六本木ナイト倶楽部コミュの「ロフト」「イースタン・プロミス」

■ロフト

ベルギーで大ヒットした、サスペンス映画です。

なんとそのベルギーでは、10人に1人が観た計算になるぐらい大ヒットしたとか。
最近、久しくどんでん返されていないので、そんな期待も込めて観てみました。

友人同士5人が、秘密の情事部屋として使用する部屋で、女性の死体を発見。

さあ誰がやった？
お前か？
いや、お前だろ？

みたいな展開。
結論から言うと、どんでん返しを狙いすぎて、最後はしりすぼみになってしまった感じ。

『どや？驚きやろ？でもまだ終わりちゃうんやでぇ』

という監督の声が聞こえてきそう。
取り調べのシーンも全カットいらないでしょ。
役者が各々のキャラクターにバッチリはまっていたので、もったいない。

もう一捻り、欲しくなかった。

￥１１００

■イースタン・プロミス

【ロード・オブ・ザ・リング】シリーズのヴィゴ・モーテンセンが主演する、バイオレンス系マフィア映画。
彼はこの作品で、アカデミー賞の主演男優賞にノミネート。

観たら納得。
「体当たり演技」
とはこのこと。

ロンドンを舞台にした、ロシアンマフィアの話。
ヴィゴはそのマフィアの、運転手兼掃除屋。
掃除といっても、もちろんマフィア的な掃除です。

ある少女の死をきっかけに、ナオミ・ワッツがそのマフィアの事を独自に調査。
そこから、マフィアのボスやその息子、さらにナオミ・ワッツの家族をも巻き込んだ大事件に発展していく様を、どこかドライに眺めるヴィゴ。

ん～とですね、展開がぬるすぎる。
18禁映画なので、どんな壮絶なバイオレンスシーンがあるのかと思っていただけに、拍子抜けもいいところでした。
こんな映画からよく主演男優賞なんてノミネートしたもんだと思いつつ、淡々とクライマックスへ…。

ヴィゴ・モーテンセン
アカデミー賞主演男優賞ノミネート

答えはラストにあった！

場所はサウナ。
そう、サウナです。
タオル1枚です。
敵が襲いに来ます。
さあ、どうする？

ヴィゴ、これでもかっていうぐらいのフル○ンで激しく応戦(笑)
オイオイと思って目を凝らして、何度確認してみてもモザイクがない。

見えない角度で撮影とか、そういった気遣いも皆無。
右に動けば右に。
左に動けば左に。
のけぞれば上にと、ブリンブリンに暴れ回っています(笑)

これから大好きな【ロード・オブ・ザ・リング】シリーズを観る目が変わってしまいそうなぐらい、笑撃…いやいや、衝撃映像でした。

体当たりもいいとこです。
18禁の謎も解けました。

演技という点では、ヴァンサン・カッセルの方が良い仕事をしていたように思いました。

￥１３００