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マーラーコミュのマーラー10番 完成版の色々

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インバルの演奏したクック版が大好きで、最終楽章のフルートの響きにいつも涙が出ます。ラトルの演奏したものもありますが・・・。あとはマゼッティ版が今手元にありますが、色々とこの10番の完成版について知りたいと思います。マーラーファンにしてみれば「邪道」と言われる方もあるかもしれませんが、大変興味深く、自分でも金子健志さんの指揮で昔演奏したことがあります。どうぞ、忌憚ない御意見いただければと思います。よろしくお願いします。

コメント(38)

まとめがこちらのサイトにあります。

http://www.hmv.co.jp/news/article/712110118

個人的にはやはりクック版が一番いいと思います。
凄い!!感動サイトですねーこれ。全部欲しくなってきました。情報ありがとうございます。
モリス盤を国内版リリースと同時にLPを購入した者です。
私的にはオーマンディ盤をよく聴きますが、それほどそろえてはいません。
オルソン盤もすっきりとさわやか系で好きですが。。。
10番はこれからも勉強です。いろいろ聴いていきたいです。
渡辺暁雄/都響のクック版日本初演を拝聴した者です。
(金子建志/19世紀オーケストラ&千葉フィルでも拝聴しました。)
クック版がいちばん好き(特に385小節から389小節にかけて泣きます)ですが、ときどき疑問なのは、第4楽章の冒頭にシロフォンと小太鼓が入る演奏があること。これはクック版の別の版なのでしょうか?それとも指揮者の裁量なのでしょうか?自分の手持ちのクック版のスコアには記載されていません。
それにしても、スコアに小さく書いてある自筆草稿とスコアを見比べながらこの曲を聴くのって至福の悦びですねうれしい顔
オーマンディも演奏していたとは・・・。昔、来日したときに楽屋までサインをもらいに行ったことがあります。とにかくフィラデルフィア管は音のでかさにただただびっくりした印象が・・・。CDでは輸入版があるみたいで、是非聴いてみたい一枚です。
>じゅっぴ〜さん
第4楽章の冒頭にシロフォンと小太鼓が入るのは、1976年出版のクック第3稿第1版(Cooke II)です。現行のスコア、つまり89年出版の第3稿第2版(Cooke III)ではこれが削除されています。

そのほか、第2版では第2楽章の最後にシンバルが入るのに、第1版では入らないというのも目立つ違いです。但し、指揮者によっては部分的に変えていたりします(第1版でシンバルを追加したり)のでややこしいんですが。詳しくは金子先生の「マーラーの交響曲2」をご参照ください。

それぞれの録音の使用版については、以下のサイトが参考になるかと思います。
http://www.yuugao.jp/etoile/
http://gustavmahler.net.free.fr/symph10.html
すごい、皆さんお詳しいですねー。
お話を遮るようで申し訳ないですが、差し支えなければ是非ベスト盤を教えていただきたいです。

個人的にはインバル盤が「暫定ベスト」なんですが、終楽章の太鼓の音があまり好きでないのだけひっかかっています。その点リットン盤は大太鼓の音色も、演奏も自分好みで良いのですが、カーペンター版は2楽章と終楽章コーダの処理が気になるんですよねぇ。リットン盤の大太鼓をインバル盤に移し替えれたらベストなんですが…。
スラトキン盤が好きです。
特に、終楽章の抒情に溢れた演奏は秀逸だと思います。
聴いてきました!!
ダニエル・ハーディング指揮、東京フィルハーモニー交響楽団の
マーラー 第6交響曲。
二日目のサントリーホール(2月15日)公演でした。
席は、完売で、満席。
私が十数回聴いていた6番でも最高の演奏でしたよ。
ハーディング凄いです。!!!
恐るべき32歳!!
そして、昨年10月にWIENフィルを振って、録音したてという、10番のCD買って サインまでもらってしまいました。

(CDのほうは、録音がイマイチ!!・・・SACDは出さないし・・今のグラモフォンは狂っているのでは?)
my 日記

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=716419355&owner_id=13735987
ぢヨンさま
要は、メディアは何でもOKなのですが・・・
マスターはせめてDSD録音に代表される1bitのデジタルにしてほしいですね。
リマスタリングもDSDにやり直すとか・・・ VAIOにはDSD録音もできる時代です。
メディアはSACDでもブルーレイでも他でもOKだけれど
この時代20khzチョンのCDのみのリリースは・・あまりにも人を馬鹿にしてるってものではないでしょうか??
ユニバーサルの社長の顔が見てみたいものです。
またまた 新しいバージョンによるSACDがリリースされましたね。
ジークハルト指揮アーネムフィルによる、 サマ−レ&マッツーカによる補筆完成版です。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2707429
小生、早速購入し鋭意聴いておる最中でありいろいろと考え中でもあります。
どうせ他人による補筆完成版です。 マーラーファンとして、新しいバージョンの出現を精一杯祝おうではありませんか!!
第一印象ですが・・
?録音は最高です。SACD=MUALTIで聴く音は自然そのものです。
 EXTONの音。日本企業として更に研究してがんばってほしいです。
?第5楽章最初はクック版でのTUBAではなく、(私は30年前に初めてこの不気味なYUBA耳にして、このオーケストレーションはマーラーではない!!と思い、以来余り聴かなくなりましたが)ここでは、マゼッティ版やホイーラー版の様に、コントラバスを基調としたものになっている点は賛成です。
? 第5楽章のフルートに始まる主旋律は、クック版同様 始終フルートで押し通していますが私は賛同しかねます。マーラーではありえないことだと思います。
?第4楽章や第5楽章でトランペットや木管で少々チャイコフスキーになっている
(3連譜で タカタタカタ・・・という感じ等)のは疑問符です。
?演奏は、かなり遅く、ゆっくりな場面が多く面食らいます。慣れの問題か??? でも、もたれ気味で・・・指揮者の力量を疑いたくなります。
  ?演奏にも問題があるのか・・・ちょっとエネルギー不足ですかね。他の大編成の上手いオーケストラで聴いてみたいです。
  結論、この新バージョン。クック版よりは多少良いけれど、マゼッティ版には及ばないですかね。
マゼッティ版はマーラーの魂を感じます〔あくまでも個人的意見ですが〕

