全国に講演に行って、米飯給食の重要性を伝えると。中には、次のような質問を受けることがある。「私の子どもは米アレルギーがあるので、米飯給食が増えるのは反対です」。これで言ったら、「私の子どもは・・・牛乳、肉、魚、大豆、小麦、そば・・・」など集団給食は成り立たない。この方の質問は、いわゆる「対応食」の問題だ。それはそれで、自治体には本気で取り組んで欲しいと願う。だが、この方の質問には給食そのものが子どもの健康に与える影響が抜けている。米飯を増やすのが反対なら、パンやラーメン、パスタ、ソフト麺など脂質過剰の献立だらけになる。そのことが子どもたちの健康に与える影響をまったく考えていない。ほとんどの子どもにとって、米飯を中心とした献立をすることが大切だと思う。それでも、「米」や「大豆」など・・・食べられない子どももいるだろう。再度述べれば、その子どもたちの「対応」を考えていただきたいと考えている。このような意見がでる背景には、最初に「除去」ありきの「食物アレルギーの会」の存在を考えざるを得ない。とくに、気になるのが「おやつ教室」だ。
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