Bimota　DB2　Ownerコミュの燃料ホースの修理交換

　先日、ハーフカウルを外した際、燃料ポンプから出てるホースに亀裂が入ってるのに気がついた。
　写真のような状態でした。
　恐らく、当初は僅かの欠損だったものが、径年により徐々に拡大していったのではと思われます。
　不幸中の幸いでしたが、亀裂個所は燃料ポンプの差込みパイプ端のギリ内側だった為、漏れに至る事態にはなりませんでした。
　しかし、放置しておけば、今度こそパイプ端の外側へ亀裂が成長してしまう可能性が大。
　当該のホースはポンプの圧送側の為、亀裂や穴が開いてしまえば、ガソリンが盛大に漏れ出す事に。

　db2の燃料ポンプは電磁駆動のダイヤフラム式でポンプ駆動／停止は、圧送側配管内の圧力がダイヤフラムを押戻すスプリングテンションを上回ると停止する構造となってます。
　通常は、キャブのフロートバルブが開となれば、配管内のガスはフロートチャンバーへ流れ込み、圧力が下がる事でポンプが駆動され、充分な量が入ればフロートバルブは閉となり、そのままポンプは駆動し続け、配管内圧力が上昇する事によりやがてポンプは停止します。
　万一、配管に穴が開いてしまった事態となれば、フロートバルブが閉となった後、ポンプが駆動し続けても穴からガスが漏れる事で配管内圧力は上がらず、キーオンのままならばポンプはガソリンタンクにある全量のガスを配管穴から漏出させ続ける訳です。
　これが「走行中に起こったら…」と考えると身の毛がよだちます。
　漏出し続けるガスがエキパイフランジ付近の高温部なんかまで回り込んだら、自然発火しかねません。
　そうなったら、単車は丸焼けの全損、下手すれば乗り手の命にまで関わるようなアクシデントです。
　
　とまあ、上記のような事態は是非とも避けたいので、早々に修理をする事にします。
　初めは、亀裂の入ってる部分を切落としてつなぎ直そうと考えましたが、配管長がギリギリで切落としたら届かなくなるんで、新たなホースへ交換する事に。
　今回、ホースは
　　　http://www.monotaro.com/p/3671/1412/?displayId=5
を購入。
　また、同様な事態となった場合の事も考えて、ホース長は在来寸法より3cm程、長くカットしました。
　古いホースを外す際は、カッターとかでパイプに被ってる部分を縦に切っちゃえば、手間いらずで楽だと思います。
　今回作業中にはこれを思いつかず、マイナスドラでコジって隙間を空けてパーツクリーナーを吹いて引抜くというムダな事をやっちゃいました。
　　　　※注意点：　カッター刃は強く当てず、またパイプ先端の凸部には、絶対に刃を当てないように！
　　　　　　　　　　　　パイプ凸部から余裕も持った位置で切断を止める、あるいは下地まで届かない浅い切込みとするように。
　　　　　　　　　　　　後は工具で掴んで切込みを広げるか、そのまま引抜く。
　　　　　　　　　　　　カッター刃は硬いから軟鉄パイプなんか簡単に深いキズが入って、ホースとパイプとの密閉性低下が懸念されます。
　
　という訳で、新たなホースへの交換を完了、安心して乗れる状態になりました。
　皆さんも、念の為、燃料ホースのチェックをされる事を強くお勧めします。
　ゴム系は、経年劣化でヒビ割れたりしますからね。
　特に今までノーチェックの方は早いうちに確認しましょう。外観上に異常が無くとも十数年の間、未交換のままであるなら、早急に交換を実施すべきと考えます。
　たった数百円の部品の為に単車や命にまで関わるような事故が起こったら、悔みきれませんからね。

　さて、蛇足ですが、今回
　　　http://www.monotaro.com/p/3671/1631/?displayId=5
こんな部品も合わせて購入しました。
　燃料ポンプが出先で故障した時の為です。
　実際、db2のポンプは結構トラブってまして、アタシは完全死が1回、臨死状態から蘇生作業での復活が1回あります。
　ポンプが死んでしまえば、キャブへ燃料が送れないから、その時点で自走は不可。
　そんな場合でも、タンクとキャブをこれで直結すれば、何とか自走しての帰還が期待できます。
　実際にやった事はありませんので、ホントにできるかどうかは現状、分かりませんけど…。
　理屈で考えれば、タンク内のガソリン液面高さがキャブのフロートチャンバー液面より高ければ、位置エネルギー落差により、キャブへガスが流れ込む筈です。実際には配管や燃料フィルター等での圧力損失がどの程度あるかが問題になりますが。
　もちろん、僅かな落差ですから急激なスロットル操作には追従できないでしょうし、液面を常に満タン近くへ保つ為、頻繁な給油の必要もあるでしょう。
　あくまで現時点では”可能性”があるだけでしかありませんが、たかだか\300程度の物。ダメ元で車載工具入れの中へ入れておけばと思います。

