量子論と複雑系のパラダイムコミュのヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」

ドイツ文学者が、インドを舞台に仏教世界観から、かいた書です。

西洋の人が、東洋を書いたというところに、知のかけ橋を感じ読んでみました。

一言でいうなら、お勧め。

あらすじ：

シッダールタは、ブッダの出家前の名前ですが、これを、ヘッセは、ブッダとは、別の人物として描きます。
このシッダールタも出家して苦行をしたりしますが、やがてあのブッダと出会います。
ブッダの教えは、完璧でした。しかし、一点の途切れをみつけ、ブッダの元を離れます。
いつしか、酒、金、女、ギャンブルにおぼれていきます。
清濁両方の世界をめぐった後、ある日、「川」で賢者にであい渡し守になります。

日々を「川」と共にくらし、やがて川の流れの中に統一性を見ます。

「ただ教えられたことでは、意味がない。自分で考えられるようになることが重要なんだ」ーと。

（もうすこし詳しく知りたい方は、あらすじをわたくしが劇に仕立てあります。）
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/pan/all.htm

コメント(9)

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[1] mixiユーザー 05月10日 16:40

よい情報ありがとうございます。

読んでみます。

[2] mixiユーザー 05月11日 01:13

昔読みましたが、記憶が・・・

渡し守になったところは思い出しました。

デミアンは何度も読みました。

[5] mixiユーザー 05月11日 11:45

おや？
ここヘルマン・ヘッセのコミュだっけ？
でも量子論と複雑系のパラダイム
ということでいったら
現代科学における西洋合理主義から東洋思想への流れ
という感じでいえばコミュの主旨にあってるのかな？

ちなみにヘルマン・ヘッセはデミアンが好きですが
シッダルータの中に出てくる言葉
「知識は伝えることができるが知恵は伝えることができない」
は名言だと思う

[6] mixiユーザー 05月16日 08:21

知識でなく、智恵を求めよ。

知識は過去の産物だが、智恵は未来をもたらす。

[7] mixiユーザー 05月16日 09:56

みなさん博学の方ばかりでためになります

[8] mixiユーザー 07月04日 23:36

ヘルマン　ヘッセ「シッダールタ」と　サマーセット　モーム「月と六ペンス」は両方読んだほうがよろしいですね。

「シッダールタ」はブッダを「月と六ペンス」はゴーギャンの生きた記録に沿って書かれています・・・がここに落とし穴があります。
「偉人の偉業は称えられても悪行は忘れられる」という編集技術です。

両方ともヨーロッパ人が太平洋を夢見て書いた物語に過ぎません、ここで大事なのはプラトテレウストが仰る「未来を齎す」だけではなく「今何が出来るか？」も含んで読んでくださるとうれしいですね。
今何もしなければ過去も未来もなきに等しくなります。

[9] mixiユーザー 05月25日 09:43

おひさしぶりです。
ある仏教覚者様から「人類の起源はアフリカ　人間の起源は西洋に」と教えられました。

プラトテレウストさんが仰った「知識でなく、智恵を求めよ。」の答えが人類と人間の違いでは？と感じました。

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