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グッドラック感動のお奨め映画コミュの「フラガール」見たよね!

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無から新たなものを作り出すとき、
そこには多くのエネルギーを必要とする。

昨年の日本アカデミー賞を総なめにした映画「フラガール」は
そんなエネルギーがぶつかり合う秀作ドラマです。
舞台である1965年 昭和40年はこんな時代でした。
[国内]
佐藤栄作内閣、ILO87号条約批准法案、農地報償法案を成立、さらに日韓基本条約を社共両党の反対を押し切って成立。不況と物価高が深刻化し、山陽特殊鋼の倒産、山一證券の経営危機に。政府は不況対策として、戦後初の赤字国債発行を決めた。JALPAKに人気。東京に初のスモッグ警報。第1回プロ野球ドラフト会議。シンザン5冠馬

[国際]
ベトナムでは米軍による「北爆」や地上軍派遣が始まり、戦争はさらに拡大した。日本国内でも一般市民が加わる広範なベトナム反戦運動が始まった。

[映画]
「赤ひげ」監督:黒澤明。
「東京オリンピック」監督:市川崑。
「飢餓海峡」監督:内田吐夢。

[流行曲]
 ●「君といつまでも」 歌 加山雄三。
 ●「網走番外地」 歌 高倉健。
 ●「さよならはダンスの後に」 歌 倍賞千恵子。
 ●「愛して愛して愛しちゃったのよ」 歌 田代 美代子
第7回日本レコード大賞
「柔」 美空ひばり 作曲:古賀政男 

本州最大の炭坑だった常磐炭坑、時代の流れは石炭から石油と移行し、
日本の基盤産業は大きく変わろうとしていた。
あくまで時代の流れに反抗しようとする三代続いた石炭男。
そんな男達を支えてきた炭坑の母。
そんな家族の中で育った夢多き娘。
この一家を中心に物語は進行する。

日本の屋台骨を背負っていた炭坑の誇り高き男達。
その<自尊心>が辛い肉体労働から彼らを守っていた。
時代が変わっても彼らの<自尊心>は、
風見鶏のようにそう簡単に代われないのだ。

2000人という大量人員削減。
時代は無常にも過去の遺物を押し流して突き進んでいく。
「ゆでカエル」が如く、時代の変化に遅れたものは死滅していく。

人前で肌を見せ、腰を振って媚びを売るような仕事に就こうする娘。
そんな娘と縁を切ってまで諫めようとする母。

しかし、髪を振り乱して熱心に練習する娘の姿に
自分達の時代の終焉を感じ、若い新たな時代の訪れを感じる母の眼差し。
「いつまでも時代のせいにしてればいい」
「時代の方が変わったんだ。何故、俺達まで変わらなければならない?」
そんな人々の想いを飲み込みながらいつの時代も
人々は翻弄されていく。

人はスタンスを変えたくないのだ。
家族を守るために頑固なまでに固執してきたスタンスは
生きていくための大切な支柱だったのだ。
カメが脇目もふらず、モクモクと目標を目指して歩いていったからこそ
ウサギに勝ってしまった、この生き方を変えることなどできないのだ。

時代の変化を体で感じている若者達こそが、
その時代の先駆者達なのだ。
過去の栄光や遺物を背負ったことのない若者こそが、
無から有を作り出す大きなエネルギーを発することができるのだ。

石炭掘り三代の重みを背負った兄は、
時代の先駆者として突き進む妹を見ながら
自分たちの時代が確実に終わったことを知り、頬を緩めるのだった。

    ………

映画「フラガール」(お奨め度:85点)
この映画をベタだというような冷めた気持ちの若者達にこそ、
見て貰いたい秀作です。





コメント(3)

わーい(嬉しい顔)ロミオ様

素晴らしい感想ですね!
私とは違う切り口で、みずみずしい感性が溢れているように思います。
自分の気持ちを文章にすると云うことは、大変難しいことですが、
ドンドン書いて習慣にしていけば、
<自分のスタンス>が構築されていきます。

地球という星には、2005年の統計では、人口64億6千5百万人の人が住んでいます。
そして、1分に150人、1日で20万人、1年で8千万人、増えています。
(いずれ訪れる食糧難が心配ですが…)

しかし、ロミオ様とよく似た人は存在しても同一人物は存在しません。
あなたの感性は唯一のものだという認識をしっかり持って、
ドンドン伸ばしていって欲しいのです。

先日、ロッキー最後の映画「ロッキー・ザ・ファイナル」(2回目)
を見て私は<自尊心>という言葉の意味を初めて知りました。

私が弱くてもここまでへこたれず生きてこれたのは
<オリジナル>という気持ちと
<自尊心>の賜ではなかったかと思うのです。

日本の屋台骨を背負っていた炭坑の誇り高き男達。
その<自尊心>が辛い肉体労働から彼らを守っていたのです。
時代が変わっても彼らの<自尊心>は、
風見鶏のようにそう簡単に代われないのです。

しかし、そんな人たちのスタンスをロミオ様が云うように
「大きな愛」が変えていったのですね。
ただの愛ではなく、大きなという形容詞付きが良いですね。

こんな調子でドンドンオリジナルな発想で
自分の意見を構築していって下さい。
そして誇り高き女性を目指して下さい。
その誇りは<自尊心>として姿を変え身についていきます。

人が背筋を伸ばして、この人生を生き抜いていくために、
どんな不幸に遭遇しても、へこたれず立ち上がるために
<自尊心>は、自らを救い、勇気づけてくれるのです。

昭和40年代の「フラガール」の主人公達も
ロミオ様と全く同じ世代ですよね。
あの映画は実話です。
激動の昭和を生き抜いた新しい時代の女性達の物語です。

それでは、ロミオ様、
GOODLUCK!

微力ながらこれからも応援させていただきます!


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