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ただ木を見るコミュの初めて木を触り、葉っぱを千切った日。

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木を触る。
葉っぱを千切る。

そんなことを
街中で粛々とたじろぐことなく
やっていたことがある。



あまり記憶が鮮明でないのが残念で
ならないが、幼い頃、祖父がシャイな僕を
散歩に誘いとりとめも無く歩いていると
丁度腰の高さほどのササキツツジの葉を
千切っていた。
正確に言うと、歩きながら葉を掴み取っていた。


こういうことが本当にしばしば目の前でなされていた。

ある日、僕はその意味を知りたいと思った。
簡単な質疑応答だったと思う。

『ほって置くと伸びすぎでしまうから毟っておいたほうが好いんだよ』

当時、極めて素朴な気持ちを持っていた僕には、
余計わけがわからなくなったのを覚えている。
何故それを祖父がやらなければならないのか。
それから、どうせやるならもっと広範囲に渡ってやるべきでは
ないだろうか。どう考えても祖父は部分的にしか毟っていなかったし
どちらかと言うと、思いつきや、発作的な部類の手わざにしか
見えなかった。


疑問が疑問を呼び、僕は何故か納得した。
それから僕は通りすがりの街路樹にはペタペタと
手形をつけるように、
また、それがササキツツジであろうとアベリアエドワードゴーチャでなかろうと、
大抵触り、千切ったりした。

社会人になってから若干人目を意識するようになり、
こういった習性は影を潜めつつある。

それでも、アブストラクトで雰囲気的なこんな行為と
心と体が一体となって、湧き起こるような衝動を
抑えることができない。

多分祖父はそうだったんだろう。
意味もなくただ触りたかっただけだったんだろう。


ちぐはぐでしたが今日は
この辺で時間らしいので。。。

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