福助映画日誌コミュのサウスバウンド

　当日の正規料金を払って観た最後の映画は確か渋谷シネマライズで観た「レザボア・ドッグス」。
　オークションという便利なものが登場し簡単に安売りチケットが入手出来るようになっても、まれに金券ショップで掘り出し物のチケットを発見するのは面白いものである。

　そんな訳で何かを探してる訳ではないがよく金券ショップ散策をするのだが、長年金券ショップウォッチャーをしてる自分でも驚くような代物を発見。

　映画「サウスバウンド」（http://southbound-movie.com/）の劇場鑑賞券定価1,300円が、なんと90円で売られているではないか！90円といえば通常の一般の料金1,800円の20分の１である･･･

　今までに何度か100円で売られてる映画チケット（「ＲＥＸ　恐竜物語」、「ボクの彼女は地球人」）を見かけた事があったがいずれも上映が本日限りという事での叩き売りだった。
　しかし今回の「サウスバウンド」は上映終了日はまだ決まってなく、まだ2週間以上上映が続いていた。
　他の店でも180円、300円で売られているあたり相当チケットが余っているのだろう。

　タイトルは聞いてはいたが、調べてみると直木賞受賞のベストセラー小説の映画化で、監督が森田芳光、主演が豊川悦治、天海祐希とスタッフ、キャスト共に一流である。
　こんな作品が何故？と疑問だったが、原作がしっかりしてるんだったら観といて損はないだろうとチケットを買っておいた。

　で映画を観てきたのだが、これがまた面白かった。普段あまり邦画は観ないのだが観客がまばらな劇場で独りクスクス笑い、感動させられた。
　こんな面白い作品の券がこんなに叩き売りされるとは、思わず買ってしまった自分が言うのも何だがもったいない。おそらく配給の角川映画が関連企業にむりやり売り込んだのでは？などと邪推してみたりしたがよい作品なので多くの人に観て欲しいなぁと思ったのであった。
　
　

　