臨床検査技師さん集まれ～！コミュの東北　医療現場

かろうじて機能している医療機関も、物資はようやく来だしたもののやはり燃料不足が深刻で、患者の搬送やら医療品の流通は問題が解決されていないようです。また患者受け入れ先も必要とのこと。
首都圏内は依然燃料買占めが続いており、必要以上の燃料買をやめてもらうよう呼びかけを続けています。

技師として今現場でできることはあまりないかもしれませんが、病院機能が復帰して、患者さんも従事者も安心できる日がはやく来ることを願ってます。

以下、仙台のある病院のドクターからの報告一部。

地震被災について

11日は仙台の病院で勤務中に被災、震度6強の揺れはたいしたもので、揺れた時間も長く、外来から慌てて駐車場に飛び出しました。職員の中にはパニックになりそうな者もいて、なだめながらも怖かったのが正直なところ。一応収まったので、入院患者280名で5つの病棟を見て回り、古い病棟の2階は書棚が倒れ、カルテから何から看護ステーションに散乱。しかし幸いなことに患者さん、スタッフにけが人はなく、ほっとしたところがスタート。後で聞いた話では、棚が倒れる寸前に逃げ出した人もいて、間一髪の人もいたようです。電気は切れたので、夕刻迫りながら懐中電灯、電池の確保が始まり。電気がないため、入院患者さんは各病棟の食堂にシートを引き、その上に布団を並べて寝ていただきました。普段は扱いが大変な患者さんもいらっしゃるのですが、3日間どうにか問題なく過ごしていました。余震も頻回、時々震度5弱などもあってその後にじっとしても何となく揺れているような感覚があり、動揺病という状態です。電気が復旧したのが13日の深夜、水道は15日の午後になりました。病院でしたので、水槽が3つ有り、その中の水を使って、患者さんの食事作りや飲料に当てていました。電気は早いところでは12日の夜からついているのが分かりましたので、ここも早く着いてくれないかとの思いでした。まず食料、燃料の確保。店によって対応が様々で、大きいところほどあまり対応が良くない傾向。小さい店はある商品を惜しげもなく出して普通の値段より安く販売していたり、温かいうどんを出すところなど最高でした。電気が復旧したので外来は14日から開始。それまでは情報も切れ切れで、普段からラジオの準備が必要なのが身にしみ、またワンセグTVも重宝しました。電気が入り、TVで情報がふんだんになるとそのすごさは筆舌にもできませんが、受診した患者さんからもっと生の話を聞く機会があり、恐ろしさも倍増。自動車に乗っていて津波に流され、小学校の屋上に運良く着いて救助されたが、前後にいた人たちはそのまま流されたという人等地震のすごさより津波被害の悲惨さが目立ちます。病院の中には被害を受けたところがあり、そこからの患者さんで、15日にM中央病院より10名、17日にI病院から15名と受け入れ、さらなる受け入れ要請も来ていますが満杯状態で支援がないと無理な状況です。18日現在は物資の補給もかなりあるようになっていますが、ガソリン、燃料はまだまだ調達が大変。新幹線も仙台周辺は壊滅状態で、復旧の目処は立たず、東京往復は山形経由の飛行機かバス便になりそう。

以上長くなりました。3月18日

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タイトル修正しました。（管理人）
（タイトルの日付を削除しました。）
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