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ここが変だよ比較文化論コミュの食文化に優劣はあるか

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●「韓国料理は辛いか味がない」は本当か
 最近はやりの嫌韓もので、「韓国料理は辛いか味がないかどちらかだ」「日本から伝来した唐辛子を常用するのは植民地根性」と書いてあるのを読んだ。私はそれを見たとき、日本料理も似たようなものではないかと思った。米は中国原産で元々日本にはなかったし、イタリア料理で多用されるトマトは南米原産で、新大陸発見以前は魚醤を使っていたのである。
 日本食は一般に、「素材のありのままを生かした薄い味付け」と言われる。日本の調味料は俗に「さしすせそ」と言われる、「さ」砂糖、「し」塩、「す」酢、「せ」醤油(せうゆ)、「そ」味噌であるが、このうち砂糖は江戸時代までは高級品で、滅多に手に入らなかった。醤油と味噌はいずれも日本で採れる大豆を発酵させたもので、塩で味付けしてあるから、結局塩味である。吉野家などで和定食を頼むと、中央に塩シャケ、左に味噌汁、右に漬物が載っているパターンが多い。いずれも塩味であり、甘い物は載っていない。
 そう、伝統的な日本食はしょっぱいか味がないかのどちらかであり、日本食を常食することは塩分の過剰摂取を招くことになるのだ。現に日本人の死因は、戦前までは胃がんが圧倒的1位で国民病と言われていたが、戦後になって、洋食化が進行したことにより改善されたのである(現在最も多い死因は肺がん)。もっとも乳製品や肉を食するようになったため、高コレステロールや肥満という別の問題も起きている。

●植生と食文化
 日本食の調味料の乏しさは、インド料理やギリシャ料理が多彩なスパイスやハーブを用いることとは実に対照的である。これは日本全域が温暖湿潤気候という単一の気候帯に属し、植物の植生が単調でハーブが生えていないことが理由だろう。これに対しインドは熱帯・温帯・砂漠気候あり、海あり山あり森ありで、多彩な動植物が存在する。中国も亜熱帯から冷帯まで、海あり山あり砂漠ありで、中国には何でもあり「四つ足のものは机以外、飛ぶものは飛行機以外何でも食べる」(※中国語では飛行機を「飛机」と言う)と言われるほど多彩な食文化を持っている。
 イザヤ・ベンダサンは「日本人とユダヤ人」の中で、日本人はいつも自分たちの文化を標準だと考え外国文化を異端視し、自分たちの文化もまたユニークだとは考えないと述べた。彼は食生活を例に挙げ、ユダヤ人はタコ・エビを食べず、ヒンズー教徒は牛を食べず、イスラム教徒は豚を食べないが、日本人は何でも食べると思っているというのである。このとき日本人は、自分たちが歴史的に家畜の肉や乳製品を食べなかったことや、香辛料の乏しさに思いが至っていないのではないだろうか。どこの国の人も、基本的には自国にある動植物しか食べられないはずである。

●ユーロピアンの食い意地恐るべし
 ヨーロッパの土はアルカリ性で微生物が少なく、土地がやせており農業に適していない。またヨーロッパの土には根粒菌がいないので大豆は採れない。やせた土地に住むユーロピアンは、初めから自国にない物産を外から入手することを宿命づけられていたと言えるだろう。
 彼らは自国に生えていない香辛料を欲しがった。初めは、地中海からオリエントを経由してインドに至るルートを使っていた。ところがインド−アラビア−イタリアと多くの国の仲買人を経由するうち、価格がはね上がってしまう。そこでポルトガルなどの西ヨーロッパ人は、インドと直接交易できる海上ルートを探し、ついにバスコ・ダ=ガマがアフリカ廻り航路を発見する。サハラの南に何があるか、アフリカ大陸が南にどれほど長いか誰も知らなかった時代、彼らはインドに抜ける海上ルートがあると信じて冒険の旅に出たのである。
 イギリス人は、中国にしかない茶を欲しがった。だがイギリスが中国に輸出する品目がなく、貿易赤字が深刻化した。当時イギリスと清朝の貿易は、広州のみを窓口にした制限貿易だった。そこでイギリスは貿易拡大を求め1793年、ジョージ・マカートニーの使節を派遣する。だが乾隆帝はイギリスが朝貢を求めて来たと考え、三跪九叩頭の礼を要求した。そして「中国は物産豊かで外国との貿易は必要ない。茶・陶磁器・絹などは西洋人が欲しがるから慈しみの心で恵んでやるのだ」と言い放ち、自由貿易を拒否して追い返してしまう。するとイギリスは貿易赤字の解消のため、なんと阿片を売ることを考えたのだった。後にはインドを自国領に組み込み、茶を植えて自給できるようにしてしまう。ユーロピアンの食い意地恐るべしである。いったいいつ日本人が、自国にない胡椒を求めて海軍をインドに派遣しただろうか?

