蒲池一族と筑後戦国史コミュの蒲池法子さんと蒲池家

蒲池法子こと松田聖子さんは、蒲池鑑盛（蒲池宗雪）の三男の蒲池統安の子孫ですが、それについて蒲池家系図が紹介されたトップテンの動画付きの文章を書きました。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1230852449&owner_id=8243440

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 06月13日 12:53

ZARDの話しにまで及びましてリアルで
すが
それは聖子ちゃんの口から出た言葉なので真実なのでしょう
私が聞いてるところでは分家だとは聞いてますが
蒲池という名前はやはり珍しいですすね

[2] mixiユーザー 06月13日 17:00

ジュリアンさん

「分家」という言葉を蒲池氏の歴史のどの時点で、どのような意味合いで使うかによって内容がかなり異なると思われます。
蒲池氏の歴史で、分家という場合は、柳川の蒲池鑑久の蒲池嫡流(下蒲池)に対して、山下の蒲池親広の蒲池庶流(上蒲池)のことを言います。
聖子さんの生家は柳川の蒲池嫡流の子孫ですから、この時点では、山下の分家ではなく柳川の本家の子孫ということになります。
蒲池鑑久の子の蒲池鑑盛には四人の子がおり、長子の鎮久は落胤なので蒲池家の家老となり、次男の鎮漣(鎮並)が跡を継ぎます。三男で塩塚の城主だった統安が、聖子さんの生家の先祖です。統安は父の鑑盛と共に耳川の合戦で、大友氏の総崩れの時に、島津氏の本陣への突撃を敢行し討ち死にをしており、子の鎮貞が跡を継いでいます。
もし、蒲池統安の家を、柳川の本家の分家という言い方をするならば、聖子さんの生家は分家になるかもしれませんが、そういう言い方はあまり聞いたことはありません。
蒲池鎮貞は、竜造寺隆信が蒲池鎮漣を謀殺し、柳川を攻めた時に、塩塚城で討ち死にしています。鎮漣の妻の玉鶴姫が、父の竜造寺隆信の命令に反抗して自決した史跡・蒲池百八人塚は、塩塚城の近くにあります。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ms-koga/044tamatsuru.html
統安にはもう一人、応誉という僧籍にあった子がおり、僧籍にあったためか、竜造寺氏の蒲池残党狩りから免れ、瀬高の来迎寺の住職となっていました。
鎮漣の娘で長崎に落ち延びた蒲池徳子(徳姫)と朽網鑑房の子の朽網(蒲池)宗壽は、柳川に進駐した鍋島直茂の監視体制の目を潜って、破壊された蒲池氏菩提寺の崇久寺の食客となり応誉とも面識があったようです。
立花宗茂は蒲池氏のことはよく知っており、正室のぎん千代の菩提寺の良清寺を建立する時、開山(初代住職)として応誉を招いています。応誉の子孫は歴代の住職となると共に、還俗した一族は武家として寺を守り、柳川藩の家老格の家となります。
聖子さんの生家は、この良清寺の柳川藩家老格の蒲池家であり、「柳川藩の名家の血筋を引くお寺の息子」(木下英治『魔性のシンデレラ』角川書店)と記された聖子さんの父親の蒲池孜さんの葬儀も、この良清寺で行われ、墓も当然ここにあり、また住職は現在も聖子さんの親戚になります。
「蒲池」という苗字は、地名の蒲池に由来し、鎌倉時代に三潴郡の地頭となり蒲池村の領主となった嵯峨源氏の源久直が蒲池久直と名のったのが蒲池家の初代になります。蒲池という名称は、西鉄大牟田線の蒲池駅や近くの東蒲池や西蒲池などの地名や中学や小学校名で現在も残っています。
坂井泉水さんは蒲池姓であることから聖子さんとは親戚ではないかと噂されたようですが、親戚ではないようです。もっとも蒲池一族の多くは先祖は同じでも、時代も経ち、現在の民法では親戚にはならない場合が多いですから、先祖を同じくする他人といえるのかもしれませんが、坂井さんの生家についての正確なことは分かりません。
　

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