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上智大学旅愛好会コミュの山陰旅行記 2日目(後半)午後6時まで

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後半
 午前12時半ごろ。出雲大社からしばらく走ると、車窓右側にシジミの養殖で有名な宍道湖が見えてきた。休憩のためポプラに寄る。
何度かこの旅行でポプラに寄っているが、これは島根・鳥取地域のコンビニのシェアと関係がある。ざっと見渡した感じではローソン50%、ポプラ40%、ファミリーマート5%、その他といったところだろうか。すなわちセブンイレブン、サンクス、AMPMは存在しない。関東とはコンビニの事情が大きく違うことがわかっていただければと思う。
 このポプラの裏は、(偶然にも)のどかな宍道湖を北西方面から眺められる絶好のポイントだった。普段「湖」に縁のない地域に住んでいる自分にとっては感動の風景だ。遠くには雪に染まった鳥取県の名峰・大山(だいせん)が見える。対岸にかすかに見える市街地は松江か。
出雲から松江に抜けるルートは、大きく分けて宍道湖の北側を通るか南側を通るかの二種類がある。自分が旅行した二回とも北側を通っているので比較はできないが、やはり北側を通る国道431号線、そして並行して走るローカル私鉄・一畑電車からの眺めは素晴らしい。
午後1時、松江到着。松江はこれまでの町に比べて、一歩進んだ都会だ。一方通行の道に苦労しつつ、県庁の近くに駐車する。
2日目の昼食は、すでに決めていた。ここら辺にきたら何はともあれ一度は「出雲そば」を食べなくてはいけない。値段も手ごろで町の中心にも近い「上田そば店」に入る。
出雲そば、中でも「割子そば」というメニューは全国のそばの中でも、一風変わった食べ方をする。そばちょこを使わず、つゆを直接麺の上にかけて食べる。
そば文化は面白い。同じ山陰地方には、小皿に分けたそばを五〜数十皿食べる兵庫県の山奥の「出石(いずし)そば」がある。屋根瓦の上にざるそばを乗せる広島県竹原市の「瓦そば」や、盛り付け方ですぐに見分けられる新潟県の「へぎそば」、山形県の「板そば」など、そばの味以上に見た目に変化がある場合が多い。
出雲そばはほとんどがソバの実を殻ごと挽くため、色が濃く香りが強い。ちょっと短いのが難点だが、大変おいしかった。
午後1時40分、松江城近くの駐車場に車を止め、ボートで船頭さんが観光案内をする、名物「堀川めぐり」に出発。松江は江戸時代、城下町として栄えていたため、町の中を多数の堀が走っていた。今でも城の周りを中心に何本か埋め立てられずに残っているため、観光資源として利用されている。
このボートがなかなか良かった。この時期、船で水辺を巡るのはどうしても、寒い。しかしこのボート(外見は屋形船に近い)には屋根はもちろん、日本人の冬に欠かせない「こたつ」が搭載されていたのだ。これは嬉しい。こたつに入りながら、目の前を松江の町が通り過ぎていく。松江も出雲大社と同じく二度目だったが、視点を変えると実に楽しい。低い橋を通り抜けるときに、屋根が電動で下がってくる仕組みも、のんびりとした気分に変化をつけられて面白い。松江城の周り+市街地を少し周って40分、1200円。「松江の町に来た」ということが最も実感できる観光方法だと思う。
午後2時40分、外観の黒壁が格好いい松江城の天守閣へ。さすがに江戸時代から現存する天守閣だけあって、柱に歴史が感じられる。
自分は城下町小田原の高校を出ているので、城には強い思い入れがある。小田原城は現在、鉄筋コンクリート建築になってしまった。明治時代に誰かが保存運動でも起こしていれば、名実ともに関東を代表する城であっただろうに。残念だ。
午後3時30分、再び駐車場に戻り、今後の予定を決める。決まったことは 1.今日こそ夕日が見たい。2.夕飯は前日と同じように宿任せにする。3.かねてから行くか迷っていた足立美術館には行かず、最終日は境港、鳥取砂丘を見る。
しかし空模様は前日と異なり、雲が明らかに多い。宍道湖の湖畔に沈むきれいな夕日は見られるだろうか。何より、明日の雨は鳥取砂丘の観光にどのくらい影響があるのか。

駐車場を出発し、松江のもうひとつの顔を見に行く。松江は城下町である一方、全国でも有数の和菓子の町でもあるのだ。江戸時代の松江城の殿様、松平不昧(ふまい)公が茶道を探求していた際に発展したものだ。市内には多くの和菓子屋がひしめき、銘菓も多い。
「彩雲堂」「桂月堂」と2件和菓子屋をはしごして、3件目は宍道湖畔の夕日が見られそうな和菓子カフェ「たちばな」に入る。お茶がおいしいが、空は完全に雲に覆われた。もはや夕日どころではない。
けいすけが記念すべきメーリス999通目を作っている。このメーリスは、現在の4年生が入学する前後に始まったもので、管理者は先々々々々代部長のあつしさんが創設、ずいぶんまあ長く続いているものだ。便利なんだけど、昔のほうがシンプルでよかったのになあ。
午後5時半、夕日は望めなかったが宍道湖に映る松江の夜景は、ドナウ川に浮かぶブダペストの夜景・・・には及ばないが、綺麗だ。1000通目のメーリスが来る。旅行している面々は「1000番目は部長のりなに任せよう」という意見で一致していたが、やはり事前に予告していた人物は強かった。
午後6時すぎ、国道9号線を東へ、本日の宿のある米子へ向かう。

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