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グッドラック感動のお奨め映画コミュの「暴走特急 シべリアンエクスプレス」

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製作国 イギリス/ドイツ/スペイン/リトアニア
2008年製作:劇場未公開作品
ジャンル:サスペンス/ミステリー

監督は「マシニスト」のブラッド・アンダーソン、出演は芸達者のベン・キングズレー
ウディ・ハレルソン、エミリー・モーティマー、ケイト・マーラ、エドゥアルド・ノリエガ。

映画のキャッチコピーをそのまま紹介させていただきます。

『疾走する謎 暴走する恐怖
 北京からモスクワへ 極寒の大地を疾走するシベリア超特急
 胸躍る旅に出たアメリカ人カップルを待ち受ける 
 恐るべき陰謀 消えたヘロインの行方 
 謎の麻薬捜査官が仕掛ける罠
 そしてコントロールを失った運命は 破滅への暴走を開始した!!』

 とても良くて来た映画に予想外の驚きがありました。映画のストーリーとしては普通の旅行者は旅行中に知り合った男性にいつの間にか麻薬の運び屋にされる話で、決して珍しいものではありません。しかし、現代のロシア、シベリアン特急という緊迫した列車内ので出来事となると話は別です。

冒頭でこんな印象的なセリフがあります。
「ロシアと中国では警官に逆らわないように」

シベリアン特急に乗っている乗客のさりげないセリフですが、
その後の展開を予想させるには十分でした。
そして極めつけ会話が物語に後半にあります。
シベリアン特急の食堂車でのアメリカ人旅行者夫妻とロシア麻薬捜査官の会話。

夫「モスクワでの会議に行く途中だそうだ」
捜査官「ソ連時代なら飛行機でファーストクラスで行けた。今は列車で7日かけて行く」
夫「ソ連時代が懐かしいと言うのかい? 闇の帝国だったはずだ」
捜査官「だとしても闇の中で生き延びるのと光の中で死に絶えるのではどちらがましかな? 
 ソ連時代は男の平均寿命は65歳。今は58歳だ。この意味分かる? 
 今の私には身にしみて分かる。私の年齢だ。」

 ソ連が崩壊したのは1991年、わずか20年しかたっていないにも関わらず、本当に平均寿命が7歳も下がるのか? ロシアとなった今、石油の採掘によって国家としては面目を保っているが、実状は治安の悪化や貧富の差がソ連時代以上に広がりつつあるという話は聞いてはいたが、本当の実態はそれ以上なのかもしれない。

 極寒の雪の中を走るシベリアン特急という動く緊迫した密室の中で、いつのまにか麻薬の運び屋にされてしまった恐怖。麻薬に気づいて捨て去ろうしても捜査官の目が光る。新たな犯罪の証拠がデジタルカメラに入っており、その画像までチェックされようとする恐怖は、まるでヒッチコック映画を彷彿させるサスペンス映画に仕上がっています。



 6月に入り、関西は明日から梅雨入りとか。映画「暴走特急 シベリアン・エクスプレス」はそんな蒸し暑い夜には、身も凍り付くようなドキドキ感を味わえる一級の作品となっています。本当にお奨めです。


カチンコグッドラック感動のお奨め度:(81点)

1)オリジナルティーあふれるストーリーと意外な展開は説得力があり、
  しかも様々な愛と哀愁・切なさが含まれている。(20点満点−18)

2)考え抜かれた自然なセリフ(脚本)に何度も胸を打つ(10点満点−8)

3)今までにない主演者の演技とストーリー展開での登場人物の成長・変貌
  ・怒り・悲しみに胸を打つ(10点満点−8)

4)助演者・脇役らに存在感があり、各シーンに溶け込み表情
  ・セリフを自分ものにしている(10点満点−8)

5)動と静の音楽が各シーンの感動を増幅させて、メインテーマは心に残る(10点満点−7)

6)撮影が新鮮で記憶に残るシーンが随所にある(10点満点−8)

7)テンポのいい編集は心地よい緊張と緩和を生み、
  感動のラストシーンへ導いていく(10点満点−8)

8)違和感のない特殊効果は映画の質を落とさずリアリティーを感じる or
  凝った美術・衣装・時代考証は違和感がなく自然で美しい (10点満点−8)

9)総合点:この映画・DVD・ビデオを見てもがっかりしない、満足度、お奨め度(10点満点−8)

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