ま、いろいろ違いはあれど、新たなバージョンが最高音質でリリースされたことに「おめでとう〕と言いたいです。
是非皆様のご意見を伺いたいです。
>>[27]
オルソン指揮のナクソス盤を持っています。クック版との比較では、第1楽章クライマックスのAの絶叫がわりとソフトで、劇的効果を狙っていない点。中間楽章ではマーラーの過去の曲からいろいろ持ってきているらしく、マーラーの音符が薄いところをけっこうそれらしく聴かせます。終楽章でもバスドラムがそれほど威圧的でなく、クック版では低音でのたうつような金管がコンバスになっているなど、全体的にギクシャク感を減らしてより滑らかに聴かせます。指揮にもよりますが、それほど遜色はないと思います。

否定的な評価の理由は、補筆の出来そのものよりも、フィーラーが一愛好家に過ぎず、クックやその他の専門家と比べて「格」が落ちると見られていることが大きいしょう。
>>[27] 面白い話題の書き込み、ありがとうございます。
全曲版は、長いので、5楽章の最後まで集中力がつづいたことがないのですが、今度、5楽章だけ、しかも、最後のトロンボーンのグリッサンドに特に注目して聴いてみます。

版の違いの話でなくて恐縮ですが、私が好きな音源では、
1.ハーディング、ウィーンフィル(クック版)DG
2.ダウスゴー、シアトル響(クック版)
をつけ加えさせていただきます。

みっちさんも、書き込みありがとうございます。
編曲者の「格」でも、評価が分かれますか。難しいですね。
>>[30] 久々、ラトル・ベルリンフィルのライブ盤(EMI)の4・5楽章を聴いてみました。
コーダで「ギュイーン」は、あまり強くない印象でした。(個々の楽器の演奏方法に詳しくないので)

後で思ったのですが、最近の論考によれば、交響曲第10番作曲当時、マーラーは、元気もりもりの中、感冒性の病気で意図せず急死したという説もあり、「ギュイーン」がマーラー自身の魂の昇華なのかはわからないなと思いました。
確かに、楽譜の最後に「アルマ、君のために生き、君のために死ぬ」という自筆の書き込みがあるとされていますので、死を意識した音という解釈も成り立ちますが。

返す返すも、復帰する気まんまんの病床にあって、未完部分のスケッチなり、完成形を何らかのかたちでもう少しはっきり書き残しておいてほしかったなと思います。

ガムゾウ版が、面白いけも、
 冒頭のヴィヨラが、ソロなのれ、良く聴こえナいのが、難点〜 ( ゚∀。|||)

後は、ホイーラー版の、
 別の指揮者による演奏も、聴いてみたい (・∀・)
>>[31]
ヴィトのマーラーは素晴らしいですよ。ナクソス安かろう悪かろうというイメージで損をしていますが、メジャーレーベルのブランド品でもここまでのものはなかなかありません。10番のアダージョも、オルソンには悪いけど、格の違いを感じさせます。マーラーボックス全曲担当してくれていたらと思わずにはいられません。とくに私は7番が好きなので、ハラース盤の第1楽章でトランペットが落ちたりするのを聴くと、残念感がいや増しに。

あまり注目されませんが、ポーランドの指揮者はクレツキ、スクロヴァチェフスキ、ヴィト、ウルバンスキという系譜があるようで、持ち味はそれぞれ違いがありますがアンサンブルの精度の高さで共通しているように思います。とくにクレツキはステレオ初期からマーラーの優れた録音があります。ヴィトは、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」やシューマンの「ゲーテの『ファウスト』からの情景」もナクソスに録音してくれていて、これがまた見事な出来でした。私の中では、現役最高の指揮者です。
こちらの話題と逸れますがヴィトは年末に来日して都響を振りますね。
>>[35]
いいみたいです。ナクソスのマーラー交響曲全集ボックスには、Polish National Radio Symphony Orchestra と書かれていて、カトヴィツェの表記はないのですが、このオケは戦後に再結成された場所がカトヴィツェだったので、その名前でも呼ばれているようです。

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