　
　

コメント(36)

最初
全て
最新の40件

[2] mixiユーザー 03月11日 15:58

燃料ポンプのネタが本日ありましたので紹介いたします。

天気も良く、車も少なく、気持ちよく走って帰ってきましたら・・・、燃料ポンプがぶら下がっておりました・・・。

ポンプ支持のステイがしっかり破損しておりました・・・。ポンプは結構な重量があるうえオーバーハングも大きいので、『よくこんなステイでもつもんだな』と思っておりましたが、やはり寄る年波には勝てなかったようです。

早速、エキパイを作っていただいた加工屋さんで溶接してもらうことになりました。どうせなら、破損部分は幅を増やして強化しておくことにします。

しかし、よく帰ってくるまで落っことさなかったもんだ・・・

[3] mixiユーザー 03月12日 00:41

>>[2]
　アタシのは、このタイプのステーよか恐らく前の方式で、ステーから下向きへ矢印のフチみたいな返しのついた板を折り曲げてあるヤツです。
　この返しのついた板をポンプ本体の円筒部に付けられたラバー部品のスリットへ挿しこんで取付けます。
　ポンプはステーからぶら下がった状態で挿し込まれてますが、ステーの返しがラバー部品のスリットへ引掛かるからポンプは脱落しない…のですが、ラバーが経年劣化でステーの返しがもはや役に立たず、アタシのもポンプがブラブラになってました。
　だもんで、ステーに挿し込んだ状態で、フレームからインシュロックを緩く掛けて、落っこちないようにしてます。
　そんな状態だから、そのうちにオルカファンさんのタイプのステーとフランジ付ポンプへ換装しようかと思ってたんですが、そっちはそっちで問題アリなんですねえ。。。

[6] mixiユーザー 03月12日 08:10

>>[3]

情報ありがとうございます。早速、昔の雑誌で形状を確認しました。

このポンプは、ガソリンの入り口と出口のパイプのレイアウトは違いますが、ＹＡＭＡＨＡ　ＶＭＡＸとサイズは同じだったと記憶しています。

ステイも同じ形状なんですが、ステイも一体化されておりボルトが溶接されているタイプですね。
初期のタイプは、本体がＤＢ２と同じで、ステイは別体だったと思ったのですが・・・。

他にも同サイズで国産車に使用されていますが、吐出容量がＤＢ２と同じぐらいのものはあるでしょうから、ポンプの入手については心配はなさげですね。

写真はＶＭＡＸのものを探して拝借しました。

[7] mixiユーザー 03月13日 16:34

自分のは、インジェクションということもあって、ほかの方の参考にもならなそうだったと勝手に考え、あげなかったことが悔やまれます。
インジェクションは、ホースない圧力もキャブ車よりも高く、用心して交換をしました。
ホースガレージドットコムhttp://hosegarage.com/にて購入。
自分も少し長めのカットをし、何かあったときは、切る勇気を（爆

[8] mixiユーザー 03月13日 19:03

>>[3]

燃料ポンプの懸架のゴムはこんな形状でしょうか？

写真はドラッグスター400のものですが、1100も同じサイズでDB2と同じ三菱製です。確認していませんが、ポンプ外径（直径44だか45だか？）に対応しているゴムのはず・・・、すいません、実車確認まではしておりません・・・。

これが使えるならば、経年変化で切れても入手に問題はないですね。

[9] mixiユーザー 03月15日 19:32

カウルで見えないところなので溶接修理でも大丈夫と伝えておいたのですが、それでは納得できないらしく『強化版の新作ステイ』となりました。これで、次の20年も大丈夫かも・・・？

[11] mixiユーザー 03月16日 07:42

>>[9]
新造までしてしまうとは…これで安心ですね。。。

[12] mixiユーザー 03月16日 20:00

>>[11]

溶接肉盛りでグラインダーで形を整えるぐらいで良いですと伝えたんですけど、やはり職人さんのこだわりなのでしょうね、新作になってしまいました。

ダンパーゴムも硬化しきっており、これもステイ破損の原因とおもわれるので、寸法のほぼ同じものを入手しました（YAMAHA_90480-13018　グロメット）。

私、カウルとのクリアランス確保のために、アルミ板を使ってポンプを少し移動させておりまして、ついでにホーンも一緒にその板に固定して、一体で脱着できるようにしております。

[13] mixiユーザー 03月17日 17:46

というわけで、復旧しました。

[14] mixiユーザー 06月04日 08:03

何年かぶりにここのコミュ見ました(^_^;)
db2自体10年くらいガレージ奥に眠ってまして‥

あの頃、燃ポン壊れるって皆さん言っておられたので、安心の？日本車純正品、ZXR400のポンプをステーごと取付てます。
高回転仕様のレプリカ車だから吐出量も大丈夫かと。
その辺に転がってただけなんですが（笑）
私レベルではFCRでぶん回しても問題無かったですけどね。

