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エルンスト・ユンガーの時代コミュのユンガーの著作

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エルンスト・ユンガーの著作は、ドイツではクレット・コッタ社がユンガー全集をはじめ様々な形で刊行していますが、日本では、翻訳された著作は、ごく一部という状態です。ユンガーは決して未邦訳とは言えませんが、彼の初期の戦争作品も、哲学的、文学的なエッセイも、そして一連の日記も手つかずのままであり、依然として未邦訳に近い状態であることも確かです。
邦訳のある著作には次のものがあります。
■鋼鉄のあらし
■忘れえぬ人々
■総動員
■大理石の断崖の上で
■平和
■言葉の秘密
■ヘリオーポリス
■東西文明の対決
■この線を越えて
■森の径
■砂時計の書
■時代の壁ぎわ
■小さな狩り

ユンガーの著作では、初期の戦争作品群、その後の『冒険心』の二つの版、『労働者』『苦痛』、そして『庭と道』『パリ日記』から最近の『漂流の七十年』までの日記作品は、絶対に邦訳されてしかるべきものと思います。
それはともかく、邦訳書、原書(未邦訳書)を問わず、あなたが読まれたり、心に残った著作があれば、それについてお書き下さい。

コメント(4)

『大理石の断崖の上で』

植物学者が出てくるからか小説でも植物描写が豊富で日本の羊草や山百合が出てきます。
特に山百合は非常に効果的な使われ方をしていて三島由紀夫の『奔馬』での笹百合を思い起こしました。

日本人の友人が居たからでしょうがユンガーを読んでいると日本人は自分を受け入れてくれるという自信のようなものを感じます。
ユンガーは植物についてはかなり造詣の深い人物ですから、植物の描写は意外と多いですね。
私が最初に読んだ植物の描写は、『鋼鉄の嵐の中で。一特攻隊長の手記より』などの初期の戦争作品の一つである『火と血。大会戦の小断片』の冒頭でした。
この作品は、『鋼鉄の嵐の中で』の「大会戦」の章を拡大したもので、1918年3月の西部戦線におけるドイツ軍の最後の大反攻の時を描いていますが、冒頭に破壊され尽くした戦場で植物を愛でるユンガー少尉が描かれています。『火と血』は、戦場の音、着弾の振動、硝煙が伝わってくるすざましい戦争作品であるだけに、この冒頭の静かな光景は印象的でした。

ユンガーは一度、来日してますね。非公式というか、日本ではほとんど知られていなかったので話題にもならなかったようですが、ユンガーの日記を見ると、日本では独和辞典で知られるロベルト・シンチンゲルが、ユンガーの案内役をしていたようです。
本格的な出版物ではありませんが、私自身も以前にミニ・ペーパーのような印刷物に、ユンガーの『内的体験としての戦闘』と『火と血。大会戦の小断片』を部分訳したことがありました。

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