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磯野家オールスターズコミュの泡で漕ぐな!!

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漕手はハンドルを引いてエネルギーを発揮し,これが唯一艇を進めるためのエネルギー原資となる。

そしてハンドルを引いて発揮したエネルギーはどこでどのように消費されているのだろうか?

ここでのエネルギー消費とは艇が受ける抵抗のことと言い代えることができ,漕手の発揮エネルギーの大きさと艇が受ける抵抗とのバランスで艇速は決定される。

艇が重ければ抵抗が増えて艇は走らないし、強力な漕手がいれば艇は速くなるという今さらながらの当たり前の理屈である。


速く艇が走るためにはこの二つの方向からの努力が必要となる。

1.エンジン(漕手)の出力を大きくするトレーニングと技術をつける。
  a.資質の高い選手を集め、妥当なクルー選考を行う。
  b.適切なトレーニングで選手の身体能力を向上させる。
  c.漕艇技術を向上させて運動力学的、生理学的な効率を高める。
2.艇、パドルが受ける抵抗を減らす工夫をする。
  d.造波抵抗と水底からの圧力波
  e.艇と水との表面摩擦抵抗
  f.艇、漕手、パドルが受ける空気抵抗
  g.パドルが水に与えるロスエネルギー


この中で漕艇技術に関連する項目としてはC の身体的効率の向上がある。
そしてeの動作をスムースにして無用の加減速を艇に起こさないで摩擦抵抗を減らす物理学的テクニックの向上である。
これらの二つの論理根拠は既に述べてきたし、ほとんどのコーチは充分に大切さを認識している項目である。

あとひとつ、漕艇技術が関与すると考えられるのがオールから発生するロスエネルギー!!
gの項をさらに分解すれば、こんな事になろう。

g−1.深く漕ぐことによるネック部のネガティブワーク
g−2.オールのたわみにより吸収されるエネルギー消費
g−3.ブレードで水をかき廻すため、水に与えることによるロスエネルギー


主にこのg−3の項について。

浅く漕げば大きくて白い泡がブレードの廻りに発生する!
キャッチで傾めに水中へ漕ぎ入ればブレードの背面に空気が入って音をたてながらやはり白い泡が発生する!
ファイナルで傾め上にけり上げながら抜いても同じことが起る!

そして最終的には水の分子間の摩擦熱に変換され、コースの水に吸収される!


ここで消費されたエネルギーは“艇速の決定に関与しない”成分となる。
漕手の発揮した限られた大切なエネルギーはこの分だけ無駄に使われたことになるといえる。
すべては「d.e.f」の項目のなかで消費されなければならない。


※要はストローク中は浅く漕いだりしてブレードをスリップさせては損をするということである。


Bigブレードだと結果、水中をスリップしないことによる効率向上効果はかなりある。
言い直せば、Bigブレードは水中スリップがスタンダード型ブレードに比べて大幅に少ない。
イメージ的にはスリップが起らないと考えた方がよい。
面積の小さいスタンダード型ブレードなら強く漕げば漕ぐほどスリップが起って大きな泡が起り、昔は強く漕いだ証明となり得たのだ。
が今は違う。
大きな泡は非効率なブレードワークの証拠であり強く漕いだ証になり得ない。
全く自慢にならなくなった。大きな泡と水しぶきをたてて漕ぐのはヤメロ!!


コメント(3)

>ばち子
難しいけど何が言いたいかだけでも分かってもらえたら幸いです。

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