●土地に合ったかけ合わせ
 中華料理が油っこいのは、黄砂が吹き荒れているので喉を通りやすくしたと聞いたことがある。確かに中国人は、しょっちゅう唾を吐いている。油分を多く含んだ中華料理には、油の消化を助ける烏龍茶が適していると言われており、やはりどの国の食文化も、自国で採れる動植物を素材として、その中で合理的なかけ合わせが考えられてきたはずである。フランス料理はワインとかけ合わせるものだし、またヨーロッパ・ブドウはアルカリ性の土地と乾燥した気候に適しているのである。

 私は子供のころ、カレーはインドでも日本と同じようなものを食べていると思い込んでいた。すなわちとろみがあって、ライスにかけて食べると思っていたのである。だがインドに行ったことはないが、カナダのインド料理店で食べたカレーは、もっと辛くて液状であった。インドではカレーはナンに挟んで食べるのが普通だろう。米にかけるなら、パサパサしたインディカ米が適している。日本では短粒種のジャポニカ米が普及していて、水分を多量に含むから、液状のカレーをかけるとおじやになってしまう。そこでジャポニカ米にも合うように、スターチの入ったとろみのあるカレーをかけるのだ。これなどもその土地に合ったかけ合わせの例と言えようが、日本の「インドカレー」を見たら、インド人もびっくりするに違いない。
 「世界一中華料理がまずい国は中国」というジョークがある。中国の衛生事情は決していいとは言えないが、世界中で食べられている中華料理はその国の人の口に合うように改良されているだろうから、外国人が中国に行って中華料理を食べたら、自国よりおいしくないかもしれない。

●外国文化の良さに目を向けよう
 戦後アメリカが食糧難の日本にパンを支給したのは、日本文化の破壊を狙っていたのだという言説を耳にしたことがあるが、洋食が普及したからといって日本食が滅びたわけではないのでナンセンスである。日本食ばかりを食べるよりは、各国料理を次々に食べる方が偏食を防止できて健康にいいことは言うまでもないだろう。なお代表的な日本食と考えられ、外国語にもなった寿司と天ぷらはいずれも外国料理の改良であることに注意されたい。日本料理は本来油を使わないものである。
 なお乾隆帝に追い返されたマカートニーは、「外の世界に目を閉ざす国はいずれ滅びる」と捨て台詞を残して去って行った。中国はその後50年も経たないうちに、西洋列強の「食い物」にされていくことになるのである。

コメント(18)

大変興味深いトピックを見つけました。
◆合成化学物質が気になる!◆ コミュニティ
・日本人の死亡原因トップは、「ガン」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=8&comm_id=1014564&id=21865242

>146 MTおさむさん
>日本食が体に良い! これは、日本人であればあたりまえで、べつになんの事は無い、外国人に受けるのは、低カロリー、高繊維質であるから、ダイエットによい!
>別に当たり前と言えば当たり前、これも遺伝的に、日本人の体にあった食文化であり、狩猟民族の食生活は、合わないのは当たり前

>149 もちまさ
>外国人が日本食で生活するよりも日本人が日本食で生活する方が健康的だという証拠があるなら別ですが、それがないのなら「合っている」とは言えないと思います。
>逆に伝統的な日本食には塩分過多という欠点もあるわけで、そう安易に結論を下せる問題ではないと思いますね。それとも日本食にあっている日本人は外国人よりも塩分過多に強いんですか?


日本食の低カロリー・高繊維質の利点を挙げるのはわかるのですが、欧米の食文化に問題があるならどうして彼らは改善しないのかについては誰も述べていないし、また利点についても全く述べられていません。
なんだか化学物質・加工食品反対論者というのは、ただの伝統主義者であって、国粋・民族主義者、反欧米化論者なのではないかという気がしてきました。最後はお約束の「農耕民族・狩猟民族」で締め括り。


>141 ミネラーのぶりん。
>大事なものぬけてました。。
>ウッカリ 
>(仮に)昭和30年代とくらべて
>増えたものの中で
>ガンに影響あるかもしれないもの。。
>それは。。。

>「食の欧米化」  


欧米か!
>0
>日本の「インドカレー」を見たら、インド人もびっくりするに違いない。

これに出ているのは、日本でカレーを食べたことのあるインド人かもしれないので、
参考にはならないかもしれないですね。ww
http://www.akiyan.com/blog/archives/2007/02/post_81.html
日本国内でも地域によって千差万別ですし、選好の問題かなと。

寒い地域では塩辛いものが好まれますし、私は生まれつきの関西人で「うどん」派なので、「そば」はあまり好まず食しません。関東人に多い「そば」通を標榜する人たちは馬鹿じゃないかと思うくらいです(笑)。もっとも栄養価は「そば」のほうが高いのですが。

低カロリーという点で「すし」は欧米人に好まれているようですが、それでも「刺身」など「生もの」は一切だめという人も結構います。
日本で食べる食物で世界的に自慢できるのは、日本米と緑茶のおいしさくらいでしょうか。
それでもカリフォルニア産コシヒカリなど、相当においしいのが海外でも出来てきているので、何とも言えません。


>「韓国料理は辛いか味がない」は本当か

そんなことないと思います。確かに薄味は多そうですが、スープベースの料理はどれもコクがあるし、味も多様です。日本料理と同じで、味付けに工夫が凝らされているという印象を受けますね。


