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さらりーまん金魚道コミュのお気楽極楽金魚飼育25

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Reviewの第一回目は「水作り」です。

まず、水作りの常識ですが、水道水はCl2(塩素)によって消毒されております。この塩素が金魚にとって大敵であります。

で、金魚飼育されている方もいない方も、何故か水を作る時は「太陽に水をさらしておく」ということを知っております。勿論理由はCl2を抜く為です。ところで、陽に当てられた水はどうなりますでしょうか?当然ながらCl2は抜けるものの、O2も減少してしまうのです。つまり、溶存酸素がなくなってしまうので、折角の新鮮な水が古い水になってしまうのです。

「金魚は古い水の方がいいよ」という常識は、実は「湖沼と同じ濾過バクテリアの住んでいる水がいいよ」という意味で、決して「古い酸素のない水」ではありません。自然は自浄作用があるので、常に酸素が入れられますが、水槽の場合はそうはいきません。エアレーションによって酸素を溶け込ませないといけないわけです。ですので、酸素と塩素の入った水道水を使用するわけです。

ところで、最近は「ハイポ」という氷砂糖の様なチオ硫酸ナトリウム(Sodium Thiosulfate) Na2S2O3をいちいち使用しなくても、すでにこれらが溶けている液体である液体カルキ抜きが売っている。できればこれらを使用した方が、酸素をそのままに、塩素を抜くということができます。
ちなみに、Cl2 がなくなる時の化学反応式は、

Na2S2O3+4Cl2+5H2O→2NaCl+2H2SO4+6HClです。

塩素は微量であるので、この化学反応式を見ると塩酸硫酸ができてるやないか!と思われるかもしれないが、殆ど問題ないレベルであるということを追加しておくと共に、この時点で水は酸の方向であることが分かります(といっても、ほとんどpHの影響を受けない程度だが)。

さて、ここからが問題です。pH調整の件はpHの章で書くとして、一番重要なのは如何に金魚をpHショックから守るかということです。その意味で、今度は塩が重要になります。

金魚の浸透圧は0.7%と考えられております。で、金魚のその0.7%の浸透圧を促す効果として塩水を使うわけですが、0.7%だと平衡を保つだけとなってしまうので、0.3-0.5%を使用します。これにより、金魚の代謝を促します。まれに濃い塩水浴を施す方がおられますが、小生はあまりお薦めしません。というのも、塩水があまりにきついのと、そういうことを施す時は大抵金魚が弱っている時だからです。
とりあえず健康促進という意味と、pHショックを避けるというよりも、金魚にとってpHショックになりにくい環境を作るという意味で、塩水を使用すると考えた方が宜しいと思います。

後は水の固さを取るために、ストレスコートを添加します。そうすると、エアレーションの泡も柔らかくなり、金魚と水との間もコンディショナーで包まれ水が柔らかになります。後は濾過バクテリアを添加してもいいでしょう。濾過バクテリアに関しては濾過の章で書きたいと思います。

ここまでは水替え時の状態ですが、夏場はどうするのでしょうか?

夏場は水蒸気になって水が減る現象が見られます。そうすると塩が強くなりますので、必ずカルキを抜いた水を使用します。特に夏場は溶存酸素がなくなり易いので、液体カルキ抜きを使用するのがいいでしょう。

なお、当然ですが金魚の入れ替え時には水温を同じにしておくということを忘れないようにお願いします。

また、病気の時、薬品を添加するかと思いますが、その時は2-3日に一度は水が1/3〜1/2は入れ替わるような形で水替えをするようにして下さい。また、薬品を添加する際は必ず濾材の中にある吸着濾材は抜くようにして下さい。(この辺も濾過材の章で書きます)

ここまでが新しい水の導入です。後は濾過との密接な所について次の濾過の章で書きたいと思います。

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