[15] mixiユーザー 06月04日 17:42

>>[14]
> 安心の？日本車純正品
　⇒いや～ところがどっこい、コレが安心できないんですな…。
　　db2純正装着品も、その他日本車もこのダイヤフラム式の燃ポンは実は全て三菱電機製なんです。
　　にも関わらず、突然死や仮死状態になったりと、色々やらかしてくれました。
　　アタシの場合、ツーリングの帰路、バイク屋まであと数百メートルの地点まで帰ってきたところで完全死。
　　そこから、押してたどり着きました。いや、ホントにこの時はラッキーでした。
　　また、ある時はツーリング途中のSAで休憩の後、さあ出発だというときに燃ポンが沈黙…。
　　一縷の望みをかけて、本体を取り出してダイヤフラム軸に切られた溝にマイナスドライバーを引っかけて無理くり上下動をさせた後に通電をしたら、何故か復帰してくれました。(その後はそのまま使用してます）
　　db2オーナーさんには、JBRの距離無制限お助けサービスの入会をお勧めします。。

[16] mixiユーザー 06月04日 22:12

>>[15]
確かに、それは確認してますがね、日本車でそういう事ってあまり聞かないじゃないですか？
なので国内メーカーに卸してるヤツの方が安心なんじゃないかな？
なんて思っただけなんです（笑）

[17] mixiユーザー 06月05日 20:50

>>[16]
> 日本車でそういう事ってあまり聞かないじゃないですか？
　⇒言われてみれば、確かにアタシもそんな話は聞いたことないです。
　　コレ、国内4メーカーで、ビッグスクーターからリッターレプリカまでエライ幅広く採用されてたんですけどねえ…。
　　思うに、国産車じゃあ20年近くも乗り継がれる事なんて極々稀だから、ポンプが潰れる前に廃車になって顕在化しなかったのではと。。。

[18] mixiユーザー 06月05日 21:55

ボクのは日立製のスタータリレーがいっちゃいましたよ(^_^;)

[19] mixiユーザー 06月06日 05:04

初期のＤＢ２のポンプって、後期のレイアウトと天地が逆でしたが（雑誌の写真しか見たことがないのですが・・・）、そのために、水抜き？の通路から逆に水が入って中に溜まってしまい、湿気で接点等が錆びることによるトラブルもあったと聞きますが、それも原因のひとつだったのでしょうかねえ？？

[20] mixiユーザー 06月07日 23:58

三菱、日立なんかの日本メーカー製だからと言っても海外工場製の場合もあるのでは？とも思いましたが‥時は80年代、まだまだmaid in Japanの品が多い、いい時代の頃だったとww

[21] mixiユーザー 02月11日 21:04

>>[19]
サービスマニュアルでは燃料ポンプの出入り口が上向きになってるのは、そういうことなのですね。
今燃料ポンプを交換中（２回め；）で、ホースをどうやって通そうか資料を漁っていたら添付した図がでてきまして、慌てて関連トピックを検索した次第です（感謝！）。
私のDB２は車体番号２桁台の初期型を中古で購入しましたが、燃料ポンプの出入り口は下向きになっていました。購入時からTMRがついてましたので、どこかの段階でポンプの配置を変えていたかもしれませんね。おっしゃるとおり水抜き穴からの水浸入の恐れがあるから、出入り口は（斜め）下向きのままにしようと思います。なお、国産車は燃料ポンプが地面に対して水平になるように配置しているようです。

[22] mixiユーザー 02月12日 06:51

>>[21]

こちらのブログでポンプのトラブルについて記載してありますよ。
もしかしたら既知かもしれませんが・・・。

http://www.italian.sakura.ne.jp/sons_of_biscuits/?p=1819

私、黒い樹脂カバー外して、接点復活剤スプレーを吹きかけたことも有りますが、それ以外何もしてない割に24年間もってますね。

[23] mixiユーザー 02月12日 07:04

乗っているバイク数台、これ系のポンプついてます。経験上、燃料ポンプは接点の摩耗で壊れることが多く、接点はパーコレーションなどで空焚きすると減りやすい。YB系はパーコレーションしやすく、寿命も短いです。

[24] mixiユーザー 02月13日 07:58

>>[23]
壊れたポンプを分解したところ、接点が欠けてました。接点の接触回数=磨耗機会と思われますので、空焚き等無駄打ちで減るのは道理ですね。私のはホースカプラーやらホース変換ジョイントが入り長くなってしまったのでポンプの負荷が上がっていたかもしれません。出来るだけ短くスムースな経路にしたいのですがパズルですね。