>欧米の食文化に問題があるならどうして彼らは改善しないのかについては誰も述べていないし、また利点についても全く述べられていません。

要するにその土地土地でよく取れるものを主食にし、よく食べるので習慣化されてしまっているということでしょう。
日本のお米、そば、お茶も一緒ですね。
農林水産省は2006年、日本国外の日本食レストランに対し「正しい日本食を理解してもらうための日本食の評価」を行う計画を打ち出した。だがワシントン・ポストは「国粋主義の復活」、ボイス・オブ・アメリカは「日本がスシ・ポリスを派遣する」などと報じ、強い拒否反応を示した。ロサンゼルス・タイムズはカリフォルニア・ロールを例に挙げ、アメリカ人と日本人では嗜好が異なる可能性があることを指摘した。
このような反応を受けて、農林水産省は政府による認証制度に代えて、和食の国際的普及を目指す特定非営利活動法人「日本食レストラン海外普及推進機構(JRO)」が推奨店を決定する方式を取ることにした。
松岡利勝農林水産大臣は「私たちが今目にしているのは、日本料理を提供しているふりをして、実は韓国や中国・フィリピンの料理というレストラン。日本の食文化を守らなければならない」と述べた。事の発端は松岡農水相が、出張先のコロラド州で立ち寄った日本食レストランで、寿司と韓国風焼肉が一緒に掲載されているメニューを見て「こんなことは考えられない。これは日本食レストランではない」と憤慨したことだったという。

イギリスのスシ・チェーン「Yo! Sushi」は、多くの日本人にとっては衝撃的である。日本では奥に隠れて見えないはずの寿司ロボが、カウンター内の中央に鎮座し、堂々と見える位置に設置されている。寿司はUFO型のカプセルに入れられ、その表面は黒い海苔ではなく、緑色やオレンジ色に彩られている。オレンジ色はトビコで、緑色は着色されたトビコだ。Yo! Sushiのネタはほとんどが、海苔の内側にシャリを巻き込むのではなく、逆に海苔を内側に巻く「裏巻き」で造られている。海苔は多くの欧米人には気味悪く見えるようで、これが長年彼らを寿司から遠ざけていたが、裏巻きのカリフォルニア・ロールの発明によって、北米にスシ・ブームがひき起こされ、寿司に新たな活路を与えたのも事実である。
Yo! Sushi創業者のサイモン・ウッドロフは「ロボットがスシを握り、コンベアでスシを動かす回転寿司は、未来的なエンターテイメントである」と語っている。オリエンタリズムと結びついているせいか、寿司に対する欧米人の感性は、我々日本人とは異なっているようだ。

代表的な日本料理と見なされている寿司と天ぷらは、実はいずれも外国産のものを日本風にアレンジしたものだ。天ぷらはポルトガルの揚げ料理を改良したもので、日本料理は伝統的に揚げ料理はしないし、鉄板も使わない。寿司は中国の発酵食品が原型であって、握り寿司は江戸時代に江戸の職人がテイクアウト用に考案したものである。
このような改良を、巷の日本人論は「日本の偉大な知恵」のように喧伝するが、実は外来文化の土着化・フュージョン化は世界に普遍的に見られるものである。マヨネーズのかかったピザや、「餃子の王将」が真にイタリア料理・中華料理であるかについては疑問があるし、「タラコと海苔の和風スパゲッティ」などは日本人が考案したパスタである。キリスト教のような極端に世界全域に普及したものは、その土地土地の文化的影響を受け、地域差が甚だしく大きい。英語もまた、ブリテン島・北アメリカ・オセアニア各地でそれぞれ特有の表現を生んでいる。
日本の柔術は、近代日本で柔道に発展し、ブラジルではさらにブラジリアン柔術に発展した。柔道はオリンピック種目に採用されてから急速に国際化したが、そのいっぽうではポイント制や青柔道着など特有のルールに発展したため、「本来の柔道ではない」という意見も聞かれる。もっとも国際柔道連盟の柔道は、すでに講道館柔道とは異なったルールになっているから、「本来の柔道」が何を指すかは不明確だ。
国際化社会では、あらゆる文化の土着化・フュージョン化が進行する。正統派の英語・正統派のキリスト教・正統派の寿司・正統派の柔道などというものは、どこにもないだろう。あるとすればそれは、あらゆる改良を否定する原理主義・伝統主義にすぎない。

冒頭に述べた日本食レストラン認証制度の真の目的は、日本産食材を使用する日本食レストランを認証することで、農林水産物の輸出促進を図ることだったという。議論の本質は、食文化などではなかったのだ。この計画も松岡農水相の自殺により、企画倒れに終わった。日本はスシ・ポリスを派遣しなかったし、中国が中華ポリスや、講道館がジュードー・ポリスを派遣することもないだろう。
「日本が嫌い 日本人が嫌い」コミュで、スパゲティ・ナポリタンがやり玉に挙げられています。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=11&comm_id=1758356&id=74832534

