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SGIコミュの「創価栄光の集い」での創立者のスピーチ 〜海外の同志のために〜

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「創価栄光の集い」「華東理工大学名誉教授授与式」での創立者のスピーチ


◆◆◆ 栄光は労苦の中に戦いの中でこそ高貴なる魂は光る!

◆◆◆ 〔勇気〕と〔誠実〕こそ青春勝利の第一条件


【創立者のスピーチ】

 一、伝統の創大祭、白鳥祭、おめでとう!
 また、「創価栄光の集い」に出演した学生の皆さん、44力国・地域100人の留学生の皆さん、ありがとう!
 パイオニア吹奏楽団も立派でした!
 演技をする人のちょっとした手の動きや目の表情から、その情熱が、真剣さが、そして真心が伝わってくるものです。
 満点の演技、本当にご苦労さまでした。
 きょうは、中国の諸先生方をはじめ、多数の来賓の皆さま方も参加してくださいました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました!(大拍手)
 一、このたび、創価大学、創価女子短期大学の卒業生の有志から、素晴らしいナポレオンの胸像が届けられました。
 同窓の皆さんの真心に深く感謝申し上げたい。
 この11月3日から、創価大学のお隣にある東京富士美術館で、新たに「栄光の大ナポレオン展」が開幕します。
 今回は、とくに「文化」という視点から、ナポレオンの偉業に光を当てた展示会となっています。
 また、「皇帝ナポレオンがワーテルローで使用した剣と帽子」や「ナポレオン家ゆかりのダイヤモンドの宝冠」など、選び抜かれた300点以上の名宝が展示される予定です。
 すでに各方面から大きな期待と関心が寄せられているとうかがっています。

◆ 夏季学校で講義

 一、私は、少年時代から、ナポレオンが好きでした。
 また、二十前後のころ、近くの中学校の夏季学校に招かれて、ナポレオンの講義をしたこともありました。
 何を話そうかと、いろいろ考えましたが、戦後の苦しい時代でもあり、英雄の気宇壮大(きうそうだい)な生き方を語るのがいいのではないかと思ったのです。
 ナポレオンに関する本も随分、読んで勉強しました。本当に懐かしい。
 一、ナポレオンは中国にも、少なからぬ関心を寄せていたようです。
 晩年、「孫子の兵法」を読んだナポレオンは、その深い思想と洞察に感嘆し、「もっと早く読んでおくべきだった」と嘆いたといいます。
 ナポレオンの人生哲学に、こうあります。
 「人は前進することによって学ぶ」(柳澤恭雄訳『戦争・政治・人間 ── ナポレオンの言葉』河出書房、現代表記に改めた)
 「光栄は労苦のみによって得られる」(同)
 前進は勝利である。
 停滞は敗北である。
 労苦の中にこそ、青春の栄光は輝くのです。
 ナポレオンは、こうも言っています。
 「傲慢たらしめる感情はすべての罪である」「忘恩は最も賤しい欠点である」(同)
 傲慢であっては負けです。忘恩は自身を破滅させるのです。
 天才ナポレオンも、傲慢になって、最後に敗れました。そこに歴史の重大な教訓があるのです。
 また、ナポレオンは叫びました。
 「偉大な人間は、人が誉めようが批判しようが動じない。いつも自分の良心の声を聞いている」(『波瀾万丈のナポレオン』潮出版社)
 自分自身に生き切ることです。その人が最後は勝つのです。

◆ 親孝行であれ!

 一、ともあれ、皆さんには、親孝行であってもらいたい。大変ななかで、苦労して、皆さんを大学に送り出してくださっている、お父さん、お母さん方の心が分かる人であってください。
 また、親御さんが病気の人もいれば、亡くなられた人もいるかもしれない。寂しいとは思うけれども、感傷にひたっているだけではいけない。
 自分自身が、うんと勉強して、うんと力をつけて、うんと立派になって、勝利していくことだ。
 それが、お父さん、お母さんの勝利なのです。

◆ 自分が太陽に!

 一、なかには、お父さん、お母さんに不満を感じている人がいるかもしれない。
 しかし、お父さん、お母さんがいるからこそ自分がいる。そのことだけは、忘れてはいけない。それだけでも、諸君は、ご両親に感謝すべきなのです。
 要するに「人」ではない。「自分」です。自分がどうかで、一切は決まるのです。
 どんな境遇でも、どんな家庭でも、一人立ち上がって、自分が明るくするのです。
 自分が太陽となって、あらゆる闇を照らしていくのです。
 その力をつけるために大学があり、教育がある。創価の人間教育があるのです。
 創価の学府で学んだ人は、絶対に負けない。負けてはならない。
 皆さんは、家族のみんなを、大きな心で包み、時にはユーモアたっぷりに話をして、うんと元気づけてあげてほしい。君たちが中心になって、素晴らしい希望に満ち満ちた家庭をつくっていっていただきたいのです。

