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パセオフラメンコ社長室コミュのカラー増ページ大リニューアル!/パセオフラメンコ新年号

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 カラー増ページ大リニューアル!/パセオフラメンコ新年号


 いつかそう遠くない日、
 またこのパセオをめくる時がくる。
 自分の選んだ道を、自分で確かめるために。

 まあ、こんなイメージを強く抱きつ、大リニューアルに臨んだ。
 来月20日発売、カラー16頁増となるパセオフラメンコ新年号。
 誌面はガラッと変わり、いよいよ編集長の不良性が全面に出る。

 任期とする2014年3月号あたりまでを見通す、前倒しの同時進行だったので、
 意外とハードな半年だったよなと、相棒小倉と笑い合ったが、
 先々の仕込みが着々と完成してゆく様子を眺める楽しみは、
 幼な子が成長してゆくプロセスのそれによく似ていた。

 観返し読み返しに耐えられる作品性・保存性の高い頁は、
 たっぷりした納期を作者に与え、早め早めの前倒しで完成させる。
 新年号ではファルキート(表紙も)、エバ・ジェルバブエナ、屋良有子、
 サウラ新作映画など、ド迫力のフラメンコ・ヴィジュアルの数々や、
 ガッツリ読み応えのある新連載の数々が、大刷新の目玉となるだろう。

 一方、ニュース記事や公演忘備録など、即時性を盛り込む最前線記事は、
 コンパス厳守の頼もしい最前線同志と小倉と私で、締切間際にスパッと書き上げる。
 保存性重視の記事編集はすでに完了しているので、
 各号のラストスパートは最前線に集中することが可能となる。
 それが同時に各種コストの大幅削減を実現するという、
 そういうコンパスのメリハリ戦略で創っている。

 特定のスポンサードを持たない(←持てない)、
 つまり、貧乏ではあれども、どこからも制約を受けない、
 フラメンコを愛するアフィシナードの、
 アフィシオナードによる、
 アフィシオナードのための、
 創刊28年、地球唯一の月刊フラメンコ専門誌。
 この不況下、ファンと云えども、
 月々770円の小遣いを捻出してもらうことは容易ではない。
 ここからが、私にとってのライブ本番となる。

 そういう新年号の仕込みが、先ほどほぼ完了した。
 校正ゲラを眺めていたら、ずっとやりたかったことの、
 その一里塚にようやく到達できたことを実感した。
 終点のない無限世界だから、生ある限りベターな試行錯誤に没頭し、
 来たるべき時が来たれば、仲間と読者に感謝しながら迷わずクタばればいい。
 何里走れるかではなく、この先どう走るかがテーマだと開き直る駅伝。

 ここ数年の編集部内外のさまざまな理不尽や葛藤を、
 サクッと明るく頼もしい創造環境の一本化へと転換できたことの幸運。
 改善・前進に必要なリーダーシップは、どんな世界でも、
 変化を拒む既得権派からの非難を喰らいまくるが、持ち前の厚顔無恥を通した。
 フラメンコは個々の責任者が個々の責任を負う世界だ。
 幸い私は政治屋でもマスコミ屋でもなく、
 平和で活力のある世の中を愛する民間の一野人であり、
 勝っても負けても、私は私の信じるフラメンコをやらせてもらおう。

 明日からしばらく社長業に専念するが、
 今宵は、まあ、ささやかに祝杯だな。

コメント(23)