なお、以下の動画を参照して下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=LpU3FKlMMH8#t=118s
動画の中では「ナポリタン・ジャポネーゼ」と紹介され、日本発祥だとことわりを入れています。
●海外から見ると驚き!?  日本のコーヒー事情4つの特徴
http://news.mixi.jp/view_news.pl?widget_type=1&media_id=77&widget_setting=0&from=widget&id=3290782
2012〜13年頃から日本ではまたまた大々的なコーヒー熱がカムバック。かつてのベルギーワッフルやシュークリームなど、スパークしてはすぐに廃れる多くの食べ物ブームをよそに、昨今では第三波とされるブルーボトルコーヒーまで上陸し、日本人のコーヒーに対する意識はいよいよ高まりそうな気配です。
そんなコーヒーブームに沸く日本ですが、古くからカフェ文化の発達したヨーロッパから見れば、ちょっぴり不思議な日本独自のコーヒー事情が。

■1.缶コーヒーの存在
日本ではあらゆる場所で目にする缶コーヒー。しかしヨーロッパでは、コーヒーとは常にフレッシュな淹れたてを飲むものなので、いつ作られたのかも不明な缶詰コーヒーは終ぞ見かけたことがありません。特にオーストリアやドイツなどは、市民レベル・国家レベルでエコ意識が高いため、飲料の自動販売機も空港・病院・その他の大型施設などに必要最小限しか設置されていないことも挙げられるでしょう。

■2.ドリップ式コーヒーが主流である
セブンイレブンの100円コーヒーやサードウェーブのブルーボトルコーヒーなどで人気を博すドリップ式コーヒー。
ところが、私の住むウィーンには約40種もの異なるウィンナーコーヒーが存在するのですが、そのほとんどがエスプレッソベース。その他にもイタリア、フランス、スペインなど、カフェ文化の発達した国ではいずれもコーヒーといえばエスプレッソを指します。一例を挙げると、ウィーンにあるハプスブルク皇室御用達であったカフェ・デメルでは、ドリップ式コーヒーは12種類中1種類のみで、残りはすべてエスプレッソを元にアレンジを加えたウィンナーコーヒーとなっています。
また家庭においても、上の世代では蒸気圧で抽出する直火式のエスプレッソメーカーがいまだに愛用されていますし、若い世代はエスプレッソマシーンを持っているケースが殆ど。もちろんドリップ式コーヒーも存在しますが、少数派です。

■3.シアトル系カフェの人気
日本には90年代後半にスターバックスが巷を席巻してからというもの、世間にはシアトル系カフェチェーン店がすっかり定着しました。
但しこれらシアトル系のコーヒーはお値段が意外と高く、また甘いスイーツ感覚のコーヒーが話題商品であるため、長いカフェ文化を誇るヨーロッパではあまり人気がありません。例えばウィーンでは、スターバックスのコーヒー1杯のお値段で、ホテルザッハーをはじめとする老舗カフェの絶品コーヒーが、宮廷のような煌びやかな店内で頂けますし、テイクアウトならばベーカリーなどが提供する安価なコーヒーでも十分味わい深いもの。
またイタリアでは、至る街角にあるバルの立ち飲みエスプレッソの方がはるかに美味で、お値段も1杯1ユーロ程度と非常に良心的。加えて、ヨーロッパでは素材の自然な美味しさを楽しむ習慣があるため、人工的なカラメルシロップやチョコレートソースがたっぷりと入ったスイーツ系コーヒーを飲むのは、こちらでは観光客か外国人留学生といったところです。

■4.アイスコーヒー
日本では夏の風物詩でもあるアイスコーヒー。
ところが、ウィーンをはじめとするオーストリアやドイツで“アイスカフェ”と頼むと、冷やしたコーヒーにこんもりと盛られたホイップクリームとワッフル、それにヴァニラアイスクリームがもれなくトッピングされて登場します。ドイツ語でアイスとはアイスクリームの意で、このパフェのようなアイスカフェ以外に冷たいコーヒーは存在しません。
イタリアやスペインには冷たいコーヒーとしてカフェ・シェケラートとカフェ・コン・イエロが挙げられますが、これはシェーカーにエスプレッソと氷、お砂糖を入れて振ったものであったり、氷入りのグラスに熱いエスプレッソを注いだもの。普通のコーヒーをつめたく冷やしてガムシロップを加える、いわゆる日本の“アイスコーヒー”はヨーロッパではほとんど見かけないのが実情です。
こうして見ると、コーヒーひとつをとっても国や地域ごとに日本とはまったく事情が異なるようです。外国へ旅行する際には、事前にその国のコーヒー文化を調べておくと良いかも知れませんね。
(ライジンガー 真樹)
上の記事に対するmixiユーザーのつぶやきが、笑えます。
==========================
●拝啓ライジンガー真樹さん…あんた日本に友達居ないだろ。

●どこかの国では塩を入れてたし、カップの底にもっさり豆の粉が沈んでるところもあったし、ところかわれば、ですね。

●日本でドリップ式コーヒーが主流なのは軟水である理由が大きいんじゃ・・・? 欧州がエスプレッソ主流なのは硬水のため濃いめに抽出しないと風味が出ないからで、軟水だと風味が引き出しやすいためにそこまで濃くする必要がないとかで。

●コーヒーもカレーもこの日本で好みにあわせて独自に進化してきたのでソレはソレで良いのではないですかね、外国でどんなコーヒーを飲んでいるのか知るのも良いと思います。お国それぞれの味。寿司だって海外じゃ相当アレンジされてますし。

●トルコ帝国が強かった時に、ウィーン包囲した忘れ物がコーヒーだったわけで、ヨーロッパ上から目線の嫌味が香るこの記事は好かん 日本は自販機が多過ぎるとの指摘が書いてあるが、自販機とお金ごとの窃盗が少ないからだろう

●原産地のアフリカ大陸を完全に無視して「ヨーロッパこそコーヒーの本場」みたいな筆者の「ヨーロッパ至上主義」には違和感を感じる。「日本には日本の風土に合ったコーヒーを」これでいいのだ!