◆ 今は土台を築け

 一、私は、若き皆さん方の健闘を讃えて、名作『青い鳥』で有名なベルギーの詩人メーテルリンクの言葉を贈りたい。
 「逆境はそれまで開いたことのない魂の目を開いてくれる」(山崎剛訳『貧者の宝』平河出版社)
 その通りです。
 逆境ほど、有り難いものはないのです。
 戦いのない順風ばかりであれば、自分で意識するしないにかかわらず、堕落は避けられない。最後は不幸です。
 苦労してこそ、偉大な英知が光るのです。
 私の青春時代は、戦争でめちゃくちゃにされました。4人の兄は次々と戦争にとられ、父は病気になり、私も肺病で苦しみました。
 しかし、苦しんだ分だけ、強くなりました。そして、悲惨な戦争を二度と起こしてはならない、平和の時代をつくっていくのだと、自分が立ち上がったのです。戦ったのです。恩師とともに!
 そして、皆さんのお父さん、お母さん方とともに!
 今、皆さんは苦しみの連続かもしれない。
 しかし、人生は青春時代では決まらない。途中では決まらないのです。
 40代、50代でも決まらない。もっと先です。
 最後の10年、最後の5年を迎えたときに、本当に「私は勝った!」と言えるかどうか。
 そこに本当の人生の勝負がある。
 皆さんは今、その人生の勝利の土台をつくっているといっていい。
 私の師匠である戸田城聖先生は、常に厳しく語っていました。
 「勇気のないものは、青年として、すでに失格である」と。
 青年ならば、勇気をもつことです。環境に負けたり、自分に負けてはならない。
 さらに、青年は、誠実でなければならない。人の心をつかみ、人の心を動かすのは、誠実しかないからです。
 勇気と誠実こそ、青春の勝利の第一条件であると強く申し上げたいのです(大拍手)。


◆≪華東理工大学の建学の精神≫
    「学生に奉仕せよ」
    「人を持って根本となす」

── 学長自ら学生の中へ 励ましで「智慧の炎」を点火! ──


◆ 「人類の諸問題を語り合いたい」

 一、さて、私が、イギリスの大歴史学者であるトインビー博士から、お手紙をいただいたのは、1969年のことです。わが創価大学が開学する、2年前の秋でありました。
 その手紙には、“ぜひお会いして、人類が直面する基本的な諸問題について語り合いたい”と、丁重に書かれていたのです。
 なぜ、博士は対談相手に私を選ばれたのか。
 博士は大乗仏教に深い関心を寄せておられました。仏法について、私に聞いてみたい ── それが一つの理由であったようです。
 博士との対談が実現したのは1972年。季節は、ロンドンの花々が美しく咲き薫る5月でありました。
 “長い間、この機会を待っていました”と、博士も、また夫人も、それはそれは喜んで、私をご自宅に迎えてくださいました。
 そして部屋の中をすみずみまで案内し、若い私を最大に歓迎してくださったのです。
 それは、毅然(きぜん)たる大学者の風貌の中に、素晴らしい人間性が光る、菩薩のようなお姿でした。
 そして、博士の清楚なご自宅の一室で、対談は開始されたのであります。当時、博士は83歳。私は44歳でした。
 じつは、本日、お迎えした華東理工大学の銭(せん)学長は、43歳の若さです。これからの大中国を無限にリードされゆく大科学者であり、大教育者であられます。
 銭学長は16歳で、飛び級で大学に入学されました。アメリカとドイツに留学され、優秀な成績のため留学先で引きとめられた。しかし“母国のために尽くしたい”と中国に戻られました。
 環境にやさしい農薬の開発などで知られ、がん治療の最先端の研究にも取り組んでおられる方です。
 一、トインビー博士と私の対談は、翌年(1973年)の5月にも行われ、あわせて10日間、40時間にわたりました。
 博士との対談集(『21世紀への対話』)は、1975年に出版され、今年で30年となります。
 このほど、ラオス語版が出版され、これで世界26言語目の発刊となりました(大拍手)。
 光栄にも、この対談集は、世界の識者や指導者からも、「人類の教科書」等と高い評価を寄せていただいております。
 今月の14日には、中国の北京で、「『21世紀への対話』と現代社会」をテーマに、国際学術会議が行われる運びとなっています。
 これには、北京大学をはじめ、八つの大学の「池田大作研究所」などから、著名な学術者の方々が集われるとうかがいました。


