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PWL音楽論コミュのPWLリミックスワーク・プロモーション開始

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PWLがリミックスワークを始動したのは1984年初期頃から。
しかし、複数のPWLリミキサーが同一アーティストのシングルリミックスを手掛けたのは
長きに活動した中でも意外にも少ない。

丁度、SAWがヒットファクトリーとしての実績が見え始めた1987年に、PWLはABCとの
リミックスワークを引き受け、これをきっかけに世間に大きくプロモーション活動を広げることとなった。
この頃のSAWは、DEAD OR ALIVE・PRINCESS・MEL&KIMといった
アーティストで大ヒットを放ち、ヒットメーカーとして成長。
この流れを止める事なく、PWLプロダクションもプロモーションに力を注いでいたようだ。

それまでのPWLリミックスワークといえば、PHIL HARDING単独によるモノが殆どであったが、いよいよ第二のMIX−MASTERデビューを控えたPETE HAMMONDをはじめ、
PETE WATERMANは一気にPWLサウンドを様々な音楽視点から発信しようとしていたに違いない。
そのスタートが正に「ABC」というアーティストであったのだと思う。

彼らとの契約は、アルバム「ALPHABET CITY」からのシングル3曲。

◇WHEN SMOKEY SINGS

* Remixed by Mixmaster Phil Harding for Pete Waterman Productions Ltd

12": 87 UK NEUTRON NTX 111
When Smokey Sings (The Miami Mix) *
Chicago (Parts I & II)

12": 87 UK NEUTRON NTXR 111 [12" REMIX]
When Smokey Sings (Detroit Mix)
When Smokey Sings (Bonus beats) *
Chicago (Parts I)


◇THE NIGHT YOU MURDERED LOVE

* Mixed by Phil Harding and the Funky Sisters for PWL
* Remixed by Pete Hammond & The Funky Sisters for PWL

12": 87 UK NEUTRON NTXR 112 [12" REMIX]
The Night You Murdered Love (The Sheer Chic Remix) *
Minneapolis
The Night You Murdered Love (The Reply)

◇KING WITHOUT A CROWN

* Mixed by Mixmaster Pete Hammond for PWL Productions Ltd

12": 87 UK NEUTRON NTX 113
King Without A Crown (Monarchy Mix) *
The Look Of Love (Live)
Poison Arrow (Live)

彼らの個性である「英国流白人ソウル」を武器に、FUNKYでエレクトリックな楽曲センスがPETEを引き付けさせたのでしょう。

「WHEN SMOKEY SINGS」では、当時流行していたMIAMIサウンドを取り入れ、
シャープなMIXセンスが光るPHIL HARDINGらしい作品。
SOUL系サウンドによく見る、DUB−MIXやBONUS−BEATSといったリミキサー
ならではのサンプル音源が収録されているのも、彼の実力の表れ。

「KING WITHOUT A CROWN」は、よりエレクトリックなサウンドで、
PETE HAMMONDでは数少ない音作りであり、1987年初期音色そのもの。

FUNKY SISTERSによる「THE NIGHT YOU MURDERED LOVE」は、
PETE WATERMANが好む「CHIC/JACK LE FREAK」を基本サンプルとして
(MEL&KIM/F.L.MでもREMIXバージョンとして取り入れた)
「PWL−FUNKY MIX」に進化させた、PETE氏の顔を全面にアピールしたリズムや
ギターのノリが味わえる。

結果として、これ程に複数のPWLリミキサーが同一アーティストを手掛けたのも、
SABRINA以外は実現することなく、全体的にもSAWワーク実績がメインであって、
PWLプロダクションによる活動はオリジナル曲のヒットに伴うリミックスワークが多く、
逆にPWLによってオリジナル曲がヒットしたケースは数少ないものとなった。

しかし、ファンにとっては「あの名曲をPWLがリミックスしたのか?」という嬉しい企画によって、
世の中の様々なヒットソングがPWLを通じて多くのジャンルを知る事ができたのは、
長きに渡って聴き続ける者に飽きさせない幅広さを提供してくれたのだと思う。

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