●海外から来て、日本独自の進化を遂げたものって沢山ある。別にそれがいいのであって、ヨーロッパと一緒である必要は無いでしょ?

●外国の文化を改良し日本独自の文化にして楽しむ。ラーメン、カレー、クリスマス、ハロウィン…。そんな柔軟な日本が好きです。

●この記事、何が言いたいのでしょうか。日本のコーヒー文化を批判する事で何らかの優越感が欲しい?独自の文化にも価値はあります。

●サイホンも少なくない、というより、文化の違いではなく「外国では」自慢になってる。イスラム式に煮出したコーヒーなんて知らないのだろう。

●実情をちゃんと見てから記事書こうよ!缶コーヒーは南欧で製造販売されてるよ!

●最近、海外に行っただけで偉くなった気になってる日本人Webライター(特に女性)が多いですね。

●内容どうこうではなくて、感じが悪い文章というのは存在するんだな、ってことを再認識させてくれる文章でした。最後は無難にまとめてあるけど、イヤミな感じが漂ってくるのは何故だろう?自分も気をつけないと。。。

●この人丁寧に説明してはいるけど、おそまつくんのイヤミみたいな人だ。おヨーロッパではみたいな。取り合えず欧米か、と突っ込んでおく。

●なんだろう、最終的に「日本人は本当のコーヒーを知らないけど、俺は本場のコーヒーを 知ってる」という記事でいいのかな?

●記事の筆者はウィーン在住の元CAさんのようです。自身の優雅な欧州生活を自慢したかっただけのようですね。。笑
●そんな事を、少なくとも、日本で記事書くときには、日本の珈琲文化が、どうしてこう育ったか、くらいは勉強したら?
酸味と雑味を練乳で調和したベトナム珈琲だって、それぞれの手元の豆を(それしか入らなかった事情含め)、最大限に引き出す努力の賜物。雑味(セットで甘味)、酸味、苦味、香り、コク。一番美味しい珈琲なんか、一番美味しい料理なんかないのと同じ様に、ないのに。
それぞれの、あらゆる事情の上で、発展し、変化するのが、文化でしょう?
努力をしてきた、世界中の真面目な人達を、全部蔑ろにしてるわ。

●ヨーロッパのコーヒーをやたらとほめて日本のコーヒーをけなす人多いけどなんでなん?
コーヒーなんて豆の種類と入れ方でしょ?
ヨーロッパって何がすごいの?
豆?輸入すればいいじゃん
機械?同じの使えばいいじゃん

