北京スキーの会コミュの第46回全日本スキー技術選手権大会　池ちゃん応援！（決勝）

一夜明けても朝からが降ったり止んだり。８時半前に八方着。早速前日と同様名木山を上がり、リーゼンへ。あれっ？リーゼンクワッドが動いてない？
上部が大嵐。前線通過で風が凄い！ゴンドラもリフトもストップ！
結局10:00開始どころか、午後のジャンプ台での小回りを繰り上げて12:00から開始する事で日程変更。
とりあえず、下山し、スキーを車に置き、ジャンプ台前のレストランでハヤシライスで一服。はドンドン酷くなり、視界が悪い。
会場はラージヒルのランディングバーン。３０度以上？３５度以上あるのだろうか？雪はザクザクの粗目雪。整地とは言うもののスグに荒れ、且つ直線的に滑らないと抵抗が大きい雪で危険。しっかりターンを仕上げなければいけない。
12:00韓国人、日本人のFRががスタート。続いて女子20位の選手からスタート。技選決勝はリバーススタートで成績下位から良い条件で滑られる。
Bib No.234我らが池ちゃんはこの時点で13位であり9番スタート。
スタート直後は小気味よいトップコントロールで行けるかと思った。松澤聖佳にも負けないようないいスタート。が、途中から板が滑っていない、スピードが落ち、外足が開き遅れ気味。一方の1位松澤聖佳はスピードも一定、安定感があった気がする。その差が8点だったのかなぁ、素人解説だけど。もう少し力強さか、エレガントさのどちらかがあれば良かったのかも。北海道出身の池ちゃんには、あの雪は滑り難かった分もあったかも。プロだからそんな事も無いか。
滑り終えた選手通路で、久々のご対面。ハイタッチ！
表情はチョットすっきりしてなかったかな。
周りはまだまだ強風と小雪、でもこの後、上に上がって総合滑降やるらしい。
池ちゃんはその言葉を残し、最後の競技に向かって気合いを入れ直していた。
男子は、小回りの丸山貴雄が少しスピードに乗り切れず、山卓にも負けて4位。柏木、井山の両名は安定感のある滑りでどんな状況でも「さすが」の一言。

14:30から池ちゃんの言った通り、リーゼン上部で午前予定だった総滑が行われるとの公式アナウンス。選手もギャラリーも一斉に、名木山からリーゼンへ。僕は車に板を取りに、靴を履き替えリフトへ。
リフトではナント中田良子お姉様が隣。やっぱ現場だよね。
109に到着。猛吹雪。ホントにやるの？って感じ。
池ちゃんをトイレで「最後頑張って！」と見送り、僕もコースへ。
スタート前の選手たちを横目に、カズポンこと、渡辺一樹大先生の応援旗の前のコース中盤のところで応援観戦。待ってる間も凄い猛吹雪。
またも韓国人、日本人のFRによる演技の後、女子20位の選手からスタート。
Bib No.234我らが池ちゃんは小回り同様9番スタート。
いい滑りだった。スピードも力強さもまずまず。これはいい感じだった。見ていて総滑はみんな楽しそうに自分のイメージで滑っているせいか、感動が多い。コース取り、スピード、ターンのコンビネーション十人十色。スキーの楽しさを代表するような種目だと改めて感じた。
池ちゃんは、この種目268点で10位。1位は学連で1級の小野塚彩那の275点。彼女との差は、やはりスピードと切れ味だろうか。若いという事はこういう事なのかな？（言い過ぎ）
お疲れさんだったね！総合では前日より一つ順位が下がっちゃったけど、まだまだ来シーズンも行けるって感じだったね。中田良子姐さんは、いまだに上位へ食い込んでいる。これからも頑張って欲しい。
男子は、ダントツ柏木独壇場って感じだった。一昔前の佐藤久哉選手はチョット衰えが出て来たかな。吉岡の大輔君は万龍の時の合宿を彷彿とさせるキレ味抜群の低い姿勢で演技。北京で合宿していた選手たちは殆どがまだまだ現役バリバリ。少し懐かしい気がした。

総滑競技途中では、強風で審査員と実況のテントが飛び中断。暴風雪で前が見えず中断。スタートゲートも取り外しての競技続行。選手、関係者、ギャラリー全員お疲れさまでした。
第46回大会は、男子では５シーズンぶりの柏木義之の優勝、女子は松澤聖佳の前人未到の８連覇で幕を下ろした。
表彰式の後、長年の選手生活を終え引退する選手が紹介された。
過去の優勝者猪又一之選手と伊東秀人選手他女子３名。伊東秀人選手は、我々SKI NOW世代の憧れスキーヤー。気さくな人柄で明るい。背は超小ちゃいけど滑りは大きい。あとは弟秀朗（万龍にも合宿に来ていた）に託し、指導者になる模様。
一樹大先生はまだまだ現役続行のようだ。

僕も帰国後初めてのスキー場。天気は悪かったけど、リフレッシュできたし、スキーの楽しさを改めて実感した。来シーズンは先ず、万龍で池ちゃんとのセッションか？

最後に、ジャンプ台での小回り、一度でいいから自分も滑ってみたい気がした。

大家辛苦了！