◆≪世界26カ国で発刊≫“トインビー対談”で一致

◆◆ 「21世紀は中国の世紀に」
      ── 「教育の世紀」「青年の世紀」をともに ──


◆ 学生に語りかけ希望と自信を

 一、ところで、トインビー博士と私が、一致して予見したことがありました。
 それは「21世紀は中国の世紀になる」という展望であります。
 今、まさに、その通りになりました。
 そして、この「中国の世紀」を颯爽(さっそう)と担い立つ、最先端の研究と教育の大城こそ、貴・華東理工大学なのであります(大拍手)。
 今年の2月に行われた、応用数学の最高峰の国際コンテストでは、貴大学の学生諸氏が、ハーバード大学などと並んで、見事、最優秀の栄冠に輝きました。
 貴大学が、半世紀を超えて貫いてこられた、「建学の精神」は何か。
 それは「人をもって根本となす」「学生に奉仕する」という哲学であります。
 大学にとって一番、大切なのは学生です。大学は学生のためにある。教員も、学生のためにいるのです。
 私は貴大学の精神をうかがい、強く胸を打たれました。
 貴大学では、学長を先頭に、先生方が学生の中に飛び込んで、対話を広げ、若き頭脳に「智慧の火種(ひだね)」を点火されております。
 また、成績が伸び悩んだり、壁に直面している学生がいれば、時を逃さずに手を差し伸べて、「今、苦労したことが、必ず勝利の因になるよ」等と、希望と自信を送っておられるのです。
 ここに教育の真髄があります。
 この貴大学からの最高に意義深き栄誉(名誉教授称号)を、ただいま、私は、わが宝の創大生、わが宝の創価女子短大生とともに、謹んで拝受させていただきました。
 貴国において、名誉教授の称号が、国家の権威ある承認のもと、どれほど厳粛に授与されるものであるかは、私も深く銘記しております。
 重ねて心から感謝申し上げます。ありがとうございました(大拍手)。

◆ 尊き使命の一生を勝ち抜け!

 一、貴大学を見守ってこられた周恩来総理は、高らかに叫ばれました。
 「われわれの前途は洋々、光明(こうみょう)にみちている」
 「われわれは勇敢で沈着、いかなる困難にもめげず、あくまで戦いぬく」(『周恩来選集(1926年?1949年)』外文出版社)
 これが、周総理の学生に対する激励の言葉でありました。
 さらにまた、貴国の民主革命の父・孫文先生は厳然と宣言されました。
 「『善は栄え、悪は滅びる』。これが天の法則である。これに合致すれば、最後は必ず正義が勝利する」と。
 この信念と、この執念で、皆さん方は一人ももれなく、断固として、この尊き使命の一生を勝ち抜いてください!
 一人たりとも、人生の敗北者になってはいけない。約束しよう!〈参加者から「はい!」と決意の声が〉

◆ 人生は戦い!社会は勝負!

 一、終わりに、私が大好きな言葉を贈りたい。
 それは、19世紀に活躍したドイツの女性作家マルヴィーダ・フォン・マイゼンブークが、青年を励ました一節です。
 「あなたは若いのです。戦いは必ずやって来るでしょう。人生は高貴な魂をもって前進する者には戦いを免除しません」(青年は、後の文豪ロマン・ロラン。南大路振一訳『ロラン=マルヴィーダ往復書簡(1890?91)』みすず書房から)
 高貴な魂を持つ偉大な人間には、使命ある人間には、必ず戦いがあるというのです。
 人生は戦いです。
 社会は勝負です。
 勝つか負けるかです。
 困難もなく、敵もなく、戦いもない ── そんな人生は、凡人以下の凡人です。
 そして、マルヴィーダは青年に言いました。
 「あなたは勝利者としてこの戦いから姿を現わすでしょう」(同)
 私たちも、わが人生の勝利者と輝こう!
 敬愛する貴大学が若き偉大なる学長を中心に、さらに大理想に輝く「中国の世紀」、そして希望に燃える「教育の世紀」「青年の世紀」を、晴ればれと牽引(けんいん)されゆくことを、心からお祈り申し上げ、私の感謝の言葉とさせていただきます。
 謝謝(ありがとうございました)!(大拍手)

コメント(3)

こんにちは。私は現役の創大生です。
思いもかけず、当日、本会場で直接先生の謝辞を伺う事が出来ました。
謝辞の中、「親孝行の出来る息子、娘になってもらいたい」という先生のメッセージを強く強く感じました。今はお金もない学生かもしれないけれど今だって親孝行は出来るんだよ、と幾つか具体的な例を挙げられてました。両親を大切にして下さいとのメッセージがひしひしと伝わってきて本当に涙が出そうでした。
両親のおかげで今の自分がある、それで当たり前、ではないんだと思います。
一番身近な親に感謝して親孝行できる人が、広い意味でも感謝できる人ではないかなと思いました。
初めまして☆
女子部の部長をさせてもらっています☆
先生のスピーチとても感動的ですね。

私も親孝行頑張りたいと思います(^^)

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