●ブラジルで飲み慣れて日本に帰るとカフェの香りと色だけを楽しめる着色水を飲まされる
味を無視してるんだ
いつ収穫されて、輸入されたか分からない豆で淹れるカフェ
不味くて当然だ
産地も生産者も分かっているカフェを飲んでいると毒水感覚で悲しむ飲み物にしか見えない
何も飲まない方が身の為な日本のコーヒー事情と言われる方がピンと来る
水が違うと言われても、明泉100!、だとしてもブラジルの湧き水の旨さを体験すれば考えが180度変わると思うけど
そんな世界に生きて日本、、かなり後進国に見える
(注※この日記を書いたシロカイーナさんは、ブラジル移住者ですww)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=4004371
 日本の伝統的な大豆発酵食品「納豆」のブランドを守ろうと、農林水産省は食品の国際規格を作るコーデックス委員会(事務局・ローマ)に対し、納豆の規格策定を求める方針を固めた。納豆の健康効果が注目される中、中国などで“納豆もどき”が流通しているといい、同省は9月にインドで開催予定の同委員会アジア地域調整部会で規格化を提案する見通し。
 全国納豆協同組合連合会によると、納豆は中国や韓国などアジア地域で人気が高い。日本からの輸入品だけでなく、現地で生産されたものも流通しており、中には日本の納豆と似て非なるものが「納豆」として売られていたことがあった。
 同連合会の松永進専務理事は、「1年ほど前、豆が赤みがかっているものや粘らないものなど、日本人が考える納豆とは違うものが中国などで『納豆』として販売されているのを業者が確認している。レンズ豆を使った納豆の開発も行われていた。規格がないと、納豆とはいえないものが海外で『納豆』として流通する恐れがある」と説明する。
 “納豆もどき”の存在に加え、アジア地域には納豆に似た大豆発酵食品が存在する。そうしたものとの差別化を図るため、同連合会は昨秋、納豆を「日本の伝統的な大豆発酵食品。蒸し大豆を納豆菌で発酵させたもので無塩。攪拌(かくはん)によって白濁し、特異の粘性物質が確認できるもの」などと定義した。
 松永専務理事は「欧米でも健康食品として注目されている。世界中どこでも同じ品質の納豆が食べられるようにするには規格が不可欠」と訴える。農水省は同連合会の定義に沿った規格策定を求める考えだ。
 規格に強制力はないが、貿易上のルールとして、規格通りに製造されたものが輸出入時に「納豆」と表示できる。しかし、提案した国の主張通りにならず、規格が“偽物”にお墨付きを与える結果になることもある。
 日本が1998年に「醸造しょうゆ」の規格化を求めた際には、類似品を含めるよう求める国も出てきた。そのため、規格化を取り下げた。経緯に詳しい日本醤油協会は「想定以上にさまざまな“しょうゆ”があった。それらも含めてしまうと日本のしょうゆの良さが打ち出しにくくなる。規格を作るメリットがなかった」と振り返る。
 納豆についても、豆を使った発酵食品全般を「納豆」とする規格ができる可能性もある。農水省の担当者は「多くの国から同意が得られるよう準備を進めたい」と話している。
 コーデックス委員会 食品の国際規格を作るための政府間組織。国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が消費者の健康保護と食品の公正な貿易を促進することを目的に1963年に設立。180カ国以上が加盟。
日本にしかない「中華料理」、中国人はどう思う?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52406
 先日、筆者が上海市内の日本料理屋で昼食を取っていたところ、店内のテレビで日本のグルメレポート番組が放映されていました。何の気なしに見ていると、ゲストが訪れた老舗中華料理屋に「酸辣湯麺」というメニューがありました。筆者は思わず店の店員と顔を見合わせ、「こんなメニュー、中国にはないよねぇ」と呟き合ってしまいました。
 少し解説をすると、中国で「酸辣湯(スアンラータン)」というスープは非常にオーソドックスでポピュラーなメニューです。しかし酸辣湯に麺を入れる食べ方は、少なくとも筆者のこれまでの中国生活で一度も見たことがありません。もしかしたらどこかの店が出しているのかもしれませんが、一般的な中華料理メニューでないことは確かです(おいしそうなので、食べてみたい気はしますが)。
 この酸辣湯麺に限らず、中国にはほとんど存在しないのに、日本では当たり前のように中華料理として信じられているメニューがたくさんあります。そこでは今回は、日本人が中華料理と信じているけれど実は中国にはないメニュー、そして、そうした日本の「中華料理」メニューに対する中国人の反応を紹介したいと思います。

●日本の「三大中華料理」、中国との違いは?
 日本でポピュラーな中華料理といえば「ラーメン」「餃子」「チャーハン」ではないでしょうか。しかし、この3本柱の中で、日本で食べられている形態のまま中国でも食べられているものは1つもありません。
 まずラーメンは日本と中国で完全に系統が分かれており、中国では日本のラーメンを「日式拉麺」と表記して区別しています。
 中国のラーメンは、あっさり目のスープに牛肉や薬味をトッピングした「蘭州拉麺」が一般的です。トッピングや味付けによって種類が多少分かれますが、それほど多様性はありません。むしろ、醤油に味噌、塩味、豚骨など様々なスープがある日本の方がバラエティに富んでいます。また日本のラーメンの方がスープが濃厚で、油も多く、味が強いと言えるでしょう。
 餃子も日本と中国では異なります。ご存じの方も多いと思いますが、日本では「焼き餃子」が一般的なのに対し、中国では茹でて食べる「水餃子」が一般的です。焼き餃子も全くないわけではないのですが、中国人が食べる頻度でいえば圧倒的に水餃子が主流です。また中国の餃子は具材も日本とは異なっています。あまりニラやニンニクは使わず、豚肉や野菜、シイタケ、場合によってはトマト(意外とおいしい)なども使われており、種類も非常に豊富です。
 最後のチャーハン(焼き飯)は見た目こそ確かに共通していますが、中国のチャーハンは日本のチャーハンよりもやや油っぽく、日本のように“パラパラ”した食感はありません。また具材や味付けは地方によってかなり異なっており、筆者が昔好きだったのはトマトチャーハンでした。

●冷やし中華も中華丼も中国には存在しない
 形態や味付けに差があるとはいえ、以上のラーメン、餃子、チャーハンは中国でも同名のメニューが一応存在しています。一方、日本では中華料理とされているのに、中国ではメニューとしてすら存在しない食べ物があります。「冷やし中華」「中華丼」「天津飯」などがそれにあたります。
 いずれも、中国人は名称すら知りません。当然、ローカル系の飲食店で提供するところはありません。提供するのは、せいぜい一部の日本料理店ではないかと思います。
 冷やし中華と中華丼の発想の元になったと思われるメニュー「冷麺」と「蓋澆飯」は確かに中国に存在します。しかし、天津飯に関しては原形と思しきメニューも浮かんできません。諸説あるものの、そもそもなぜ「天津」という地名が付いたのかもよく分かっていません。
 なお、中国人の知り合いに天津飯がどんな料理なのか説明するため、中国の検索サービス「百度(バイドゥ)」で「天津飯」と入力して画像検索をかけたところ、漫画の「ドラゴンボール」に出てくる天津飯しかヒットせず、説明するのに非常に困りました。
●「現地に合わせた工夫は当然必要」
 こういった日本人が勝手に中華料理として追加しているメニューを、中国人たちはどう思っているのでしょうか。
 知人の中国人たちに話を聞いてみたところ、結論から言うと誰もが「おいしければそれでいいんじゃない?」という具合で、問題視するような声は全く聞かれませんでした。
 質問に答えてくれた1人は、「同じ中国国内でも、地方によって料理の味付けや素材は違う。その土地に応じた工夫は必要だ」と言います。日本人が日本人の舌に合わせて料理の形態を変化させるのはむしろ自然なことだと理解を示しました。
 中国の料理をベースに日本人が発明した料理を「中華料理」と呼ぶことについては、「ちゃんと中華料理に敬意を払ってくれているような気がする。なにより、どこかの国みたいに中華料理も自分の国が発祥だなんて言わないのがいい」との感想を洩らしていました。

