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予防医学って、何だろう?コミュのT126>膝の痛みはなぜ起こるのか?

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膝の痛みはなぜ起こるのか
 
 人間にとって、膝痛と腰痛はいわば宿命的な病だといえるかもしれません。
 膝には、平坦な地面を歩いている場合でも体重の3倍の重さが、階段を上り下りしただけで体重の7倍もの重さがかかるのです。膝は単に体重を支える役目をするだけではなく、脚が伸びきった状態から二つ折りに折り曲げた正座状態まで複雑な動きに対応することを要求されています。さまざまな激しい運動にも対応し、それによって生じる荷重にも耐え、常に体を安定した状態に保つことを要求されています。このように大変な負担がかかる部位だけに、故障や疾患も起こりやすいのです。


膝の仕組みを知っておきましょう

 膝の関節は(1)大腿骨(だいたいこつ:ももの骨)(2)脛骨(けいこつ)(3)腓骨(ひこつ:すねの骨)(4)膝蓋骨(しつがいこつ:膝のお皿)の四つの骨から構成されています。しかし膝が果たさなければならない複雑な動きに対応するには、それらの骨の周囲にある骨以外の組織の存在が欠かせません。
 
 膝の骨同士のかみ合わせは浅いので、(1)内側側副靭帯(2)外側側副靭帯(3)前十字靭帯(4)後十字靭帯という4つの太い靭帯によって4つの骨が前後や内側や外側にずれないように支えられています。また大腿骨と脛骨の間には、内側にC型、外側にはO型をした半月板という組織があります。これは、からだの重みが直接骨にかからないようにやわらげているクッションの役目を果たしている組織ですが、膝がおかしな方向へずれないようにしたり、関節の潤滑をよくしたりする働きもしているのです。
 
 実際に脚を動かすには色々な筋肉の助けが必要ですが、膝蓋骨を介して脛骨につながっている筋肉で、膝を伸ばす大腿前方の大腿四頭筋や膝を曲げる大腿後方の大腿二頭筋はとくに重要です。

 人間の脚は股関節が左右である程度離れているのに対して、足首が体の中心に寄っているため、膝関節を前から見ると正常な膝でも少し外側に曲がっています。O脚・X脚などとよくいわれますが、これは正常な膝関節に比べて離れ過ぎているものがO脚で、逆にくっつき過ぎているものがX脚といわれます。日本人に多いO脚は膝の内側に余分に負担がかかるため、変形性膝関節症を起こしやすいといえます。
 
 骨と骨の接する部分は、厚さ2〜4ミリの白くて光沢のある関節軟骨という柔らかい組織で覆われています。また関節内は、潤滑をよくするために2〜3ミリリットルの潤滑液で満たされいます。これらの働きで骨と骨との摩擦が緩和されスムーズに動くことができるのです。ところで関節に炎症が起きると、関節液が増えてきます。これが俗にいう関節に水が溜まるという状態です。

 私たちは常に膝に負担をかける生活をしていますから、年とともに膝も老化するのは避けられません。とくに関節の軟骨はどうしてもすり減っていくものですが、X脚やO脚、肥満や姿勢の悪さも含め、日常の生活習慣や動作なども膝の変性を促進してしまいますので注意が必要です。



【Zenのコメント】
膝には、大きな負担がかかっているのですね。老化により痛みも始まると。老化を遅らせるにはどうすればよいのかを考えなければなりませんね。

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