新年号表紙はファルキート。
明るい笑顔のこの一枚を独断で選んだ。
震災後の来日公演は延期にはなったものの、
ファルキートはほんとうによくやって来てくれたものだ。
撮影にも協力しれくれた招聘元イベリア蒲谷さんにも敬意を表したい。
何とか撮影させてくださいと、直談判に来た大森有起に撮影を委ねた。
表紙のほか、本文カラーは全9頁。
美しいファルキートの立ち姿を活かすために、見開きタテイチ頁も実現。
『フラメンコの美学』に続く中谷伸一の新連載『南への羅針盤(コンパス)』、
カラー8頁・隔月連載がスタート!
その第一回目はカルロス・サウラの新作映画『フラメンコ・フラメンコ』。
映画は来年2月に日本で封切となるが、これを事前に読めば何倍かは楽しめそう。
中谷解説を三度読んだ私は、明日の試写会で三倍は楽しめるに違いない。
『東敬子/フラメンコの今』。
毎月カラー4頁連載となって新装オープン!
現在の最先端フラメンコシーンを硬派なタッチで鋭く捉える東敬子。
日本に居ながらにして、リアルタイムでスペインの現代フラメンコを実感する。
エバ・ジェルバブエナの前回来日ステージで、
エバの真髄を余すとこなく撮りまくった写真家・北澤壯太。
その貴重なライブラリーから、さらに厳選したショットを、
1月号・2月号で各カラー4ページ掲載。
すベて写真は見開きだが、迫力と深みが同居するそれらショットはA級保存版。
『伴奏者の視点』。カラー9頁。
編集長の倍は仕事すると云われる小倉泉弥、渾身の上達新連載。
初回ゲストは、フラメンコの使徒、ご存知エンリケ坂井。
「いい踊り手は、いい顔をしている」
読むだけで、いや、二度読むだけで、まぢで上達できる。
ちなみに次回(3月号)ゲストは、フラメンコギターの石井奏碧。
『心と技をつなぐもの』カラー9頁。
いよいよ、あの屋良有子が登場するが、あいにく担当者は私だ。
まあ、写真家・大森有起のド迫力ショットがそれを補ってくれてはいる。
タイトルは「自問自答」。
これで人生変わる人、けっこういるんじゃないかと思う。
フラメンコ最前線『公演忘備録』。
井口由美子、藤堂由起子、坂西愛、國分郁子、若林作絵、小倉泉弥、そして私。
堀越画伯の芸大後輩・國分を除く5名はすべてmixiマイミク仲間。
総勢7名によるレビュー執筆はパセオ史上初。
私ひとり書いてた頃が、遠い昔の悪夢のようだ。
ステージからもらった勇気を、それぞれが伸びのび伝達する様子が頼もしい。
連続フラメンコ小説『フラメンコ・フィーリング』の最終回。
スペイン随一のフラメンコ名誌「アルマ100(現在休刊中)」の
主幹を務めた東敬子による処女小説。
現代スペイン・フラメンコ事情やヒターノの恋愛観が新鮮で、
リアルなストーリーは読み応えがあった。
7回連載は東の積極果敢な売り込みで実現した。
つづくフラメンコ小説の書き手を、私はいつでも待っている。
『森田志保/ねじ』。
バイラオーラ森田志保×写真家・北澤壯太。
白紙の企画を森田に持ちかけ、森田はこれを堂々受けた。
森田の要請を北澤が全面サポートするコラボとなった。
撮影すら私は立ち会ってない。まるで非常識な編集者。
信頼できる相手には、丸ごと任せる。
これでいーのだと、私のルールブックには書いてある。
『アンへリート・ネグロ』
フラメンコの使徒、エンリケ坂井が、
スペイン修行時代を綴る12回連載。
あの真摯で温厚な人柄の内側に、
こんなにも波乱万丈な人生があったとは!
編集者冥利に尽きる、驚愕と感動のフラメンコ史。
『渋好み純粋正統フラメンコ狂日記』
堀越千秋画伯のその第277便は「カンテ上達のコツ」。
ほとんどが新連載または新装開店の中、
マイペースでカンテ・プーロの雄叫びを発している。
ウツ病画伯の対向に、ソー病(?)私がチョイ役で登場している。
『“限りある無限”に向かって』
ロンダ・コンクールに外国人として初優勝した
バイラオーラ萩原淳子の6回連載のその初回。
小学校の美しい先生が野外授業でやった
“たけしのコマネチ”ダンスが、
舞踊開眼のきっかけだったという新事実!