●「枠の限定」は文化の発展を妨げる
 日式拉麺が中国全土に普及していることからも、上記の反応は私の知人に限らず中国人全体の意見と捉えてよさそうです。
 そもそも中華料理自体、漢族だけではなく蒙古族、回族、満州族など、多種多様な民族の料理を鷹揚に取り込み続けてバラエティ豊かに発展してきた歴史があります。寛容性という点では、間違いなく世界屈指の料理文化だと言えるでしょう。
 一方、筆者がこうした「料理の寛容性」の点で少し気がかりなのは、ほかならぬ我らが日本の「和食」です。
 最近、農林水産省が和食調理技能の認定制度を始めたり、海外における間違った和食を正すといったテレビ番組も放送されたりしています。しかし、知人の中国人が証言した通り、現地に合わせた料理のローカライズは海外での普及にとって必要不可欠です。和食の枠を限定するかのような姿勢は、かえって料理文化の発展、拡大を阻害してしまうのではないでしょうか。
「オリジナル」以外の和食は和食じゃないという声も聞かれますが、そもそも本当にオリジナルの和食というものがあるのか分かりません。海外で生まれた和食でも、日本人もおいしいと感じるものは逆輸入して和食として取り込んでしまうくらいの寛容さが、食文化の発展には必要なのではないでしょうか。
ミシュラン1つ星の料理人が「和食は変わるべき」と考える理由
http://diamond.jp/articles/-/163283

●日本食は伝統食ではない!? 一流シェフに学んだ驚きの事実
 東京オリンピックを2年後に控え、世界に日本を発信するという機運がかなり高まっているのは、クアラルンプールに住んでいるとよくわかる。
 クールジャパン戦略に基づくイベントが頻繁にあるのはもちろんのこと、クアラルンプール都心の高級ショッピングモールでは定期的に、日本文化紹介のためのセミナーが行われる。日本発のロボットパフォーマンスや伝統芸能の紹介など、その内容は多岐にわたる。
 その中で、特に人気なのは、日本人シェフによる「本物の和食」のセミナーだ。会費を払い、シェフの実演による解説を聞きながら、3〜4品の和食をいただく。
 昨年、ミシュラン1つ星の名店、京都「木乃婦(きのぶ)」の高橋拓児シェフによる実演会に行ってきた。潰したエンドウ豆の緑色が鮮やかな椀物や、ゆずの薫り高い鶏の味噌漬け焼などを堪能した。80年の歴史を持つ木乃婦だが、京都の歴史からするとまだまだ若い店だと、高橋氏は解説していた。
 その高橋氏、世界を飛び回って和食を広める木乃婦の3代目というだけではない。実はご自身、京都大学大学院にて農学の修士号を取得。4月から別の大学で博士課程に進学する若手学者でもある。
 その経歴だけあって、料理の解説も極めて合理的だ。例えば、日本列島が縦に長いという地理的条件が、日本料理の基本を作るのに役立っているという。北端の北海道の冷たい海で育つ良質な昆布と、鹿児島や高知という南端で作られる鰹節を使って基本のだしができる。さらに、日本の水が軟水であることが、美味しい出汁をとるのに適している。日本の出汁は、その地理的条件なしには発達しえなかったのだ。
 高橋氏は、日本料理がなぜ、どのように発達したかをひも解きながら、世界の中で、いまの日本料理がどうあるべきかを探っているように、筆者には感じられた。
 その高橋氏に、イベント前に直接話をさせていただく機会があった。そのときに驚いたのは「日本食は日本人が思うのほど伝統食ではない」ということだった。

