光を図る地域寄り合いの新コミニティーが要ります。これまでのツーリズム活動で習得した知恵を結集し都市農村交流を本格的に取り組む時代になりました。

現代の地域再生は、敗戦後の昭和20年代に採った平和産業振興を再度田舎で再現すればいいのです。その時、日本の復興を目指した産業人は、自らのリスクでお国から低利の融資を受けて一人二人で立ち上がって来たのです。それは、国の金融バックアップもさる事ながら国民の方にも、何かを立ち上げて自ら生きる糧を得ようとするエネルギーが漲っていました。

今は、制度と仕組が固定化し国民のエネルギーがとても弱くなっています。それは、我慢と辛抱をしたらマダマダ喰えるという現実があります。もう一つは、生活インフラの年金福祉が進んで何もせずに生きようとする人が多くなってきました。しかし、お国は、何時までも国民年金や老人年金を国民に支払う事ができないです。それは、年金公庫がもうーカラッポになっているからです。あの社会保険庁の無駄使いやお国の各種財団の無駄使いがあまりにも野放図だったからです。

日本は今、誰も止める事が出来ないほど獅子身中の虫に犯されています。それは、国の制度と蒙昧な国民が作り出したものです。
それで主要産業とリンクした波佐見再生を如何に為すかです。それを図るのに、森林環境整備事業とログハウス造りや体験農作業の中に共同して為す仕事があります。これは、中々言うは難く行うは易しです。昔日の結いや普請作業は、封建社会の庶民の生き方で特に農作業で培われてきました。それで現代の結いは、利益産業社会を経験した人々が人間として生きる為に共同作業を体験するのです。そこで体験交流する人々が、共に生きる喜びを創り出し心身の健康を回復するのです。

まァ一日中遊びの中に共同作業が少しあるのです。この共同作業の中に人間を元気にするノウハウが沢山隠れています。それを実践とミーティングで解き明かし納得了解する事が「人間交流と地域再生」の醍醐味です。 了。


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 〒859‐3711 波佐見町井石郷2089 深澤 清


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(左写真): 田んぼの稲を竹光で叩いてイノシシの親を追い出す田ご姫ママちゃん
(右写真): イノシシの子供は、元気に飛び出して来ました親は心配で出て来ません。

波佐見町界隈

10/1の事、元ちゃんの田んぼにイノシシ親子がやって来ました。田んぼに隠れていたイノシシ親子を元たちゃんの田ご姫ママが竹みつで田んぼの中から追い出しました。そしたらイノシシの子供が3匹出て来ました。そこをパチリと撮りました。凄い作品になります。今頃は、いつもイノシシが民家の近くまで出て来て田畑を荒らします。栗や梨は、木をゆすって実を落とします。

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深澤 清  〒859‐3711   波佐見町井石郷2089

さざ波便り           No306号   平成21年1月1日  深澤 清 
人間交流経済の台頭        〒859-3711 長崎県波佐見町井石郷2089
 謹 賀 新 年 
本年も田ご作便りを恥ずかしくもなく書きなぐり田ご作読者の顰蹙を買います。否々、昨年12月波佐見町に於いて「都市・農山漁村の共生・対流交流会」を行いました。それでこのようなイベントを行う事で必ず良い発見があります。それは、この交流会が次の時代を担う経済の発見になるからです。それは、今号のテーマである「人間交流経済」です。人間交流とは、具体的に知らない者同士が集まって人間の生き方・あり方の話合いを為す事です。役場の会議でディスカッションばかりしていてもお金にならないし、お金に為す仕組みも出来ないです。むかし偉いお坊さんが、「3人寄れば文殊の知恵」といいました。又、漢籍では「小人閑居して不善を為す」と教えます。これに似たような対立語で「出る杭は打たれる」といい「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ともあります。日本政府も大体このような対立語を真しやかに推し広げ、ナントカ財団の評論家や政治家の先生方も3段論法で事を収めようとします。それで産業を推進する企業経営者が自社の存続に命がけになっても構わないが、政治家がそれの番頭さんになったら国民とお国はオシャカになります。政治の要は、経世済民であるのを知悉し一人の窮民も出さない事と150年前、島津斉彬も小松帯刀に訓示しています。
 私が大げさに喚くのはあんまり大した事でないですが今、日本の田舎は全く仕事がなくなりどのように為せばお金が回るか、首長さんと地場産業の経営者も分からずにいます。人間が、余って働きたいという人々は沢山いますがしかし、田舎の地場産業に仕事がないのです。役場が斡旋するシルバー人材センターには、植木の剪定とか溝掃除やイベント時に駐車場の案内等があります。これらの仕事に産業の概念はなく只の消化作業です。このような仕事ばっかりやっていたら益々暗くなり、町や村が活気ある町になりません。元々県と役場には、経世済民の哲学も無く税金徴収と民の管理だけです。県と役場の首長は、事務処理だけを中央政府から強制されますから経世済民の哲学なしでOKです。しかし、中央省庁のお役人に経世済民の哲学が無いので、今日のような混乱した世情になるのです。私が行政府を批判しても事は進みませんので田舎は、如何なる仕事を創り出せばいいか考えてみます。
 それは先ず自分が元気に生きる為に、交流の概念を自ら創り出す事です。否、それは出来ないし分からんバイと思う方は、原始共同体社会を想起して下さい。我々の先祖は、みな協働しウサギや獣を捕まえて生き延びて来ました。このような行動を後付けで原始共産性社会と人類社会学者がよんでいます。そこには現在のような言語がなくとも、生きるという本質がありますから当然その手段として交流が自然と出来たのです。それで現在の私共に昔の原始共産性で生きろと云われても、そう簡単に出来るものでないと断言する人もいるでしょう。しかし私共人類が、毎日の食を確保する為に農業で穀物の再生産を可能に為し、明日の食糧と美田を子孫に残そうと頑張っています。更に人類は、争いを限りなく続けた結果近代になって工業が爆発的に進歩しました。それで他国を侵略し農業の生産性を上げる事より、商品経済を急激に変化させて国力を大いに付けました。その商品経済によって多くの人々が、ウサギや獣でなくお金を沢山貯めて生きるようになりました。それはお国が富んで国民が喜ぶはずでしたが、いつの頃からか企業が富んで国民と国家は段々と衰退しています。何となく企業が富んで国民も富んでいると錯覚していますが国民は、路上に放り出され明日の飯にありつけるかどうかです。
 これからも産業経済のパラダイムで生きようとすれば、大きな矛盾に突き当たります。そこで考えられるのは、田舎の山林農地を人間性回復の手段道具に為しその整備を行うのです。これは、あくまで人間性回復の運動体と位置付けて短い労働と大いなるディスカッションと人間同士の語り合いを行います。そしたら参加した人々が大いに元気になり面白い活動になるのです。日本の産業の始まりは、明治初年からでその間、140年しか経過しておりません。たった140年間で人間の心が壊れてしまったのです。壊れた人間の心を治すのが、田舎特有のコミニケーション社会です。この開懇と山林整備を目的に、企画し実践すると日当を出せなくて即やめてしまいます。今年も又よろしく。      了。

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