1964年7月16日、大阪生まれ。大阪音楽大学作曲科卒。在学中よりプロとして活動を開始。上京後、日野元彦、佐藤允彦らのグループを経て91年よりニューヨークを拠点に活動。日野皓正、ハンクジョーンズ、穐好敏子等と共演する。92年にニューヨーク在住の若手ミュージシャン奥平真吾、池田篤、井上智、大野智子らと共に「インサイド・アウト」を結成。CD発表と同時にNYのブルーノート、スイートベイジルなどに出演する。95年には椎名豊、ロイ・ハーグローブと共に レコーディングに参加。97年には自身のリーダーアルバムを発表し、日本全国をツアーしたほかNYのカーネギーホールでも演奏する。98年にはハンク・ジョーンズ、ベン・ライリーとともにグレートジャズトリオのCDレコーディングに参加。エイブラハム・バートン、マット・ウィルソン、ドンフリードマンなどのグループでNYの各ライブハウスでの演奏やヨーロッパツアーなど国際的に活動。ほかに共演したミュージシャンはデューイ・レッドマン、リー・コニ ッツ、デイブ・リーブマンなど多数。2002年2月には自身3枚目のアルバム「Peace」(M&I)を発表。朝日新聞の「今月の10枚」に選定されるなど高い評価を得ている。2004年には活動の拠点を日本に移し、2005年9月には自身4枚目のリーダー作となる「Back To The Groove」(M&I)を発表し、レコーディングメンバーの石井彰(p)、小山太郎(ds)からなる自己のグループでも国内を中心に活動。また 2006年まで7年間、辛島文雄トリオのレギュラーをつとめ、 アルバムにも2枚参加する。現在、塩谷哲トリオの一員としてアルバムに参加し、全国で活動するほか、江藤良人RAYカルテット、竹内直カルテット、サックス奏者、ティム・アマコストとのグループ「New York Standards Quartet」のレギュラーメンバーとして日本、アメリカ、ヨーロッパなどでも活動する。その他、大坂昌彦、TOKU、渡辺香津美などとの数々のセッションにも参加。また、プロデューサーとして沖縄出身のボーカリスト、安富祖貴子のアルバム「魂」(2006)「マブイのうた」(2007)をプロデュースし、制作企画 賞とニュースター賞を受賞。自身は2007年度スイングジャーナル誌の人気投票でベース部門で1位、ウェッブサイトJazzPageの人気投票のベース部門で99年度、2005年度、1位にランクされる。
■松村誠(牧師/写真家/デザイナー)群馬県草津町生まれ。少年時代を豊かな自然に恵まれた群馬県利根郡川場村ですごす。明治大学在学中に写真家星野道夫氏に出会い、その人柄と写真に魅かれ、自然をテーマとする写真家を志す。 1989年6月、写真家並河萬里氏に師事グアテマラおよびメキシコ国立人類学博物館にて、ことにマヤ関連の歴史的文化遺産からの出土品撮影助手TBS番組新世界紀行『色の不思議』でリポーターを務める並河萬里氏の付き人としてメキシコ・グアテマラ・パナマ・サンブラス諸島に。その他、並河萬里写真展、写真集製作などに関わる。 1991年5月にフリーに。同年6月 アラスカで撮影活動を続けていた星野道夫氏を訪ねてフェアバンクスに。Gates of the Arctic National Park and Preserve および Denali National Park and Preserve にて撮影活動北極圏アラスカにて撮影中に受けとめたある気づきがきっかけで牧師の道へ。1998年から2008年3月まで山梨県の八ケ岳南麓に清里の父ポールラッシュ博士によって建てられた長坂聖マリヤ教会牧師をつとめ、2008年4月より甲府聖オーガスチン教会牧師。