●料理は人々のニーズに応じて変化していくべきもの
 例えば日本にもともとあった野菜はわずか8種類だったという。いま日本料理で使われている野菜のほとんどは、もともと外来種なのだ。醤油は戦国時代の終わりまで使われていなかったし、握り寿司もウナギのかば焼きも、麺料理としてのそばも江戸時代からのものだ。
 つまり日本食は、新しい食材や調味料に合わせて常に工夫されて変化してきたフュージョン料理と言った方が正しいのだ。
 考えてみれば、フランスで1970年代から起こったヌーベルキュイジーヌの潮流は、和食にインスパイアされたものだった。それまで、非常に複雑なレシピで、濃厚なソース料理が主流だったフランス料理が、よりシンプルで素材を重視し、かつ盛り付けにも凝った料理に変わったのは、和食による影響が大きいと言われている。
 その背景には、流通の発達によって、新鮮な食材が手に入りやすくなったという経済的変化や、人々がより健康志向になってきたという文化的な変化がある。料理もそういうニーズに合わせて変化していくのだ。伝統的な料理であっても、常に、新しいものに触れ、進化し、発展している。
 高橋氏は、和食も変化を遂げるものであることを知っている。木乃婦では、京料理の伝統を守る一方でワインにあうコース料理を開発しているのも、そういった考えに基づくものだろう。
 外国に住んでいると「なんちゃって日本食」に出合うことが多い。アメリカで日本食レストランに入った時、天ぷらの衣にベーキングパウダーを使っていた。お陰で、出てきた天ぷらは油ベトベトの分厚い衣で覆われたもので、到底「天ぷら」と呼べるものではなかった。
 クアラルンプールでも和食屋で「さつま揚げ」を頼んだら、サツマイモの揚げ物が出てきたことがあった。そしてそういう店は大抵、日本人ではない人々が経営している。
 そういうものは論外だが、だからといって、日本で作られている「本物の和食」を他国に押し付けるものではないと筆者は考える。関東と関西でだしの味が違うように、その土地によって、人々が好む味は変わる。
●日本文化の押し付けはNG 泥臭いマーケティングが必要だ
 ならば、日本料理の伝統技法は残しつつ、マレーシアならばマレーシア人の好みを反映した「伝統技法を使った和食」を提供するのが筋であるし、それが日本文化のあるべき紹介手法なのではないだろうか。
 それをするためには、マーケティングを行わなくてはならない。パソコンを前にキーを叩いて行うようなマクロなデータ分析ではない。本当に必要なのは、現地に赴き、現地の人々の話を聞き、体験してもらうという、泥臭いマーケティングだ。
 高橋氏は、すでにそのことをご存じであるように、筆者には感じられた。イベントで供された料理は、何がしかマレーシアの料理との共通点を感じられるものだったからだ。和食とはこうあるべきという硬直した概念を捨て、料理人として、学者として、その土地その文化で「お客様に喜んでもらう料理」を供するためには、どうするべきかという道を、とことん探っておられるように思えた。
 料理だけではない。アニメやデザインなど、日本発のコンテンツは海外で一定の人気を得ている。だが、現地の人々や文化に根差したマーケティングをしない限り、それは「文化の押し付け」になってしまう危険性がある。
 基本は守りつつ、それぞれの文化に合わせた「文化的チューニング」を施すことができれば、日本文化は世界中で花開くことができると筆者は信じている。
●「文化の盗用」は何が問題で、誰なら許されるのか? あるベストセラーが巻き起こした論争
https://headlines.yahoo.co.jp/cm/articlemain?d=20200804-00010001-newsweek-int
Yahoo掲示板投稿欄から

kaz*****
特許を取得して独占したりとか、そういう元の文化に喧嘩を売らなければ別に
ニンジャとかサムライだって外国からの認識はかなり違うことだってあるけど、ジャパニーズカレーみたいな派生したものだと思えばいいかなと、そういう感覚
どこかの国みたいに起源を主張したりするのは問題外です

asa*****
外国人が一部作品にしてるニンジャやサムライも全然オリジナルと違うけど、それはそれで面白いから、何でもかんでも文化の盗用とか言わないでほしい。
むしろ別の人が解釈することで文化のミックスが起こることがあり、それはカルフォルニア寿司のように良い効果になる場合もある。
ちょっと前に、外国のファッション誌で着物スタイルのドレスが日本の文化の盗用だと言われてたけど、それは日本人として違うと感じた。

ttt*****
昔、エジプトで外国人が喜ぶ
ラクダのタクシーを快く思わない
エジプト人が居た。日本でも昔、
カリフォルニアロールを寿司では
ないと目くじら立てる人が居たが
文化の伝播と発展を理解しない
浅はかな意見だと思う。
天津飯は日本生まれで中国には
ないが多くの日本人は中華料理の
定番メニューだと思っているし
由緒を知っても意外さに驚く程度で
怒る事はない。この鷹揚さこそ
文化を発展させる原動力だと考える。

kai*****
アメリカの文化は欧州の盗用
日本の文化は古代中国の盗用
元は違う国の文化と知り敬意を払うことが大切では?

o******
「キン肉マン」が訴えられたという話を聞かないよね。
世界各国の超人には、結構変なのが多いけど(笑)
2020年12月6日18時、NHK BSでCOOL JAPAN「おでん〜Oden〜」が放送されます。
番組解説によると【日本に3年以上住んでいる外国人の8割以上がおでんが好きと答えている。その理由は、「体が温まる」「いろいろな具が食べられる」「温め直してもおいしい」】だそうです。
カナダ日系社会では、おでんとおにぎりは絶対売れないと信じられています。生活に行き詰まったワーホリが、何年か周期でおでんやおにぎりの露天販売をやりますが、儲かったためしがありません。おにぎりに関しては、欧米人が海苔(sea weed)の外観を「気持ち悪い」(see weird)と感じるのが原因なのですが、おでんについては、在日外国人はどう言うのでしょう。
近年、在日外国人にやたらと日本を賞賛させる番組が増えていて食傷ぎみです。COOL JAPANは比較的冷静ですが、今回はどうなるでしょう。

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