[25] mixiユーザー 02月13日 10:34

>>[24]

私、キャブ交換の時にも紹介したのですが、フィルターをモンスターのものに換えてます。タンク部分が大きくなってスペースをとるのですが、入り口と出口が90度の関係なのでレイアウト上は有利と考えたからです。
値段も1500円ぐらいでしたし、STDのフィルターだとホースの取り回しが苦しい場合は代替案としては良いかもしれません。

[26] mixiユーザー 02月17日 18:06

>>[24] そうそう、こうなるんですよ。数年前まで、この部品だけヨーロッパの部品屋が日本から仕入れて売っていたので逆輸入で購入できたんですが、今はもう売ってないです。アッシー交換。

[27] mixiユーザー 02月17日 18:08

>>[24] 追伸。ポンプはホース長より、如何にエアがポンプから抜けるか？　が寿命に対して支配的です。outを上に、inを下に、ホースの空気が抜けやすいように配管すると良いです。

[28] mixiユーザー 02月18日 10:25

>>[22]
ちなみにコレはアタシのdb2なんです…。。。

[29] mixiユーザー 02月18日 21:59

>>[28]

おお、なるほど！ブログにそれらしいカラーリングの車両の写真がありましたね。

[30] mixiユーザー 03月19日 22:06

この場でポンプの不具合の話を聞いてるうちに、予備を持っておいた方が良いと思いましてヤフオクで探してみました。

STDと同じ形状（特にIN-OUTのパイプ部）ならばV-MAX用だと思いましてチェックしてみましたが、程度にはよりますが人気がある為か最低でも5000円以上はしております。それで、もっと安価で使えそうなものを探しましたら、ありました！　しかし、余計なものは付いてるわ、汚いわ、動作確認はしてないわ、そのくせ3Nだわと条件は良くないのですが、開始価格2728円+送料1300円とまあまあ納得のお値段。で、案の定、誰も入札せず競り合うこともなく落札。

さて、届いた状態が写真１。要らないものを廃棄して、バッテリーにつないだところ『カチカチカチ…』と正常に動きまして一安心！このポンプの気に入ったところは、写真２のように底面？の円盤部分からパイプが出ているのではなく、本体から角のようにIN-OUTのパイプが出ているのです。このため、ポンプ自体の全長が短く、本体に対して直角にパイプが出ているので、私の車両の場合はレイアウトも簡単そう（だと思う）。

このポンプはXV1100用で、ポンプごとに吐出圧に差がそんなにあるとは思ってはいないのですが、DB2と排気量も近いし気筒数も同じなので心配することもなかろうと思ってます。

これでフューエルポンプについては在庫が確保できて一安心です！

[31] mixiユーザー 03月21日 08:24

>>[24]
私の購入した中古ポンプは正解のようです。錆びもありませんし、接点もしっかり！

[32] mixiユーザー 03月22日 17:54

>>[31]
いい買い物をされましたね

①中古とはいえ良品、信頼のMade in Japan
②ポンプの長手軸に対して液出入口は直交しているので、ポンプをフレームに沿わせて配置した時に、タンクからは斜め下へキャブへは斜め上にホースで繋げるのでホース内でエアが溜まりにくい
③ホース径が6～8mm径対応のポンプと思われ、ホース径の変更が不要

私が買った川崎用のポンプの液出入口は10mm径ホース用でして、途中に8mmー10mmの変換ジョイントを入れてるのですが、これが嵩張って曲げにくいのです。タンクとフィルタの間にワンタッチカプラも入れてますので尚更なのです

[33] mixiユーザー 03月22日 18:19

>>[32]
ホース径って・・・？？
そういやぁ、考えてなかった・・・（どこまでもいい加減な奴）
パイプの向き見て、さらにXV1100というのでクリックしてしまった・・・。

[34] mixiユーザー 04月03日 14:02

XVのポンプの取付を検討してみましたが、購入時についてきたゴムを使うよりも、私のDB2のSTDのステイに取り付けられる様に、アルミ板を介して着けることとしました。そうするとパイプの向き（角度）も自由に選べる利点もあります。で、鋸とやすりとドリルで工作時間を楽しんで、車体につけてみて試しに始動までしてみようかなと思ったところで気づきました。

『うっ、カプラーが違う…』（写真参照）

車体への取り付けも配管も問題なさげですが、配線が繋げないので、そこはまたの機会に・・・。

[35] mixiユーザー 04月11日 19:05

私のSTDのフューエルポンプのカプラーは防水の2極でしたので、amazonで同じようなものを購入し付け替えました。無駄に10個入りが安かったので購入してしまいましたが、絶対全部は使わないだろうなあ・・・。

で、作動確認のためカプラー繋いでメインスイッチONしましたら、ガソリンを送り出してくれました♪

これで予備が確保できましたので一安心です。