予防医学って、何だろう？コミュのT75>疲れ目の60％は「ドライアイ」

☞疲れ目の60％は「ドライアイ」
　
目の疲れを感じる人の中で、「ドライアイ」の症状を持つ人は、全体の60％を占めると言われています。ドライアイかどうかの診断をきちんと受け、正しいケアを行うことが大切です。

ドライアイはこうして起こる

目には、表面が乾いてしまわないよう常に微量の涙が分泌されています。この基礎的な涙の分泌が減ったり涙の質が変わったりすることで、目の表面が乾いてしまう状態をドライアイと言います。コンタクトレンズの使用が原因で、涙の質が悪くなったり、涙の流れが滞ったりしてドライアイになることがあります。また、花粉症の人に多いアレルギー性結膜炎が原因で目の表面に傷がつき、ドライアイが起こることも。涙の質に問題があり、わけもなく涙が多量に出るのもドライアイの症状です。長時間車の運転をしたり、パソコン画面をじっと見つめて作業をしたりしていると、まばたきの回数が減ってドライアイの原因になります。さらに、夜は涙の分泌が減るため、夜勤の仕事をしている人はドライアイになりやすいといわれています。

あなたは大丈夫？　ドライアイチェック

下記の項目に一つでも当てあまる人はドライアイの可能性が。正しいケアが必要です。
（１）目が疲れる
（２）光をまぶしく感じる
（３）目がゴロゴロする
（４）白っぽい目やにがよくでる
（５）目にかゆみがある
（６）理由もなくやたらと涙が出ることがある
（７）目が重たい
（８）すぐに目が赤くなる
（９）目を開けているとすぐにしみてくる
（10）目が痛い
（11）物がかすんで見えることがある

ドライアイのケア

ドライアイの発症は体質的な問題もありますが、日頃の目の使い方にも大きく左右されます。涙の質や量が正常でも、目を酷使しすぎればドライアイになってしまうことがあります。

パソコンや細かい作業の多い人は、こまめに目を休ませることが大切です。またオフィスは乾燥しがちなので、加湿器などを設置して涙の蒸発を防ぐ環境を整えましょう。

また目薬を使う場合は、防腐剤抜きのものを選びます。健康な人は目薬に含まれる防腐剤が目に入ってもすぐに涙で洗い流すことができますが、ドライアイの人は防腐剤が目の上に留まったままで目に刺激が残ってしまうからです。防腐剤が入っていない目薬は当然腐りやすいので７～10日で使い切るよう心がけましょう。

目薬をさしても目の乾燥がおさまらない人は、目のまわり全体を覆うドライアイ用のメガネを使うと効果的です。それでも目の乾きがおさまらない人は、一度専門医へかかることをおすすめします。

ビタミン・ミネラルのバランス補助も大切ですね。