マイホーム購入ガイド～全国版～コミュの住宅ローンのボーナス返済

住宅ローンの返済方法には、毎月１回ずつ返済する「毎月返済」と、毎月の返済に加えて、ボーナス支給月に割増をして返済する「ボーナス併用返済」とがあります。

「ボーナス併用返済」は、ボーナス月に返済額を増やせる分、毎月の返済額を減らすことができ、家計のバランスを図ることが出来る返済方法といえます。

また、ボーナス返済に回せる額は各融資機関によってほぼ決まっています。
公的融資では借入総額の４０％以内（５０万円単位）で、民間融資では５０％以内（１０万円単位）です。

例】民間融資５０％以内（１０万円単位）での場合。
借入総額…3,000万円
月々返済分借入額…1,510万円
ボーナス返済分借入額…1,490万円となります。
上記の金額を、借入期間の間に月々＆ボーナスで返済していく事になります。

※ボーナス併用返済、利用時の注意点

分かっていそうで意外な盲点となっているのが、ボーナス併用返済の場合、毎月返済額とボーナス返済額をダブルで返済しなければいけない点。ローンシミュレーションをして、現実の負担を測る際は、間違わないように注意しましょう。
また、住宅ローンは長期で返済していくものですが、ボーナスは景気や企業の業績に左右されるため、過度にボーナス返済に依存しすぎるとリスクが高くなります。
住宅ローンの返済は、基本的には毎月の家計支出内でやりくりできる範囲に抑えておく方が、家計管理もしやすくなります。ボーナス併用返済を利用する場合は、
なるべく小さめに抑えた方が良いでしょう。

また、返済完了期間が定年以降になる住宅ローンでボーナス併用返済がある場合は、
繰上げ返済で定年前の完済を目指しましょう。