『みゅしゃの、もいちど読みたいフラメンコ!』
出るパセの右下に1年間じみ〜に連載する、
みゅしゃのバックナンバー回顧録。
たいやきの尾っぽの方にも、
おいしい上等な餡子がいっぱい、みたいなイメージ!
『しゃちょ日記』
巻頭カラー24ぺージ毎月連載が野望だったが、
私の中の天使ちゃんとの壮絶な葛藤の末、
降り込みハガキの裏側へ、ひっそりモノクロ1ページに降格した。
専門誌には珍しく、ここだけは読まなくてもいい安心と寛ぎのコーナー。
だが、頼んだ原稿が半日でも遅れる場合は、即座に96ページ特集に変貌出来る、
恐ろしいポテンシャルを持った不良在庫の泉。
『失敗はフラメンコ』
新連載の嵐の中を脈々と続く、
ヨランダ画伯による読者参加の人気連載。
今回の「フラメンコは恥ずかしい」は、珍しい男性投稿。
そのオチが、なんとも云えないいい味出してるねえ。
上達コラム『ここにアクセント!』
編集部・小倉の半ページ新連載で、
その初回は「もっとカンテが好きになりたい」。
フラメンコ界を縦横無尽に取材するプロセスから得る
お宝のような知識&知恵を惜しみなく提供!
『みゅしゃ修行』
三名の美人ライターが3ヶ月おきに連載するエッセイ・コーナー。
その一番手は、忘備録でもおなじみのみゅしゃ(井口由美子)。
二番手は(2月号)やはりマイミク仲間のユカリーヌ(藤原由香里)
三番手は(3月号)現地スペインでバリバリ稼ぐライター小林由季。
フラメンコの未来ポテンシャルを増大させる滑走路のイメージ。
初回みゅしゃの「記憶の力」には、しみじみと腰のあるインパクトが!
『ガチンコ・プレイバック!』
「ずっと地球で暮らそう」(コスモ石油環境キャンペーン)
などのコピーライトが本業の呑み友ヒデノリ。
一行でウン百万円を稼ぐこともあるプロフェッショナルが、
この一年、たくあん二枚のギャラで、一読者として
パセオのガチンコ感想を毎月mixiに投稿してくれた。
新年号からは、破格の待遇アップ(=たくあん三枚)で連載に臨む。
『大友浩のスペイン芸術散歩<』
文化庁芸術祭賞審査員の大友浩は、バッハ&落語つながりの旧友。
文化関連のウンチクの塊のような人間である。
もちろん、ウンチの塊のような人間ではない。
リコーダー(縦笛)の名人だが、別に人間が利巧ダーなわけではない。
おっとり刀で始めた12回連載の初回は、
「ドン・キホーテはなぜ親しい友人なのか?」
『大森有起の撮ってもフラメンコ』
表紙のファルキート撮影でも気を吐いた写真家・大森有起による、
新連載フォト日記。7月号からは北澤壯太にバトンタッチする。
6回連載の初回は「今枝友加/自由×自在」。
並みのバイラオーラだったら絶対ダメ出しのカットを
堂々許可するところが、いかにも若き女王・今枝らしい。
『コレは持っとけ、お宝フラメンコ!』
フラメンコソフトのカタログ宣伝ページの予定だったが、
それじゃあつまらんと思い直し、みゅしゃに援軍を頼み、
家宝クラスのフラメンコソフトを、毎月各1本紹介することにした。
12回連載の予定で、初回はみゅしゃが『アントニオ・ガデス』のDVD、
私はもつろんパコ・デ・ルシア『アルモライマ』を特選!
『竜之介のフラメンコ劇場』
単発で載せた読み切りマンガがバカな大好評で、
レギュラーの座を射止めた竜之介(永野暢子)の連載3回目は、
「キミの名は・・・マチコ♡」つっても、若い皆の衆は原典を知らんよなあ。
『しゃちょ対談 ?鍜地陽子』
当初は3ヶ月にいっぺんのペースで始めた道楽対談だったが、
意外にも業界人気が上々なので、今月からしばらく毎月連載に。
夏ごろからは、単発しゃちょ企画と交互の隔月連載にする予定。
新年号ゲストは、先のリサイタルで堂々たるプーロフラメンコを魅せた
バイラオーラの鍜地陽子。さすがに読みどころと得るところは満載。
この先は、プーロの大御所・佐藤佑子、新人公演奨励賞・遠藤美穂、
永遠のカリスマ・碇山奈奈とつづく。

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